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勇者になってみませんか?  作者: 七瀬 優
第三章 リベンジ! りん「ドラゴンを倒してヒロインの座をゲットだ!」 さな「色々まちがってるよそれ」
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お泊りの準備!

新章開始します。

家をベースに冒険の毎日が始まります。

 モンスターがニュースにまで取り上げられるくらい騒ぎが大きくなってまず問題になったのは、やっぱり柏木さんをどうするかという事だ。

 今の様子では、柏木さんの両親も戻ってこれそうにない。

 それに学校から戻る途中に遭遇したようにスライム程度ではあるが遭遇率が大きく上がっていた。

 そんな中、危険なモンスターの居る場所に放り出すわけには行かない。

 そもそも彼女の家の中が安全とも限らないのだ。


 と言うわけで、彼女に状況が改善されるまで俺の家に居るようにすすめてみたのだが……。

「男の人の家にこれ以上泊まるなんて……」

 と、渋っていた。

 今はそんな事を言っている場合じゃないだろなどと説得してみたが、うなずいてはくれない。

 う~ん、どうしたものかと思っていたところ。

「私も泊まるから大丈夫だよ!」

 というりんの一言で説得されてしまった。

 うん、何か釈然としない……。

 でもまあ、ひとまず柏木さんの安全は確保できたからよしとするか。



 そんなわけで、柏木さんが俺の家に泊まる事になった。

 さっきまでドラゴンを倒しに行くとかいってたりんだが、友達とお泊りだと言う事で楽しそうにに準備を手伝っていた。

 ドラゴンの事も忘れてしまってるみたいだし、丁度いいな。 

 準備といっても、着替えとかは取りに行ったり買いに行くのも危険なので、りんの着替えを使う事になった。なんで、俺の家にりんの着替えが完備されてるんだ!?

 お泊り用の着替えぐらいだと思ったら、なぜか色々揃っていた。

 隣に家があるんだから、そこまで俺の家に置いておく必要ないだろうに。

 裏で何かが進行してそうで少し不安になった。

 でもまあ、あれだけあれば、柏木さんの当面の着替えは大丈夫だろう。普通に洗濯機とかで洗濯もできるしな。

 あと、泊まる部屋はりんの部屋を一緒に使う事になった。ふと、俺の家のあの部屋はもう、りんの部屋と化してしまっているなと今更ながらに気がついた。



 柏木さんのお泊りの準備は二人に任せておこう。

 俺は、ニュースについて調べてみる事にした。

 ネットを色々めぐってみると、現地に突撃した有志が大体の境界を調べ上げて作成したMAPを見つけた。

 同時に、ドラゴン以外のモンスターの画像も解像度は低いが幾つか乗っていた。骸骨の魔導師って感じのモンスターや巨人など、どれもひと目で相当高レベルと思われた。

 

 あと、どうにかして外部と連絡が取れないかを試してみた。

 電話、携帯は当然のように通じなかった。内側同士でも連絡はとれない。

 ただ不思議なのは、ネットやテレビなどこちらが情報を得る事はできるのだけど、こちらからの発信が出来ないのだ。

 掲示板の書き込みにしろ、メールにしろ、ツイッターにしろこちらから情報を送る事ができなくなっていた。

 インターネットの仕組みからこちらからデータを送らないと閲覧すらまともに出来ないはずなのに……何故か閲覧は問題はないのだ。

 もしかしたら、ゲームの世界の立て札や掲示板のように一方通行に情報を渡すようになってしまっているのかもしれない。

 そうなると、ゲームの侵食が相当拡大しているのかもしれない。



 その後、柏木さんが家事を色々やってくれるようになったので、生活水準が一気に向上した。

 りんの家事は基本リスキーだし、おれも必要最低限の事しかしないからな。


 そんな中で、一つ奇妙な事がわかった。

 食料などの生活する上で消耗する品々が何処からともなく補充されていたのだ。

 俺はりんが、りんは俺が買出しに行ってるとばかり思ってたので、指摘されるまで気がつかなかった。

 あと、りんが生活費を使い込んでた事もわかった。どうやら親たちから旅行中の生活費を預かっていたようだ。

 どうりで、羽振りがいいはずだ、この件はあとできっちり精算しなくちゃな。

 まあ、それは置いておいて、食料の調達などの問題がないのはうれしい事だ。

 もしかしたらこれもゲームの侵食の一つなのかもしれない。

 ゲーム内で仕入れとかしてるのはめったに見ないからな。見ても不足してるので探してきてくれといった感じのクエスト時だけだ。

 


 こうして俺達は、俺の家をベースにして動き出す事になったのだった。

りん「よいしょっと」

『お城予定地』


りん「えい」

『お店屋さん予定地』


りん「やー」

『食べ物屋さん予定地』


りん「これも」

『スイートの専門店の予定地』


りん「こっちも」

『ショッピングモールの予定地』


りん「ふぅ、こんなところかな?」


さな「なにしてるの?」


りん「としけいかくだよ!」


さな「なにか色々と突っ込みたいけど……う~ん」


りん「じゃあ、問題ないね」


さな「いいのかな? これで……」


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