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「断罪の令嬢 ― 弁護士の記憶が織りなす逆転劇」  作者: 月白ふゆ
第三章

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第九話 裁けない形へ引きずる

軍法会議の朝は、音が少ない。


兵舎の起床ラッパはいつも通り鳴ったはずなのに、耳に残らない。人の声も足音も、どこか抑えられている。抑えられているのに、動きは速い。速いのに、雑ではない。雑にならない速度は、最初から終わりが決まっている時の速度だ。


会議場の前の廊下に、木箱が二つ積まれていた。封蝋が光る。封印があるから安全、という顔をしている。封印は便利だ。中身が正しいことを証明しないのに、正しそうに見える。


リリアナはその箱を見て、目を逸らさずに歩いた。逸らすと、気づいていないふりになる。気づいていないふりは、相手に時間を渡す。


横に並ぶアーデルハイトの歩幅は、いつもより半歩だけ短い。苛立ちでも焦りでもなく、壁の厚みを測っている歩幅だった。


「即日結審に変えた理由は、これで説明がつく」


彼が小声で言う。


「説明がつく?」


「議論の余地がある証拠を積み増すと、速度が落ちる。だから速度を維持するために、証拠を“整った写し”で固定する。固定したら、あとは結論まで走れる」


走れる。走れるが、走った先が正しいかどうかは別だ。軍は別を気にしない。気にするのは、止まることだ。


廊下の突き当たりで、軍法務の准将が待っていた。礼は完璧で、視線は冷たい。礼が完璧なほど、拒否が上手い。


「王太子殿下は?」


准将が探るように言う。


リリアナは答えない。答えるのは政治になる。政治になると、軍は被害者の顔を作れる。


代わりに、宰相ヴィルヘルムが淡々と告げた。


「殿下は必要な時に出る。今日の会議は、軍の秩序に従って進めればいい」


准将の口元が僅かに上がった。勝ちではない。やりやすさだ。


「承知しました。では、予定通り――」


「予定は変わる」


宰相は遮らない。遮ると感情になる。だから、言葉の位置だけを変える。


「結審の予定は、いまここで“予定”に戻す」


准将の眉が動く。


「即日結審は、軍の迅速な裁きのために――」


「迅速であることと、根拠が足りていることは別です」


リリアナがそこで口を挟んだ。声は低く、短い。否定ではなく、切り分け。


准将は視線を向ける。


「王太子付法務参事殿。軍の裁きは速さが命です。遅れは秩序を損ねる」


「秩序を守るために、止める話です」


リリアナは淡々と返した。


准将の口元の笑みが消える。止める、という単語は嫌われる。嫌われるからこそ、言い方を間違えると壁になる。


リリアナは壁を立てない言い方だけを選ぶ。


「結論を止めません。結論が“裁き”として成立する条件を確認するだけです」


准将が冷たく言う。


「条件など、軍が決めます」


「決めていい。だからこそ、決めた責任を守ってください」


リリアナは一枚の紙を差し出した。紙は軽い。軽いものは通る。通ってしまうから怖い。


准将は受け取らない。受け取らないことで、外部を排除したい。しかし宰相が紙の角を机に置くように差し入れる。置かれた紙は、もう“存在”になる。


「何です」


准将が問うた。


「記録保全義務違反の疑義に関する申立書」


宰相が淡々と答える。


准将が鼻で笑う。


「軍に、そんな申立の枠は――」


「枠はある」


言ったのは、監査局の書記官だった。いつの間にか廊下に立っている。存在感が薄いのに、言葉が重い人間は、こういう場で強い。


准将が不快そうに目を細める。


「監査局が軍法会議に?」


「会議に来たのではありません。保管に来ました」


書記官は淡々と続けた。


「会議資料の原本保全、鍵の出納、封印番号、出庫記録。そこに疑義がある。疑義がある状態で結審すれば、会議の結論は“会議自身の秩序”を傷つけます。だから会議のために確認します」


“会議のため”。それは軍に刺さる。軍は自分のためなら動く。他人のためには動かない。


准将は一瞬だけ言葉を失い、それから硬い声で言った。


「疑義があると言っても、証拠は揃っている」


「揃っているのが問題です」


リリアナは軽く言った。軽く言ったのに、准将の目が止まる。


「揃っているのは優秀だ。軍では、揃っている=真実に近い」


「揃っている=同じ、になった時に死にます」


リリアナは表情を変えずに続けた。


「現場の写しは揃いません。揃うとしたら、揃えた人がいる。揃えた人がいるなら、その人の机がどこかにある。机を押さえるのは軍ではなく、保管ログです」


准将の視線が宰相へ移る。宰相は動じない。


「この話を会議場の前でやる意味は?」


「会議場の中へ持ち込まないためです」


リリアナは答えた。


「裁きの場で争うと、軍の秩序が傷つきます。だから裁きの外で、裁きが成立する条件を整えます。これなら秩序は壊れません」


准将は口元を引き結び、そして吐き捨てるように言った。


「結局、止めたいだけでしょう」


リリアナは否定しない。否定すると攻撃になる。攻撃になると、軍は反撃の口実を得る。


「止めます。壊さずに止めます」


そう言って、彼女はもう一枚の紙を出した。


「再審手続の仮適用」


准将が眉を跳ね上げる。


「再審? 軍にそんな――」


「ある」


宰相が淡々と言った。


「名は違っても、手続きはある。結論を出した後に争われるより、結論を出す前に条件を整えた方が、軍の顔は守られる」


准将は唾を飲む。顔。軍は顔で動く。


リリアナは紙の内容を、必要な部分だけ短く口にした。


「保全義務違反の疑義がある場合、会議は結審を“延期”し、当該資料の原本所在確認と保管ログの照合を行う。照合の間、被告の供述は追加採取しない。採取する場合は、医務官立会いと記録係の指定を必須とする」


准将が噛みつく。


「被告の供述は軍の秩序の根幹だ。止めれば――」


「供述を止めるのではありません」


リリアナは淡々と切り分けた。


「供述を“証拠”として使う条件を整えるだけです。条件が整っていない供述は、軍の秩序を汚します。汚れた秩序は、後で必ず割れます」


准将が黙った。黙るのは反論がないからではない。反論すると、軍自身の不備を認める形になるからだ。


宰相が低い声で言う。


「今日ここで争いはしない。殿下が線を引く」


その言葉と同時に、廊下の奥が静かに割れた。人が左右へ寄る。寄る動きに無駄がない。無駄がないのは、慣れているからだ。慣れている動きは、権力の匂いがする。


王太子ユリウスが来た。


外套を纏っているだけなのに、空気の温度が一段変わる。軍は王太子を嫌うわけではない。ただ、王太子が来ると“軍だけの話”ができなくなる。


ユリウスは准将を見て、余計な前置きを捨てた。


「即日結審は取り下げろ」


准将が硬い声で返す。


「殿下、軍の迅速な裁きは――」


「迅速であることは否定しない」


ユリウスは淡々と言った。否定しないから、続く言葉が刺さる。


「迅速であることを根拠にしない。根拠は記録だ。記録に疑義がある」


准将が反射で言う。


「疑義に過ぎません。写しは揃って――」


「揃っているなら、原本を出せ」


ユリウスの声は低い。


「出せないなら、結審はできない。結審しても、それは軍の秩序ではなく、軍の都合だ」


都合。王太子の口から出たその単語で、准将の顔が一瞬だけ固くなる。軍は都合で動いていると言われるのが嫌いだ。嫌いだからこそ、顔を守るために動く。


ユリウスは続ける。


「延期の根拠は二つだ。記録保全義務違反の疑義。そして、王太子付による再審準備手続の仮適用。これは軍の裁きを否定しない。軍の裁きが裁きとして成立する条件を守る」


准将は口を閉じた。閉じるしかない。王太子が“否定しない”と言ったのが効いている。否定されないなら、軍は面子を保てる。面子が保てるなら、延期は“負け”ではなく“整備”になる。


「期間は」


准将がようやく言った。


ユリウスは即答する。


「四十八時間」


短い。短いから通る。長いと、軍が嫌がる。短いと、軍は呑む。呑んだ瞬間に、外部記録が揃う時間が生まれる。


「その間、被告は」


准将が言いかけた時、リリアナが先に落とした。


「折らせません」


言い切りではない。条件提示だ。


「医務官立会い。睡眠と食事の記録。面会記録。供述採取は停止。どうしても必要なら、監査局指定の記録係と封印つき写し。供述調書の原本は、封印番号と保管ログを付けたまま動かさない」


准将が唇を噛む。屈辱ではない。面倒だ。軍は面倒が嫌いだ。嫌いだから、“面倒を避けるための即日結審”に走る。今、その逃げ道が塞がれた。


ユリウスが静かに念を押す。


「これは軍の秩序を壊す命令ではない。軍の秩序を守る命令だ。異議があるなら、異議は文書で出せ。口では受けない」


文書。軍が嫌うもの。嫌うから、異議は出ない。


准将は深く頭を下げた。


「承知しました。即日結審は撤回し、結審は延期といたします」


延期。通った。


通った瞬間、廊下の空気が少しだけ緩む。緩むのは安心ではない。次の動きが決まったからだ。決まると、人は楽になる。楽になるのは危ない。隙が生まれる。


宰相が准将を見て淡々と告げる。


「会議は続けろ。続けるが、結審はしない。証拠の採否も保留だ。保留にして、保全の確認に回せ」


准将は硬く頷く。


「その通りに」


リリアナは息を吐かない。吐くと緩む。緩みは敵に拾われる。拾われないために、彼女は次の紙を準備する。


王太子が動いたことで、軍は延期を受け入れた。だが受け入れたからといって、軍が“折る”のをやめるわけではない。結審が延びた分、折る時間も伸びる。折る先は、被告だ。



───


会議場の中は、速さのままだった。


議場は整っている。椅子が整列し、机の位置が決まっている。決まっている場所は、結論が入りやすい。


被告席のレオン・ハルツは、まっすぐ座っていた。まっすぐ座っているのに、背骨が折れかけているのが分かる。折れかけた人間は、姿勢だけで自分を支える。姿勢が崩れた瞬間に崩れると知っているからだ。


彼の目は乾いている。乾いているのに、視線が泳ぐ。泳ぐのは嘘ではなく、睡眠の不足だ。眠れない夜を越えた目は、焦点を合わせる力を失う。


軍の検察官役の将校が、淡々と読み上げる。


「軍需品横流し。証言多数。供述の一致。写しの整合。以上により――」


“以上により”。結論へ行く言葉だ。だが結論は出ない。出ないはずなのに、言葉は結論へ走り続ける。止まったのは手続きであって、空気ではない。


ユリウスは傍聴席の端に立ち、視線だけで会議を見た。立つ位置が絶妙だった。中央に立てば政治になる。端に立てば圧だけが残る。


将校が区切りの言葉を置く。


「本件は本日中に結審の――」


准将が咳払い一つで止めた。止め方が上手い。命令ではなく、空気の修正に見せる。


「結審は延期とする。王太子殿下の命により、記録保全の確認を優先する」


会議場の空気が一瞬だけざわつく。ざわつきは不満ではなく、予定の書き換えだ。予定が書き換わると、現場は心の中で舌打ちする。舌打ちを飲み込みながら、秩序の顔を作る。


レオンの肩が僅かに落ちた。安心ではない。力が抜けた。抜けた力は、次に奪われやすい。


リリアナは、レオンを見ないようにして見た。見つめると救いに見える。救いに見えると、折れた時の落差が大きい。落差が大きいと、人は壊れる。


会議は“保全確認”という名目で続き、質問が変わった。罪を詰める質問ではない。だが、それは優しさではない。質問が変わっても、被告の時間は削られていく。削られるほど、判断力が落ちる。


休廷が宣言されたのは、昼を過ぎてからだった。


廊下へ出されたレオンの歩き方は、昨日より遅い。遅いのは疲労だ。疲労は折れやすさに直結する。


護送の憲兵が彼の横に付き、淡々と指示する。


「医務官の診察へ」


リリアナの指示が通っている。通っているが、通っているだけでは足りない。制度が通っても、身体は通らない。身体は限界を迎える。


医務室の前で、アーデルハイトが憲兵に短く言った。


「診察記録を残せ。食事と睡眠の記録も。封印して提出しろ」


憲兵は頷く。頷くが、目は冷たい。軍の目だ。軍の目は、人を“部品”に戻す。部品に戻された人間は壊れやすい。


レオンが診察室へ入る前、彼の視線がふとリリアナを捉えた。


何か言いたい目だった。助けてではない。許してでもない。

“もう持たないかもしれない”という目だ。


その目に対して、リリアナは言葉を選ばない。選ぶ時間を与えると、希望を与えてしまう。希望は裏切りになりやすい。


だから短く言った。


「息だけして」


レオンが瞬きをした。理解したかどうかは分からない。でも言葉は短いほど、折れかけの人間に届く。


「今、あなたが守るのは立派な弁明じゃない。生きていることと、記録です」


それだけ言って、彼女は視線を外した。外すのは冷たさではない。依存を作らないためだ。依存を作ると、折れた時に崩れる。


診察室の扉が閉まり、廊下に残ったのは、紙と空気と、時間だけだった。



───


宰相府へ戻る途中、ユリウスは馬車の中で何も言わなかった。沈黙は重いが、重い沈黙ほど役に立つこともある。考える時間になる。


リリアナが膝の上で、次の紙を整える音だけがする。鉛筆の先が紙を擦る小さな音。あれは、戦いの音だ。


宰相が低い声で言った。


「延期は通った。だが、敵は動く」


リリアナは頷く。


「敵は“結論を出す”のではなく、“結論が出る形”を維持します」


「維持するために何をする」


「原本を出さない」


リリアナの答えは短い。


「出さない理由を増やします。封印担当者が不在。規程が違う。別管理。緊急。秩序。そういう言葉で時間を潰す。その間に被告を折る」


ユリウスが視線を向けた。


「折らせない条件は出した」


「条件は紙に残ります。でも紙が人を守るには、監視が必要です」


リリアナは淡々と続けた。


「監視は軍の中では敵視されます。だから監視ではなく、保全確認の“通常作業”としてやります。医務官の記録も、食事も睡眠も、全部“保全確認の付随資料”にする。付随資料なら、軍は拒みにくい」


宰相が頷く。


「良い。軍の秩序を壊さずに縛れる」


ユリウスが言った。


「再審準備手続の仮適用を、今夜のうちに文書化する。軍に“次からも使える線”として渡す」


線が引かれる。線が引かれると、軍は次からも逃げ道が減る。逃げ道が減ると、敵は別の道を探す。別の道を探すから、動きが見える。見えれば潰せる。


リリアナは紙を一枚、宰相へ渡した。


「これを追加します。結審延期の根拠を、もう一つだけ」


宰相が目を走らせる。


「保管庫の外形確認拒否の記録。拒否が続く場合、会議は“証拠の採否”を留保し、採否留保のまま結審できない」


宰相が低く笑った。笑いというより、感心の息だ。


「裁けない形に引きずる、か」


「勝つのではなく、裁けない形へ」


リリアナは淡々と言った。


「軍は速い。速い軍に勝つのは難しい。でも速い軍が“裁きとして成立するための条件”は、速さと相性が悪い。そこへ連れていきます」


ユリウスが静かに頷いた。


「良い。秩序の言葉で秩序を縛る。これなら軍は反発しにくい」



───


夜、医務官からの記録が封印されて届いた。


封印は完璧だ。番号も揃っている。揃っているのは良い。だがリリアナは、揃っているものほど慎重に扱う。


封印を切らずに、番号だけを控え、提出ログに記した。その上で、医務官へ短い指示を書いた。


――睡眠時間の記録は“推定”ではなく“観測”で。

――食事摂取は“提供”ではなく“摂取”で。

――供述採取の有無は“聴取”の有無も含めて。


言い方が軽いのに、要求が厳しい。厳しいから、後で刺さる。


宰相が机の向こうで言った。


「被告はどうだ」


リリアナは封印の番号から目を離さずに答える。


「折れかけています。折れてはいません。でも“折れていない”のは、まだ言葉が残っているという意味ではありません。身体が残っている、という意味です」


宰相が静かに言う。


「身体が残っていれば、立て直せるか」


「立て直すのは、本人です」


リリアナは淡々と返した。


「こちらができるのは、潰す速度を落とすこと。潰す道具を減らすこと。潰した後に戻れない形にしないこと。それだけです」


宰相は頷いた。分かっている。救いの物語ではなく、手続きの物語だ。手続きは人を救わないことがある。でも潰さないことはできる。


ユリウスが入ってきた。外套の肩に夜気が残っている。彼は机に一枚の文書を置いた。


「軍へ通達する。仮適用の枠組みを正式化した」


リリアナは文書に目を走らせ、頷いた。


余計な言葉がない。軍が嫌がる表現を避け、軍の顔を潰さず、しかし逃げ道は削る。線が綺麗だ。


ユリウスが言った。


「明日、保管庫の外形確認を再要求する。拒否するなら、拒否の理由を文書で出させる」


「出させた瞬間に、逃げ道が減ります」


リリアナが答えると、ユリウスは短く頷いた。


「そして被告には、医務官の監督下で睡眠を取らせる。供述は採らない。採らせない」


言葉が少ないのに、強い命令だった。


その夜、リリアナは執務机の端で、もう一枚だけ紙を作った。誰に渡す紙でもない。自分のための紙だ。


――裁けない形へ引きずる


その下に、二つだけ書いた。


・保全義務違反の疑義=延期の根拠

・再審準備手続の仮適用=戻れない結論を出させない


最後に、小さく付け足した。


――人は紙ほど強くない


書き終えた瞬間、彼女は鉛筆を置いた。置いた音は小さいのに、部屋の中の空気が少しだけ締まる。


延期は通った。線も引けた。

それでも、被告は折れかけている。


勝ったのではない。

ただ、潰される速度を落としただけだ。


そして速度が落ちた分だけ、今度は“持つかどうか”が問われる。

制度ではなく、人が。


リリアナは窓の外の暗い王都を見ずに、机の紙だけを見た。紙の上なら、まだ順序がある。順序がある限り、次の一手は作れる。


明日は、原本の外形確認。

拒否されてもいい。拒否されるほど、拒否の形が残る。


残った形が、次の裁きを“裁けない形”のまま縛り続ける。

それが、彼女の仕事だった。

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― 新着の感想 ―
これ、仮にレオンが折れて、その〈罪〉が確定しても、次からはその様な冤罪は出しづらくする制度と運用を作る流れですね。 レオンへのわかりやい救済は、実は、主人公達の必要不可欠な成功条件とは言えない気がしま…
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