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Over In Dragon〜悲しみから生まれた絆…〜  作者: みけ猫 ミイミ
第3章〜動き出す国々と世界

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明かされた因縁{☆}

バルロスはルトルシニアとの因縁について語り始めた。

 ここはユリナシアの屋敷のシルヴァが寝ている部屋。涼香(バルロス)は、ドラゴノヴァとルトルシニアとの因縁について話していた。


「何から話せば……そうだな。…………」


 そう言い涼香(バルロス)は昔話を語り始めた。


 それは数百年前の事。海を渡り攻めてきたブレグランにより、ルトルシニアは北西側の領土を全て奪われた。


 その後ブレグランは、ドラゴノヴァの存在に気づき攻め入るも、龍の力を侮っていた為、返り討ちにあった。


 そしてドラゴノヴァは、ブレグランとの戦いにより、既に力を消耗していた。


 この時ルトルシニアは、ドラゴノヴァとブレグランの動きを3人の騎士に探らせていた。


 騎士たちは一旦この場を退き、この事を国に知らせると、最も近いドラゴノヴァの領土ゴンゴイルにルトルシニアの軍勢が奇襲をかけた。


 だがしかし、思いのほか苦戦を強いられゴンゴイルとルトルシニアの戦は長引いた。


 その為、ドラゴノヴァの他の領土の領主たちはゴンゴイルの危機を察知する事ができ、その事がバルロスの耳にも入った。


 そして駆け付けたバルロスにより、ルトルシニアはなす術なくやられその場を退いた。


 だが、それだけですむわけもなくバルロスは怒り、ルトルシニアのファストルに自らが赴き、城に攻撃を仕掛けた。


 すると、当時のファストルの王と大臣はこのままでは国が滅びてしまうと思いバルロスと交渉した。


 そう、今後ルトルシニアは、ドラゴノヴァに手を出さない事を約束した。


 バルロスはその言葉を信じその場は退いた。


 だが、ファストルに戻ろうとしていた騎士の1人が、城からの伝令を聞き、その事に対し納得できず引き返した。


 そしてゴンゴイルの街に単身潜入し、当時の領主と対決し倒した。


 だが、そこに駆け付けその光景を目の当たりにし怒り狂ったバルロスにより、ファストルの騎士は討ち取られた。


 するとバルロスは、その騎士を鷲づかみし、ファストルへと向かった。


 その後バルロスは、ファストル城にその騎士の亡骸を届けると、この事について問いただした。


 そしてファストルの王はその事について詫びるが、バルロスの怒りはしずまらなかった。


 するとファストルの王は、このままではまずいと思い、生贄として国の女を差し出すと言った。


 その要求をバルロスは条件付きで呑む事にした。



「……その条件が年に一度の龍神祭ってわけか』


 要がそう言うと涼香(バルロス)は頷き、


「うむ。そうなるな」


「って事は、ルトルシニアと共闘するのは難しいんじゃないのか?」


「ああ。本来なら我もルトルシニアなどと手を結びたくはない。だが現状のままでは、いずれドラゴノヴァ全土がブレグランに占領されてしまうだろう」


 そう言い涼香(バルロス)は窓の外を見た。


「では、バルロス様。どうなさいますか?」


「ユリナシア。我としては受け入れ難いが、己の我を通すわけにもいかぬ」


「それでは!」


「ああ、シルヴァ。ルトルシニアと共同戦線を張ろうと思う。それとクルテルとガディスにも伝言を頼む」


 涼香(バルロス)がそう言うと、要とユリナシアとシルヴァとゲラは首を縦に振り、涼香は心の中で頷いた。


 そしてユリナシアと要は手分けし、クルテルとガディスが休む寝室へと向かった。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇ要!連載再開なのかな?』…by,涼香


『いや、違うらしい。さっき作者が言ってたけど。たまたま書けたから更新したらしいぞ』…by,要


『え〜!いつになったら私たち先に進めるのよ』…by,涼香


『さあな。こればっかりは、作者じゃないと分からないからな』…by,要


『ん〜じゃ、作者にお願いしてくればいいわけか!』…by,涼香


『……Σ('ω'ノ)ノ!……いや無理(^▽^;)』…by,作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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