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今川義元討死の事其弐
心配していた通り、夜明け頃、佐久間盛重と織田玄蕃から、
「すでに鷲津山と丸根山の二つの砦が敵の攻撃を受けております」
悲痛な知らせが届きました。
この時、左京はのんびり樹里の膝枕を堪能していました。
「違う!」
深層心理を見抜いた地の文に焦って切れる左京です。
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。一度生を得て、滅せぬ者のあるべきか」
左京は「敦盛」を舞い、唄いました。
遂におかしくなってしまったようです。
「それも違う!」
見たままを告げた地の文に更に切れる左京です。
「法螺貝を吹け、武具をよこせ」
左京は命じました。タ◯ちゃんマンを呼ぶのでしょうか?
「誰だよ!?」
八十年代のお笑いが大好きな地の文に激ギレする左京です。
左京は鎧兜に身を包み、立ったままで食事を摂り、出陣しました。
「ご武運を」
樹里は笑顔全開で左京を見送りました。
(義元をやっつけて、樹里様の膝枕だ)
そんな時にもエロい事を考える左京です。




