2-EXⅡ
2章に登場した人物の簡単な紹介です。
『エリザベート』
人間種。奴隷商人の護衛をしていた戦奴隷。15歳。LV42。
腰まで伸びた流れるような金髪に晴れた青空のような青い瞳が特徴。
見た目はどこかの深層の令嬢だが、高い戦闘能力を有す剣士。
普段は感情をあまり見せないが仇敵の事と妹の事が絡むと感情が乱れる。
強くなることに貪欲で主にもそれを求める脳筋貧乳娘。
愛称はリザ。
『レティシア』
人間種。奴隷商人の護衛をしていた戦奴隷の妹。12歳。LV15。
肩まで伸ばした栗毛にエメラルドグリーンの瞳を持ち、姉とはあまり似ていない。
だけど、互いを思いやる姿は疑う余地も無く姉妹。
奴隷の前は修道院で暮らしていたため回復魔法などを習得。
姉が幸せになる事を心から願っている。
愛称はレティ。
『オイジン』
獣人種の猪人族。『紅蓮の旅団』、オルド班に所属するC級冒険者。20代中頃。LV72。
寡黙ながらも面倒見が良い青年。レイと旅の合間に槍を用いて稽古を付けていた。
実は、本来なら別の馬車に搭乗する予定だった。だけど、子供二人が乗る誰もが敬遠する馬車にあえて乗った。
サバイバル能力も高く、様々な技術に秀でている。
『ハイジスト』
獣人種の犬人族。『紅蓮の旅団』、オルド班に所属するC級冒険者。20代前半。LV59。
索敵を得意とする斥候担当。クランの中でも伏兵、罠、異変に対する察知能力はピカイチ。
だけど高すぎる感覚器官が災いし、匂いの濃い場所、音の騒がしい場所は多少苦手。
愛称はハイジ。
『カーミラ』
人間種。『紅蓮の旅団』、オルド班に所属するC級冒険者。20歳前後。LV61。
班の中でも要といえる回復役を担う一人。レイが大分お世話になっている。
非常に高い治癒能力を持ち、潰れた腕や損傷した内臓を短時間で復元できる。
クランの中でもファルナと年が近い為、姉妹のような間柄。
『ホラス』
人間種。『紅蓮の旅団』、オルド班に所属するE級冒険者。17歳。LV25。
長い茶髪を紐で括った青年。鋭い瞳が特徴的。
ファルナに惹かれてクランに入った。そのため、彼女の取り巻きともいえる人物。
そのため彼女の事になるすぐ頭に血が上ってしまうが、根は悪人では無い。
『マクベ』
人間種。『紅蓮の旅団』、オルド班に所属するF級冒険者。11歳。LV12。
まだ『紅蓮の旅団』に入ったばかりの新人冒険者。勝気そうな胡桃色の瞳が特徴。
ファルナの取り巻きというよりも、彼女を想うホラスを慕う。
『ファリス』
人間種。『紅蓮の旅団』創設者。故人。
オルドの妻にしてファルナの母。顔立ちは娘とよく似ている。
若かりし頃のオルドと決闘して彼の身柄を自分の物とした過去を持つ。
鍛冶王が打った彼女の双剣は娘に受け継がれた。
『ニコラス』
人間種。鍛冶王に憧れる見習い鍛冶師。15歳。LV12。
紫がかった赤い髪と灰褐色の瞳。腰に提げたハンマーがトレードマークの少年。
田舎で慎ましく暮らしていたが飢饉により貧窮した家族を助けるために性奴隷へと身を窶す。
数年間、女貴族に弄ばれた後に捨てられたところを鍛冶王に拾われ弟子入り。
ある鍛冶に関係した技能を所持しており、将来有望な職人。
『女帝』
人間種。シュウ王国の中央に位置するウージアの領主。30歳。
先王の後妻として嫁いできた帝国の王族。
豊満な肉体を持ち、男だけでなく女でさえも引き寄せる妖しい美しさを持つ。
肉体関係の無かった夫の死後、王宮に留まれず、かといって帝国にも戻れずにいた。
だが両国から幾らかの資金を調達し大規模な土木工事の結果ウージアを一大都市へと築いた。
普段は街の中央部の館で爛れた生活を送る。
『ガシャクラ』
人間種。ウージアの暗部に潜む者達の頭領。60代前半。LV79。
黒い頭巾に身元を隠した衣装を着こんだ誘拐犯。
一度はレイを瀕死に追いやったが、その後の戦闘で手下の殆どを倒される。
更に自身も腕を切り落とされ方々のていで逃げ帰ってしまった。
『リンドウ』
人間種。頭領の配下。10代後半。LV27。
石化魔法を扱うトンファー使い。
レイが初めて殺してしまった相手。
『ハインツ・ゴルゴン』
人間種。奴隷を扱う名門一族の後継者。30代前半。
神経質そうな痩せた男。愛用のパイプを手放すのは死ぬ時と決めている。
扱う品物や見た目から好印象は持たれ難いが懐の深い人物。
『老婆』
人間種。奴隷を扱う名門一族の化石。80代後半。
常に香を焚いている、魔女のような老人。
実はハインツの祖母に当たる人物。先代の当主。
『カリストロ』
人間種。フェスティオ商会の商人。
馬車の御者を務めていた一人。
『船長』
人間種。フェスティオ商会の一番船シードラゴンの船長。
レイとかオルドが航海中に甲板で暴れるので壊されるのではないかと冷や汗を流していた。
『ヤルマル』
人間種。アマツマラのギルド長。70歳前後。
冒険者、商人、職人の三つの部門全ての統括者にして、シュウ王国の全てのギルドの長。
事務方で出世したタイプ。
『リフャルト』
人間種。アマツマラの商人ギルド所属。60代前半。
ギルドに所属する鑑定士。堅苦しい印象を人に与える厳格な老人。
普段は鑑定のみを仕事としているが精霊祭におけるオークションの責任者を任される。
『ヌルス』
人間種のホビット族。アマツマラの商人ギルド所属。40代後半。
樽のような体型をした、精霊祭特別地域担当官。
見た目の割に非常に有能だが、ドジ属性が全てを打ち消す。
『カザネ』
人間種。アマツマラの宿屋の女将。40代後半。
ワザとレイにベッドが一つしかない部屋を提供したりする悪戯好き。
コーヒーに嵌っている旦那が隣で食堂を経営している。
『クロト』
人間種。闇ギルドの奴隷商人。故人。
主に奴隷の買い付けなどを行っていたが他にも盗品の売買にも手を着けていた。
ネーデの街から西の丘でハーピーたちに襲われ、森へと逃げたが追いつかれて自身のキャラバンごと全滅。
生き残ったのは囮にした姉妹だけだった。
『エイリーク・レマノフ』
人間種。冒険王。故人。
エルドラドにて転生した日本人。日本人としての名前は『安城琢磨』。
転生した経緯は不明だがギルドを設立。更に統一文字、統一貨幣、統一規格を生み出す。
その上、トランプや日本における定番のカードゲームをエルドラドに普及させた。
それらが数百年経った今でも残っていることから彼の偉大さが伺える。
数名、登場しているのにここに書いていない人物もいます。彼らは次の紹介で書きます。




