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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
137/2152

十四条合戦の事其弐

 戦は再び足軽の戦いとなり、夜に入りました。


 敵の真木村牛介が先頭になってかかってきたのを追い散らし、稲葉又左衛門を池田勝三郎恒興、佐々内蔵佐成政の二人が相討ちで討ち取りました。


 夜戦となり、一方は突き負けて逃げ去る者もあり、また別の方では、突き立ててかかる者もありました。


 やがて、敵方は夜の間に撤退してしまいました。


 警戒心の強い臆病者の左京は、夜が明けるまで陣を構えていました。


「うるさい! 慎重と言え!」


 真実を余すとところなく述べたはずの地の文に理不尽に切れる左京です。


 日の出を待って、五月二十四日の早朝、左京の軍勢は洲の俣に帰陣しました。


 この合戦にはまだ木下某は参加していないとだけ告げておく地の文です。


「早く天下を獲りたい!」


 気の早い木下某はどこかで雄叫びをあげました。無視する地の文です。


 しばらくして、洲の俣の砦は引き払いました。


「そうなんですか」


 くノ一から詳細を聞いた樹里は笑顔全開で応じました。

 

 

 

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