表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第三層エリア 【彷徨える囚人たちの願い事】
75/856

妹、参戦 ①

 チリンに小人化という呪いにかかったといい、教会ですぐ解けるからといって教会に行った。

 可愛いシスターさんが呪いを解いてくれて、元の大きさに戻ったので、第三層エリアに向かおうと広場の前を横切ったその時だった。


 「おねえちゃーん!」


 噴水の前にはたくさんの人がいる。その中の人にお姉ちゃんと呼び止められたのだった。

 

 「お姉ちゃん! お姉ちゃんだよね? お姉ちゃんっていって?」

 「あ、う、うん。お姉ちゃん、だよ?」


 なんと、呼び止めたのは妹の美鈴だった……。



 美鈴は初期装備。つまり始めたばかりだ。

 初ログインしたはいいものの周りの人が詰め寄ってきて教えてあげるだとか手取り足取り教えてあげるとか言われたらしい。ゲーム内でも髪を変えただけでそれほど変わっていない。人気なのは現実も。やっぱ人気者はどこ行っても人気なんだなって。


 いや、美鈴はお姉ちゃんと違って可愛いから仕方ないけど……。


 「美鈴も始めたのか……」

 「うん! お姉ちゃん楽しそうにやってるし! 私もやりたいなって!」


 どうやら私に感化されたらしい。


 「美少女姉妹とかなにそれ俺お兄ちゃんになりたい」「お姉ちゃん胸貧相なのに妹ボインだな…」「おい貧乳がいいんだろPKすんぞコラ」「さいってー。ほんと男って胸しか見ないよね」「失礼な! 太ももやお尻だって見てるわ!」「も、もしかして私の体も……!」「お前の体は貧乏過ぎてだ「死ねっ!」ぐぼぁ!」


 周り五月蠅いな……。それに私はお父さんの血が濃く受け継がれてるだけですぅー。お父さんだっておっぱいないしそれが受け継がれてるんですぅー。


 「お姉ちゃん! 手取り足取り教えて!」

 「いいけど……ちょっと待ってね」


 チリンに一言断っておき、美鈴のレベル上げや戦闘の訓練などをしに平原に向かった。

 久しぶりにカモシカさんと出会い、私も狩りつつ美鈴に狩らせる。鹿肉にしてやるぜえええ! といいながらナイフで切り刻んでいくのはお姉ちゃんとても怖かったです。





 ~ ~ ~



 美鈴はプレイヤーネームを”うぉたぁ”にしたらしい。なぜこうしたかも説明してくれた。

 みすず→みず→英語でウォーター→伸ばし棒をとってうぉたぁってことらしい。私のほうが反直だな。英語とかにしなかったし。


 そして種族は機械人間アンドロイド。第二層エリアが追加されたときに新たに追加された種族らしい。


 満腹度はオイルで回復するらしい。さすが機械だ。


 「職業は暗殺者にしよーっと」


 美鈴は暗殺が好きらしい。

 たしかに身のこなしはとてもいい。私みたいに躱しつつ戦うというより不意打ちのほうが好んでいるから暗殺者というのはいいかもしれない。

 基本的にステータスが低いもののクリティカルが出やすく確率で即死という技もあるそうな。


 威力より手数で勝負するタイプですな。


 「ねえ、暗殺者って殺しにむいてるんだよね?」

 「まあ、暗殺者っていうことだから……」

 「じゃあ、私がお姉ちゃんを悩殺してあ・げ・る♡ お姉ちゃんは私のもの♡」

 「なぜそうなるんだ」


 私の妹ながらシスコンで怖いです。












二日連続一話だけ。書いているときものすごく眠かったので勘弁してください。

明日は二話、かけるかな?


評価、ブックマーク、感想とても励みになっております。

拙い作品ではありますが今後もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ