2-6 奴隷の姉妹
「大丈夫ですか? レイ様?」
心の底から心配している風な気遣わしい声が草原に横たわる僕へと降り注ぐ。オルドの一撃を受けた僕は弧を描く様にして草原へと墜落していた。傍で見ていたエリザベートにしたら、気が気でなかったろう。ホーンハーピーを撃破してやっと危険地帯から抜けたのに、僕が死んだら全ておじゃんだ。
エリザベートが駆け寄り、膝をついて僕を覗きこむ。僕は殴られた腹や顎を摩りながら上半身を起こす。
「うん……大丈夫。見た目ほどの威力は無かったかな」
「え? あれほどの一撃だったのに?」
不思議そうに小首を傾げる彼女は娘にも同じように拳を振り下ろしていたオルドへと向いた。あのオッサンは僕を殴り倒すやいなや、すぐさま愛娘の所へと駆けて行った。ファルナも逃げもせずに拳を受け入れた。
オルドの強烈な一撃は僕の意識を落としはしなかった。というよりも、絶妙に手加減をされていた。振りの鋭さは本物だったが、当たる直前に拳を止めたのだ。僕の体を殴打したのはその際の風圧だった。本気で振りぬいたオルドの一撃なら僕の胴体を貫通していた。
今の一撃はパフォーマンスだろう。
遠くでロータスさんが合図をすると、街道を逆走してキャラバンが屍の丘へと戻って来る。おそらく他の『紅蓮の旅団』の冒険者やフェスティオ商会の人たちにリーダーとして叱っているところを見せるために大げさに殴ったと推測できる。
とは言うものの、それでもそれなりのダメージを負ってしまい立ち上がる事は出来そうにも無い。風圧だけで人を飛ばせるとはやはり規格外すぎる。
立ち上がれない姿を察したエリザベートが肩を貸してくれた。
礼を言いながら僕は勇ましく戦っていた女剣士とは思えない程薄い肩に掴まり、立ち上がる。
「どちらに向かいますか?」
彼女は視線をオルドとキャラバンの間を彷徨わせる。
「オルドの方に行きたい。とにかく、現状の報告と……ちゃんと謝らないとね」
「……分かりました。微力ながら私も一緒に頭を下げます」
エリザベートはオルドの方へと足を進める。
「ったく! オイジンから報告を受けた時は、オレぁ心配で心配で心臓が止まりそうになったぞ!!」
「はいはい。分かったから話を聞いてくんない、親父?」
馬車の残骸から外に出てきたファルナは説教をするオルドの前で正座をしていた。彼女の手は先程殴られた時にできたタンコブらしき物を摩っている。レティがオルドの迫力に怯えて馬車の陰から二人を見つめていたが、僕らがやって来たのを見て飛び出した。
「おねーちゃーん!! 無事で良かったよ!!」
エリザベートの胸に飛び込んできたレティはしがみついて離れない。そんな妹の様子を見た姉は慈愛の笑みを浮かべて、栗毛色の頭を優しくなでる。
すると、ファルナへの説教を中断したオルドがこちらにやって来た。僕はエリザベートの肩から手を放して、おぼつかない足で彼の前に立つ。禿頭の大男はむっつりとした表情で髭を撫でながら僕を見下ろす。そんな彼の前で膝をついた。
ファルナと同じく正座をする。
「オルド……さん」
思えば、このオッサンに敬称を付けるのは初めてかもしれない。正直、最初に公衆浴場で会った時にひどい目に合ったせいで敬称を付けてたまるかと思っていた。しかし、この場で呼び捨ては不味いと思いつけた。
じろり、と彼の鋭い視線が僕を射抜く。その眼光に耐えながら言葉を継ぐ。
「言いつけを破り馬車を勝手に降りた上、ファルナまで巻き込んでしまい、更にキャラバンの進行を妨げてしまい、申し訳ありません!」
僕は草原に額を擦りつける。その姿を見た者が息を呑むのが気配で分かる。
「レイ! お前、そんな事しなくても!!」
「ファルナ!!」
ファルナが大声を出して僕の行いを止めようとしようとすると、それを超える声量でオルドが娘の言葉を妨げる。
「……男の土下座は安くねぇ。……黙ってな」
父親の真剣な声色にファルナは押し黙る。代わりにエリザベートが妹を引きはがすと、僕の隣に同じように膝をついた。
「待ってください。『紅蓮の旅団』、団長のオルド様」
「……何者だ、アンタらは」
「私達は馬車に乗っていた奴隷です。主人にモンスターの囮にされて、いまにも殺されそうになった時に、レイ様やファルナ様に助けられました。ですから……罰を与えるなら私に!」
同じ様に額を擦りつけた少女の姿を見てオルドは大きなため息を吐いた。
彼の視線は周りに散らばったモンスターの死骸や、壊れた馬車から今にも土下座の列に加わりそうなファルナや、姉を心配そうに見るレティ、そして二人並んでしている土下座を順番に見た。そして最後に街道を戻って来た馬車の方を向く。
頃合いだな、と彼が呟いたのが風に乗って聞こえた。
「レイ……お前はお人好しの向う見ずな奴だが、バカじゃねえ。ただ、モンスターに襲われている奴がいたから助けに行った……なんて風には動かない。なんで指示を無視して降りた?」
僕は顔を上げると、オルドの目をまっすぐ見た。娘とは違う、茶色がかった瞳に理性の光が宿っているのを見た。
「この人たちは、僕の命の恩人です」
きっぱりと大きな声で言った。
周囲にちゃんと伝わる様にはっきりと言う。
「ネーデの街にたどり着く前にモンスターに襲われたところを助けてもらった命の恩人。そんな人たちを見捨てるわけにはいかなかったんです」
周囲に集まった冒険者や商会の人たちがざわつく。オルドはそちらをちらりと伺うとオーバーなまでのため息を吐いた。
「なら、仕方ないな」
あっさりと、そう言う。彼はくるりと集まった集団に向かうと声を張り上げた。
「聞いての通りだ、皆の衆! こちらのお嬢ちゃんたちは仕えていた主人に見捨てられ絶体絶命の危機。そこをレイとファルナは命を懸けて助けに入った。レイにとって彼女らは命の恩人! ファルナにとってレイは命の恩人!」
一拍間を置くと、集団の様子を伺う。スポンジに水が染み込む様に集団の中にオルドの言葉が広がる。
手ごたえを感じると彼は言葉を継ぐ。
「年若い冒険者は自分の行いを反省している。オレも二人にちゃんと雷を落とした! だからと言うわけじゃないが、ここはオレに免じて二人を許してほしい。頼む、このとおりだ」
オルドは集団に向かって頭を下げた。騒めく彼らは互いの顔を見合わせ、決めあぐねていた。そんな中、一人の男性が集団から一歩前に進む。
ジェロニモさんだ。
「頭を上げてください、オルドさん」
オルドのように声を大きく張りあげてはいない。それなのに彼の言葉は静かに響き渡る。
「貴方にそこまで言われて、私たちが折れない訳にはいきません」
「ジェロニモ」
「今回は貴方の顔に免じて、商会として不問とします。いいですか、皆さん?」
ジェロニモさんが商会の人たちに問いかけると、彼らは一様に頷く。『紅蓮の旅団』の冒険者も口々に二人が言うならと発言する。
「ありがとう、お前ら、ジェロニモ!!」
「良いってことですよ、オルドさん。さあ、君たちも頭を上げてください」
僕らはジェロニモさんに言われて立ち上がる。
レティやファルナ、エリザベートはほっとした様に胸をなで下ろしていた。すると、ロータスさんをはじめとする女性冒険者達が彼女たちに近づき、労りの言葉を投げかけた。気づけば三人を取り囲むように輪ができた。
その輪に加わらずに僕はこっそりとオルドとジェロニモさんに近づく。他の人たちは彼女たちに声をかけていためこちらに気づいていない。
「二人とも、ありがとうございます」
頭を下げた僕に、二人は顔を近づけ、声を低くした。
「お前も上手く乗っかったな」
「ええ。お上手でしたよ、レイ君」
大人たちは含みのある笑みを浮かべて、壊れた馬車へと向かった。そんな大人の背中を僕は見送りつつ、僕の小細工はお見通しだったかと呻いた。
何という事は無い。
今の土下座はある種のパフォーマンスだ。オルドが僕を思い切り殴らなかった所で彼の本心は僕を罰したくないと思っていると分かった。一方でリーダーとして自分の指示に従わず勝手な事をした人間にある程度の制裁をした所を見せる必要があった。そうしないと周りへの示しにならない。
そこで僕は大げさなほどの土下座をした。周りに見せつけるためだ。オルドはオルドで僕の真意を見抜き、大げさな身振りで群団の心理を誘導する。最後はジェロニモさんが止めを刺して、この一件を終了させた。
ある意味汚い大人のやり方ではあるが、効果は見ての通りだ。エリザベートやレティはキャラバンにもめ事を引き寄せた種としてでは無く、哀れな被害者として受け入れられた。
僕が集団に囲まれている三人を見ていると、馬車に向かっていたジェロニモさんとオルドが小走りで戻っていき、集団を掻き分けるとエリザベートとレティの前に立つ。その慌てぶりに驚いた僕は集団へと近づいた。
「君たち! 君たちの主人はどこにいる!?」
「えっと……前の主人なら北の森に逃げ込みました。でも、そこで死んでしまったと思います」
エリザベートが森を指すと二人は険しい顔をしつつ森を睨む。ロータスさんがただならぬ様子の二人に近よった。
「どうかしましたか、団長?」
「ロータス。すぐに森へ入る準備だ。メンバーは任せる。馬車はここで待機。あと、後続に魔水晶による通信文を送れ」
「分かりました……文面はどうします?」
「『先の通達は全て破棄。当面の脅威は消滅されたと思う。ルートは当初の通りにするべし』。以上だ」
指示を受けたロータスさんはすぐさま行動に移る。集団に向かい、オルドの指示を伝え、森に入る準備を始める。
僕らは森へ入るグループと、キャラバンに残るグループの二つに分かれた。森へと入るグループにエリザベートが加わるのは当然と言える。主人の顔を知っているのはエリザベートとレティだけだ。彼女らのどちらかが行かないといけない。
そして、彼女らの今の主人であることを理由に僕も森へ向かう方へと加わった。ファルナにはレティの傍に居てほしいと頼んだ。彼女も来たがっていたがしぶしぶ受け入れた。
オルドとジェロニモさんを筆頭に合計八人の人間が森へと足を踏み入れた。
北の森は昼の日差しが木々の隙間から差し込み明るく輝いている。僕にとって森とはあの手を伸ばせば指が見えなくなるほど濃い闇を孕んだ空間だけに、目の前の暖かい雰囲気に面食らう。夜の森とはまったく雰囲気が違う。
森には動物が生息しており、時折こちらの様子を伺う様にウサギやキツネが現れる。草木に姿を隠してはこちらを伺い、目が合えば逃げていく。
冒険の書によると、動物はモンスターの退化した姿と書いてあった。モンスターは迷宮で生まれた際に魔石を体に埋め込む。そんな彼らがスタンピードに乗じて地上に攻め入り、森や洞窟などに逃げ込みコミュニティを築く。そうすると彼らは子作りすることでコミュニティを維持しようとする。すると不思議な事に代を重ねるごとに魔石は縮小しつつ最後には消えるのだ。
結果、短くない年月が過ぎた時、そのコミュニティにはモンスターは無く、動物だけが残ると言う。
だから目の前で僕らを見ているウサギも何代か前は人を見たら襲うモンスターだったのかもしれないなと思いつつ見ていると、視線に気づいてくるりと反転した。そこを、ぶん、と槍が振るわれる。ウサギの小さな体に槍の穂先が食い込む。
声も無くウサギは絶命した。オイジンが袋を取り出すと手早く血抜きをしたウサギをそこに入れた。早業のように行われた一連の行為を呆然と見ていたら、オイジンが振り返り、袋を掲げた。
「食料。確保」
寡黙な青年は森では不向きなはずの長物を器用に振り回し、食料となる獣を仕留めては回収していく。
僕らが北の森に入ってからもう20分程時間が経った。
森を歩きながらエリザベートから森に逃げ込んだ前の主人の情報を聞いていた。彼女曰く、前の主人は堅気では無い。
奴隷商人だった。
「私と妹のレティは前の主人……クロトの護衛をしていた戦奴隷です」
珍しく、と言えるほど親しくしているわけでは無いがエリザベートが前の主人を呼び捨てにしたのは意外だった。ちらりと、彼女の秀麗な横顔に目線を向けた。柳眉が下がり、複雑な感情を露わにしつつ彼女は言葉を継ぐ。
「クロトは西方大陸から中央大陸へと渡り、奴隷を買い付けておりました。レイ様とお会いしたのも近くの村で奴隷を購入するために野営をしていた時です」
「そういえば、街の人たちに自分たちの事を喋らないでほしいって言ってたけど、あれは一体?」
「私にも分かりませんが、クロトはあまり審判官の常駐している街などには寄りたがらず、自分の存在を隠していました。ですから街の人間に見つかった場合口止めをしろと命じられていました。……いま思い出すと、まるで逃げ隠れしているかのようでした」
先頭を歩くオルドは押し黙りつつも話に耳を傾けている様だ。僕はエリザベートに先を促すように続けた。
「私達のキャラバンは三台の馬車に騎馬が二つ並走していました。行動を共にしていたのは全部で二十人。クロトを除けば商品と彼の奴隷でした」
「……やはり、まともじゃ無さそうですね。……続きをお願いします、エリザベートちゃん」
集団のやや後ろを歩きつつ、周囲を冒険者で固めたジェロニモさんが考え込みつつ先を促す。エリザベートは頷いて話を続けた。
「レイ様に助けられる二十分ほど前でしょうか。同じ戦奴隷として騎乗していた護衛が南の森から現れたオークの集団に襲われたのです」
彼女は歩みを止めずに、何があったかを思い出しながら語る。
「馬車も襲われそうになったため進路を北の方へと向けて走りました。ですが、行く手を阻む様に今度はハーピーの群れが現れました。後方の三台目に乗車していた私は武器を構え、ハーピーの群れを掻き分けてでも森へと向かおうとしました。ですが、急に馬車が止まりました」
「止まった……なんで、また?」
僕が問いかけると、彼女は前を見つつ、口を開く。
「二台目に乗車していたクロトがボウガンで馬を射抜いたのです。森へと消えていく直前、彼は命令を残していきました」
「……馬車を守れ。……動くな、か」
「……ええ。クロトは命じた後、またそこに戻るから荷物だけは死守しろと言って森の奥へと消えていきました」
「それで、森の中なのに馬車の車輪の跡があるってわけだ」
足元を見ると、湿気た土の上にくっきりと車輪の跡や、馬のひづめが残されている。僕らはその後を追いかけて森の中を進んでいた。
すると、先頭を歩いていたオルドが手を上げて僕らを制する。集団は一度止まり、オルドを注視する。彼はしゃがみ込みながら草むらへと近づき、ハイジを手招きした。
ハイジが小走りで団長の元に駆け寄った。
「どうかしました、団長」
「前方で羽音が聞こえる。お前はどうだ?」
問われて、犬人族の自慢の耳をぴくぴくと立たせた彼女は目を瞑り意識を音に集中させる。数秒の後、彼女の目がゆっくりと開いた。
「数は五。おそらく、食事中です」
「そうか……オイジン。行けるか」
「問題ない」
簡潔に猪人の青年が言うと、名に恥じない俊敏な疾走で森の奥へと消えていく。鳥の羽ばたく音はするが、悲鳴すら上げさせずに倒すと彼は帰って来た。証拠のように穂先を赤く染めた以外、跡すら残らない早業だった。
僕らは安全になった森の奥へと進んだ。
森の奥では屍の山が築かれていた。ただし、森の外とは違い、人間の屍で築かれている。
馬車が二台とも横転し、粉々に砕かれている。馬もハーピーに殺されたのか寝そべるように死んでいた。だけど、その中でも、目を覆いたくなるのは大量の死体の山だ。
馬車の残骸に下敷きにされた死体。啄まれていた食いかけの死体。鎧を着込むながら苦悶の表情を浮かべる死体。どれもこれも、五体が無事な死体は殆どなく、森を赤く染め上げる。ハーピーの死体が重なる様に上に積まれ、その死体には肉を啄まれた跡がある。ハイジの言っていた食事中の意味が分かった。
そしてなによりも、一番むごいのはボロを纏った子供たちの姿だ。年のころはどれもリラちゃんと同じぐらいか、それよりも幼いかもしれない。足に錠と鎖が繋がれ、隣同士と結びついている。これでは逃げる事もままならなかったろう。
そんな哀れな子供たちも皆息絶えて骸を晒している。
「―――っ。みんな」
隣に立つエリザベートが膝から崩れ落ちそうになる。傍で控えていた僕はすぐに彼女を抱きかかえる。肌の色が病的なまでに白く、血が通っていないと思わせるほど憔悴しきっていた。
「エリザベート。……辛いなら向うで休もう?」
「……いいえ。覚悟していたことです。私も立ち会わせてください」
僕の問いかけに気丈に振る舞いつつ答える。その間に他の冒険者たちは現場へと近づいていた。彼らは手慣れた様に優しく死体を並べていく。
「奴隷商人に戦奴隷五人。子供が男女合わせて七人に女性が五人ってところですかね。生き残りの二人を合わせれば確かに二十人ですね」
特に意外な事にジェロニモさんは眉ひとつ動かすことも無く、淡々と死体の数を数えていく。そして、ある死体の前で立ち止まった。
だらしなく突き出た腹に、禿げ上がった頭。人相もきつく、その死に顔は醜悪と言っていい。ただ、この死体たちの中で一際上等な衣服を着こんでいた。
「この人がクロトで間違いないですか? エリザベートちゃん」
振り返り彼女に確認を取る。エリザベートはジェロニモさんの足元に惨たらしい死にざまを晒す死体を一瞥すると頷いた。
それを見るなり、ジェロニモさんは手袋を取り出すと、死体へと跪く。止める間もなく衣服をくまなく調べるではないか。ポケットや襟元を捲り、ボタンを外し内側のポケットを調べ、更には布地を両手ではたいていく。何かを探している様だ。
捜査の手は衣服にとどまらず、ちぎれた足を見つけると、靴を脱がして中を改めるほどだった。僕らは周りを警戒しつつ、ジェロニモさんを止めるどころか手伝いながら死体を検分していく。
「やはり、認識票を持っていませんね。ハーピーに食われたか落とされたか。あるいは持っていないか。いえ……おそらく後者ですね」
三十分ほどして、ようやくジェロニモさんは手を止めた。すでに捜索の手は死体から馬車の残骸や木箱の残骸をあさる作業へと移っていた。それでも彼の求めるものは見つからなかった。
「だとするとジェロニモ。やはりこいつは……」
オルドが鋭い視線を物言わぬ骸へと注いだ。ジェロニモさんも同意する様に冷たい視線をクロトに注いだ。
「ええ。やはり闇ギルドの人間でしょうね」
読んで下さって、ありがとうございます。




