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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
巻一 永禄十一年戊辰以来織田弾正忠左京公の御在世、且これを記す
172/2152

左京入洛十余日の内に五畿内隣国仰付けられ、征夷将軍に備へらるるの事其漆

 更に、その昔、源九郎判官義経が一の谷の合戦でひよどり越えの崖を駆け下った時に身にまとっていた鎧を献上した者もいた程でした。


 多分、それが偽物だとしても、左京には見分けがつかないと思う地の文です。


「うるさい!」


 真実を究明した地の文に理不尽に切れる左京です。


 芥川に十四日間逗留した間、左京に献上品を渡そうとする者達で門前は市をなすようでした。


 十四日、義昭は芥川から都に戻り、六条の本国寺に入りました。


 天下の人々は、皆おしなべて、顔に喜悦の色を浮かべたそうです。


 左京もほっと一息吐き、側近の軍勢を引き連れ、そのまま清水寺に入りました。


 そして、清水の大舞台から飛び降りました。


「飛び降りねえよ!」


 どうしても左京を亡き者にしたい地の文に切れる左京です。


 その他の武将達も同様に都に入り、下っ端の者には言う事を聞かない連中もいると思われるので、都の内外を厳しく警固をさせたので、悪事を働くような事はありませんでした。

 

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