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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
115/2152

今川義元討死の事其弐

 心配していた通り、夜明け頃、佐久間盛重と織田玄蕃から、


「すでに鷲津山と丸根山の二つの砦が敵の攻撃を受けております」


 悲痛な知らせが届きました。


 この時、左京はのんびり樹里の膝枕を堪能していました。


「違う!」


 深層心理を見抜いた地の文に焦って切れる左京です。


「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。一度生を得て、滅せぬ者のあるべきか」


 左京は「敦盛」を舞い、唄いました。


 遂におかしくなってしまったようです。


「それも違う!」


 見たままを告げた地の文に更に切れる左京です。


「法螺貝を吹け、武具をよこせ」


 左京は命じました。タ◯ちゃんマンを呼ぶのでしょうか?


「誰だよ!?」


 八十年代のお笑いが大好きな地の文に激ギレする左京です。


 左京は鎧兜に身を包み、立ったままで食事を摂り、出陣しました。


「ご武運を」


 樹里は笑顔全開で左京を見送りました。


(義元をやっつけて、樹里様の膝枕だ)


 そんな時にもエロい事を考える左京です。

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