なんのために?
平穏な日々もそろそろ……。
PS.毎日更新継続中
昨日の夜、校門前で出会った和宮さんの話から想像すると……。
『勇者の証』のゲームの様な……もう、ゲームでいいや。
このゲームはどうやら人為的なものらしい。
神様や精霊やその他わけのわからないものがゲームに宿ったとかであれば、ただの現象で目的が在るかどうかはわからない。
ただし、人為的なものであるならば、それを行う目的は必ずあるはずだ。
となると目的は何だ?
少なくとも、お金ではないだろう。
魔王の200万を込みで考えても、採算が取れるようには思えない。
魔法を使えるようにするための実験?
これは違うな『遊び人』なんかはまったく魔法を使えない。
最初のHPのリストでも魔法が使えなさそうな職業がいくつかあった。
では、超人を作る実験?
これはありそうか?
でも、やっぱり『遊び人』の意味が解からない。
う~ん、となると本気で現実にゲームを持ち込もうとしてる?
例えば、ゲームのαテストとかクローズドβテストだったらどうだろう?
これはありそうか?
う~ん、でもあまりに説明が無さすぎる気がするな。
本当にゲームのテストならチュートリアルや説明書のようなものがあってもよさそうなものだ。
あと、利用規約な物もない。
これも違うのか?
やっぱり、情報が少なすぎて解からないな。
ま、最初から結論が出るとは思ってなかったしな。
身もふたも無い言い方をすれば暇つぶしだしな。
今日の放課後が始まるとすぐに、りんは『さやちゃん』の所に、
「なぎなたとか言うの教えて~」
と習いに行った。
りんの行動はともかく、二つ返事で引き受ける『さやちゃん』もどうなんだろう?
剣道部では薙刀も練習してるのだろうか?
まあ、昨日の今日だし、置いていくのも心配なので暇つぶしをしている。
それにしても、まだまだ時間はかかりそうだな~
そういえば、今朝少し心配してたのが、校門の結界だ。
締め出されたらどうしようと思っていたのだが、どうやら杞憂だった。
どんな条件になってたのだろう?
りんでも恐る恐る手で確かめながら通ろうとしてたしな。
まあ、俺は面倒だったからりんを突っ込ませて試してみたが……。
夜にまた来たら結界に阻まれるのだろうか?
今度試してみるか?
まだまだ時間はあるな~
しょうがない宿題でも終わらせておくか。
そうして、りん達が終わるまで宿題をやって待っていた。
「なぎなたを覚えたよ~」
りんは、そう言っていたが、ものすごく怪しかった。
特に後ろで聞いていた『さやちゃん』が目をそらした所なんか……。
りん「なぎなた覚えたよ~」
あお「早過ぎないか?」
りん「こうするんだよ~えい~~」
あお「それは槍投げと違うのか? てか危ないだろう、向こうの人に当たりそうだったぞ、今」
りん「ごめんなさいい~~~~」
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りん「今日も飴ちゃんだったよ~ポテチがほしいよ~」
りん「もっとがんばらないとポテチは無理なんだって~だから、がんばる!」
りん「↓のリンクを一日一回クリックしてね~私のポテチのために! 本当にお願いだよ~」




