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勇者になってみませんか?  作者: 七瀬 優
第二章 ヒロイン登場  りん「これから私のターンだ!」  ????「ターン終了」  りん「誰だ終了させたの!」
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美味しい回復アイテム

やっと裏門にとうちゃくなのか?



PS.今月も、もうすぐ終わりです。

 来月は少しペースを落とすかもしれません。

 毎日はさすがにきつかったです。

 番長は燃えた拳で次々とモンスターを殲滅していく。

 俺達は見てるだけでよかった。


「やっぱり、雑魚だったな」

 手にまとわり付いた炎を適当に振り払いなが懐から何か取り出す。

 あれは肉?

「マ、マンガ肉だ!」

 りんが興奮した様子でその肉を見つめる。

 ああ、確かに、マンガ肉だ。

 骨に肉が筒状に巻かれたあの形だ。

 だが、あれは実在はしないはず。

 そんな形になる部位がないってはなしだったような……。

 それに懐から取り出してたが、元々そんなものを隠し持っていた感じもしなかった。

 という事はあれはゲームアイテムなのか?


「小娘、これがほしいのか?」

 よだれを垂らさんばかりにマンガ肉に目がいっているりんに番長が問う。

「……う……う……ん」

 りんは、番長の恐怖よりも食欲が勝ったようだ。

「おらよ」

 投げ渡されたマンガ肉を手に目をキラキラしてかぶりつこうとするりん。

「それをやるから、後で戦え!」

 の台詞で固まる。

 ギギギといった感じでぎこちなく顔を俺の方に向けたりんは、

「ど、どうしよう?」

 冷や汗を垂らしている。

「ま、色々あきらめろ」


 このマンガ肉だが、どうやら獣系のモンスターを倒すとたまにドロップするらしい。

 実際の名前は『肉』。

 『調べる』のスキルでそう表示された。

 結構有用なアイテムなようで、それなりのHPと少量のMPを回復するという話だ。

 そして一番重要な事だが、『やくそう』と違ってまずくない。

 りん曰く「すっごい美味しかった」らしい。

 


 そんな感じでなし崩し的に小休止になった。

 一般生徒達は、緩みきってテーマパークのアトラクションのようなのりになっていた。

 そのせいなのか、一人の男子生徒が、

「あれの魔法の使い方は間違っているよ!」

 なんて番長に文句を言い出した。

 まあ、RPG好きだったら文句のひとつは言いたくなるよなやっぱり。

 その言葉に便乗して何人かも同じようなことを口にする。

  

 番長は意外にもその話に乗っていた。

 さすがに疲れて休憩したかったのか?

 それとも、間近に近づいた強敵との戦いのためにコンディションを整えているのか……。


 番長の説明は簡単にまとめると、幽霊とかの類と戦う手段がほしかったらしい。

 一度戦って攻撃をヒットさせる方法がなくて探していたそうだ。

 それなら僧侶とかでもいい気はしたのだが……。

「俺は成仏させたいわけじゃない!」

 らしい。どうやら幽霊を殴り倒したいという話だった。

「何故?」という問いには本当に番長らしいと皆が納得した。


「幽霊と殴り合えれば。すでに死んだ強者とも戦えるだろう!」


 うん、本当に戦闘狂だな……うすうすは感じていたけど……。



 それから裏門まではすぐだった。

 門の前には特にモンスターなどは見えない。

 だが、正門の惨劇を見ていた面々。科学部部室から逃げてきた俺達は少し慎重になっていた。

 逆に、番長と一緒に来ていた生徒達は直に見ては居なかったのだろう、裏門が見えた時点で走り出していた。


 突然番長が、

「だめだ! もどれ!」

 と大声を張り上げた時には何もかもが遅かった。

 漆黒の闇があたりを覆い、闇の中から一匹のモンスターが湧き出ていた。

 そのモンスターはすばやい動きで裏門に向かってきていた生徒達を引き裂き、食いちぎり、黒い炎で焼き尽くす。

 番長と一緒に合流した20人は超えたはずの生徒達が一気に1桁になっていた。

 

 速い、速すぎる。

 殆ど一瞬で10人以上が光となって消えていった。

 

「バカやろうが……」

 番長は悔しげに唇をかみながらそのモンスターを睨みつける。


 三つの頭を持った犬型のモンスター。

 スキルで調べるまでも無く名前は浮かぶ。


 

 地獄の門番ケルベロス。



 まさに、最悪の門番だった。

りん「今夜のご飯はマンガ肉だね!」


あお「そんなに美味しかったのか!?」


りん「すっごいよ~~」


あお「でも、残ってないだろう」


りん「あ…………まだ、残ってると思う……あっちに……」


あお「貰うのか? なに言われるか解からないぞ」


りん「う…………」


りん「あきらめるしかないの?(シクシク)」

----------------------------------------------------------------

まーちゃん「ちゃんと振り込まれてる。よしよし」


まーちゃん「今度会ったら、りんちゃんに、お菓子あげないとな~何が良いだろう?」


しーちゃん「……全部……りんの……」


まーちゃん「大丈夫、ちゃんと分け前は……」


しーちゃん「……全部……」


まーちゃん「私の取り分は?」


しーちゃん「……りんが……分けてくれる……」


まーちゃん「(お菓子になるじゃない!)」


しーちゃん「……姫に……」


まーちゃん「や、やめて、それだけは止めて、姫ちゃんだけには……」


しーちゃん「…………」


まーちゃん「わ、解かったわよ」




まーちゃん「私の取り分のためにも、私も宣伝しよう」


まーちゃん「↓のリンクを一日一回クリックしてくださいお願いします(私の懐のために)」


まーちゃん「あと、評価や感想、それにお気に入り登録してもらえると嬉しいです」


まーちゃん「よろしくお願いします」

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