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下読み企画やりまっせー!  作者: Kei.ThaWest & カバ太
6/11

異世界から転生!? 転生賢者の第二の人生 ~バカとテンサイはカミヒトエ~下読み結果(文:カバ太)

今回以降、基本的に下読みは1作につき1人担当。他の下読み人から別途コメントがある場合は追記する形になります。

はい。という事で懲りずにやって来ました第二回。皆様午後のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

なろうの片隅でひっそりと活動している底辺作家のカバ太です。


第一回も大した事は書いていないですが、調子に乗ってまた批評のレポートを書いております。

第一回のレポートは記念すべきという事で一つの作品を下読み者三人が読み、批評をレポートする事となりましたが、今回から一作品に付いて一人という事で当番制のような形のレポートとなります。

何卒ご理解の程、お願い申し上げます。


なお、主催者であるKei.ThaWest様は、いずれは応募者から下読み者を指名する形式を試してみたいとも仰っています。

うん。これは良いですね。これで事実上の名義貸しになると思うので。


ここからはいつものアレです。


このレポートはかなりのネタバレが入っています。そして、ボロクソに書きます。グロ注意です。耐性がない方はブラウザバックをして下さい。


ここで挙げる改善点はあくまで個人的な主観による個人の好みです。決して、普遍的な内容ではありません。時には見当外れの事も書いてしまうかもしれません。

勝手気ままに上から目線で好き勝手に書いただけの内容ですので、真剣に捉える必要もないし、改善点を実行する必要もありません。その程度となっています。


なお、可能なら九傷様以外でもこのレポートを読んだ上で今回の作品も読んで頂き、指摘の部分に妥当性があるか等、考えて頂ければ嬉しいです。ネタバレが嫌いな方は先に作品を読むのも良いと思います。



という事で、これから30分、あなたの目はあなたの体を離れ……ゲフンゲフン。以後は書いてある内容を笑って読み飛ばせる方のみお読み下さい。




▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽




作品名:異世界から転生!? 転生賢者の第二の人生 ~バカとテンサイはカミヒトエ~

URL:https://book1.adouzi.eu.org/n9200ds/

作者:九傷


(あらすじ)

「テクノォ! ブレェェイク!!」


今日も少女、雨宮あまみや 一重ひとえは悪人を相手に盛大に叫ぶ。


……どうしてこうなった?



神山 良助かみやまりょうすけは転生者である。

しかし、転生した先は地球という星の、日本という、いわゆる異世界であった。

こちらの世界目線で言えば、逆輸入のような状態である。


彼はかつて、神とまで崇められた程の天才魔術師だったが、残念ながら地球ではまともに魔術を使うことはできない……

何故ならば、地球にはそもそも魔術が存在せず、地球人はほとんど魔力を持っていなかったのである。

言葉も当然わからないし、常識も違う。転生者っぽい恩恵はほとんど無し……


しかし、異世界から持ち込んだ知識はあまり役に立たないが、転生は転生であるから、これまで培ってきた人生経験は活かすことが出来るはず……、と考えた彼は、言葉を覚え、この世界の常識を熱心に学んでいく。

前世の人生経験を活かし、同じような成功者となる為にと……


……しかし2歳になった彼は、段々とその生き方に疑問を感じ始める。

そんな生き方って、本当に面白いのか……、と。


そして年齢に似合わぬ疑問を抱いている最中、彼は一人の少女と出会うことになる。

この少女、雨宮あまみや 一重ひとえとの出会いが、彼の人生を大きく変えていく事になるであった……


この物語は、方向性を間違って育った少年少女と、それを取り巻く愉快な人々が送る、ギャグやシリアスの入り混じった青春異能力バトルラブコメディーです。


(アピールポイント)

ライトな読み口。コメディ要素とシリアス要素の入り混じった所。


(気になっている点)

インパクトが足りないのかなとは思っています。

読んで頂いている人には好評価を頂いているのですが、そもそも読まれないことの方が多いです。繋がりのある方々でも、この作品は読んでいないということが多いので、読むきっかけの部分が弱いのは間違いなさそう……。




▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽




この下読み企画をするに当たって、応募してくれた作者の人には「アピールポイント」と「気になっている点」の二つを添えてもらったのだが、この「アピールポイント」…………それはひょっとしてギャグで言ってるのか? と本気で言いたくなってしまった。いきなりの出オチである。


こういう書き方をすれば、この後に何が続くか何となく分かる人はいるんじゃないかと思う。

そう。アピールポイントとは強調する長所や優れた点であり、決して凡百である事を指してはいない。

例えるなら、「趣味は何ですか?」「音楽鑑賞です」というやり取りを聞かされたようなものである。


確かに世の中には物凄い人はいる。一口に「音楽鑑賞」と言っても、自分の楽団を持っていて演奏させるなんて人も世の中にはいるだろう。だが、今回においてはそうではない。要は「趣味はありません」と言っているのと同義だ。


正直な所、ここで書かれている「ライトな読み口。コメディ要素とシリアス要素の入り混じった所」は、なろうにおいては石を投げたら当たるくらいの確率で見つかるだろう。そういう事を書かれると逆にこちらが困る。


作品を読んで貰いたいなら、まずは作者自身が自身の作品の強みを知る事であるし、その強みを作中で大きく表現して欲しい。そこが他作品との差別化となり、作品を読んでみようと思う切っ掛けとなる(あくまで一般論)。

正直な所、「その他大勢の作品と変わりません」と言われたら、「じゃあ、ランキング作品読むよ」と普通はなる。

そして、ランキング作品に似せるなら、話題のテンプレを踏襲した話作りをするのがセオリーである。なろうにおいては。


……前置きで随分な事を書いているな。


さて、この話はどういう話かと言うと、魔法のある異世界から現代日本に転生した大魔術師が美人の女の子に一目惚れして、後にライトノベル宜しく意味不明部活を勤しみながら、ハーレム形成しつつ、時にバトルをするというものだ。


うん。アピールポイント通り、物凄く読み易い。読むのが遅い自分でもすらすらと読めた。これは本当に凄い。


……でも、本当にこれだけだよ。この作品。


当然、こういうのが好きな人もいるだろう。それは分かる。きっと通勤・通学の電車内で読んだり、休み時間にさらりと読むのには適しているだろう。


ただ、残念ながら敢えてこの作品を選択する理由が無い。


何度でも言う。まずは自身の作品の武器を前に押し出せ。主観で良いから「この作品はここがウリ。俺の超凄いオナニーをみんな見ろ」となって欲しい。

ここまで書くからには、当然自分の長編にはある。それもはっきりと書ける。「戦闘シーン好きの戦闘シーン好きによる戦闘シーン好きの為のバトル小説」と(但し序盤はバトル少な目)。


後、読んでいて最初は凄く驚いた点がある。突然視点が変わっていた。ある程度読めば視点が変わった事が分かるけど、それを理解するまで「別の話を投稿したんじゃないか?」と思ってしまった。

視点が変わったなら、その時点で「Side:〇〇」ときちんと書こう。そういう読者への配慮は必要。


なお、この作品においてはSideの頻繁な使用はお勧めしない。元々、一人称においては主人公の視点のみで話を展開する必要があるからだ。Sideは邪道と言われている。群像劇のような作品ならある程度は許容範囲だけれども、この作品はそうではないと思う。この辺りはきちんと構成を考えて欲しい。


で、問題の「気になる点」となるけれども……その前にあらすじかな。

うん。あらすじが長い。その上で何が言いたいのか「よー分からん」。正直な所、最後の


>この物語は、方向性を間違って育った少年少女と、それを取り巻く愉快な人々が送る、ギャグやシリ

>アスの入り混じった青春異能力バトルラブコメディーです。


これ以外全部削っても良いんじゃないかと思う程。


一応、あらすじの基本を押さえておこう。

まずは舞台となる場所や時代。次に主人公がどんな人物か? もしくはどういう事かできるか? 等々の主人公に付いての情報。そして最後はどういった話となるかという順番。最低限として、これがあった方が良い。


そこから考えると、


魔法のある異世界から現代日本へと転生した魔術師「神山 良助」

彼は一人の少女と出会った事で、これまでの価値観を捨て去り、文字通り新しい人生を歩む事を決断した。

だが……どこで一体間違ったのだろう?

イチャラブ リア充とまでは考えてはいなかったが、何故か今「正義部」なんてやっていた。

方向性を間違った少年少女達の青春異能力バトルラブコメディー、ここに開幕。

もう、普通の学園生活には戻れない。


即興だが、最低限としてはこの程度で良い。あらすじは無駄に長くなると読んでももらえないので、「>>続きを読む」が出るまでに収めるのがセオリーである。続きの部分には補足情報程度とするのが良いだろう。


ようやく懸案の「気になる点」となるけれども……「インパクトが足りない」。うん。それは(以下略)。

ここまで読んだ賢明な方ならもう分かると思う。つまりは作品に特徴やウリが無いと言っている事と同じ。表裏一体。対策はアピールポイントの箇所と同じとなる。


この点を踏まえて作品を読んでいて気になっていた点となると、基本的に描写が薄味だった。スラスラと読めるというメリットもあるし、今のご時勢会話が先行するのはある程度は仕方が無いと思っている。ただインパクトと言うなら、まずは描写をしっかりと書いて、キャラクターがどういう人物かを確立しよう。


会話の端々からメインヒロインの残念さは伝わってくるけれども、描写が薄味なのでそれだけとなっている。つまりは落差が無い。美人なのは分かる。スタイルが良いのも分かる。ならどの程度か? 例えば、何度もモデルや芸能人へのスカウトがあったとか、スーパーモデルと比べても引けを取らないとか、こういうエピソード等を挿入するのは簡単な筈。他にもしま〇らファッションなのに高級ブランドで身を固めているような雰囲気になる、とかあっても良い。


そうして持ち上げた上で一気に落とそう。重力加速度を超える勢いで。個人的にはこういったキャラの造詣だけでも充分なインパクトになるんじゃないかと思っている。描写は大事。

どうでも良い事だけど、多分自分なら最初のハイキックのシーンではパンチラさせる。その方が話を脱線させ易いから。後はエロで釣って読む切っ掛けにするというのもある。こうしたアクシデントを入れて話を一方向に流さないようにするのもアリだろう。


要は何らかの形でパラメーターを特化させると、それは読者への読む切っ掛けになりやすいと思う。

一応自分の作品を例にすると、最初にバッタを食べる話を持ってきた。貧乏である事を表現する為、普通の食べ物では分かり難いと判断して白人にある昆虫食文化で攻めた形となる。

読者の方がドン引きしたかもしれないけど、インパクトには充分になったと思う。勿論、詳細に書いてある。


…………うーん。今回もかなり辛辣になってしまった。


毎度の事だと思うけど、こうした指摘はあくまでも個人的な見解によるものなので、的外れになっている可能性は充分にある。重く受け止めないで欲しい。


今作のポイントはただ一点。自身の作品に他作品との差別化を図る特徴をしっかりと出そう。ただ、それだけ。そう。それだけのためにこの文量となってしまった。


では恒例の最後の締め。

今回の指摘は単なる自分好みの指摘でしかない。その程度の内容なので無視するも良し、真摯に受け止めるも良しである。強制はしない。反論も当然ありだ。

是非、今回の件を糧として今後も創作活動を頑張って欲しい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 下読みありがとうございました。 自分が気になっていた部分をズバッと言ってくれて助かります。 自分でもそう感じていたからこそ、あのアピールになっているのでまさにそういうことでしょう。 描写…
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