設定2 Lvやステータスについて
前に登場人物のステータスについて言及される方がいらっしゃいましたので、1回説明しようかと思っていたのですが、なかなか書いている余裕なくて。やっと、一区切りの第3章まで終ったので書きます。
お気づきでしょうか? 主人公のスキルや魔法にLvはついてても、本人にはLvが無い事を。他の人のLvも表示された事が1度も無い事を。
だって、そんなものは無いから。
魔物をいっぱい倒したからって人の身を越える事は出来ません。経験積んで倒し方はうまくなるでしょうけど。
INT値って、なんですか。知性を上げたいなら勉強して努力してください。そうすれば魔法の呪文の唱え方も旨くなり、イメージする力も上がるでしょう。
むしろ「信仰値」というものがあってもよいと思います。信仰がとてつもない力を与える事は現実世界でもありますから。死をも恐れず戦えますしね。
主人公も最初はHP500でした。体重60Kg未満、慎重170cm以下のひょろ君です。普通の人間は大体そんなもんです。普通の女の人だと300くらい。子供は60とか100とか。すぐ大きくなるんで、子供はよくわかりません。マッチョな奴で1000ってとこでしょうか。みんな鍛えて鍛えて強くなって、せいぜい2000あたりですか。
例外はあります。それが稀人やその子孫。稀人はおっさんみたいに非常識なのもいますが、ピンからキリまであります。子孫は元になったご先祖様や本人の受け継いだ資質などによって、大きく異なります。
ちなみに先祖が王家に連なるものだった子孫野郎の、王都ギルマスのアーモンさんはHP8000相当。これでも高い方です。みんな数字で表してるわけじゃないんです。タフだとか、魔物にやられても起き上がってくるだとか、そういうような感じで測っているだけです。基本HPなんて概念自体が無いんです。それは地球のゲームの世界ですから。
主人公みたいな奴がHPの補正があるのは魔素を体に取り込んで強くしているという解釈です。MPと違い体に取り込むものなので、MPのように馬鹿みたいに増えませんが。それでも異常に取り込めてしまうのは、こっちへ来た時にそうシステムの構成を改変したという設定です。だから主人公は、現地の異世界人や稀人の子孫、他の稀人とは全く異なるシステムを持っています。
いきなり魔道鎧を暴走させて、オリハルコンが粉々になるような馬鹿をやる人なので、それくらいにしておかないとすぐ死んでしまいます。
またMPも馬鹿みたいな数値になってますが、必要なのでそういう設定にしてあります。
ちなみにSランク魔物の普通種のドラゴン(50Mサイズ)でHP10万ほど。小さめで6万くらいの設定ですか。ちょっと低いかなあと思ってるんで変えるかもです。
キメラは特別耐久が高いのです。いくらなんでもドラゴンじゃありませんので、Aランクの魔物でも雷撃嵐のサンダーレインを束で食らってあんなに吼えてられません。いくつかの命が集まって生命力が強くなってるみたいな解釈でいいんじゃないでしょうか。
普通のAランクは十分威力を持ったサンダーレインなら1発、せいぜい2発で絶命します。Bランク以下ならまとめて一掃出来る代物です。その代わり当然MP馬鹿食いで元Sランクのアーモンですら全力で10発撃つとMPが空になります。普通の魔法使いでは1発打てるか撃てないか。アーモンがアルフォンスに極小サイズで魔法を教えるのはMP節約の意味もありました。でないと全部教えきれません。
普通の魔法使いは極端な魔力切れを起こすと倒れます。死にはしませんが、しばらく戦闘不能です。
主人公の魔法の威力は使用MPの値のみで決まります。火薬の量が多いほど強力なのだと解釈してください。
そもそも魔法使える人間自体が少ないのです。使えるような人間は国に取り立てられて功績を挙げた。そして叙爵されて貴族になった。だから魔法は本来は御貴族様のもの。元々は魔法を使う人も貴族ではありませんでした。だから、そういう資質を持った人は平民にもいますが極少ないです。
HP・MPの概念は現代地球人が持ち込んだもので、元々この世界には無い概念なのです。稀人のスキルや魔法のLvは稀人はゲームの影響か地球の尺度です。MPの概念すら持っていない人もいます。数値でLvを顕していますが、現地の人達はそのLvで何が出来るのかとか、これが出来たらそのLvみたいな感じです。あるいはやっつけられる魔物の種類とか数や威力なんかで区分けしているのかもしれません。へたすると、教える流派によって、解釈が異なるなんて場合もありそうです。国によって規格や解釈が違うとかね。
このへんは他の作品とは大きく異なる部分なので、本当はしっかり書き込まないといけないです。
主人公や他の登場人物にLvが無くちゃいけないんだなんて、決まりは特にありません。
この作品におきましては主人公についてるLvと他の現地人のLv? とは内容が全く異なるので比べるのは無意味。という設定でございます。
そもそもステータスなんて全く書かない作品だってありますし。1回書いたのは、後は書かないのでステータスはこんな感じよん、という感じのサンプルで書いただけです。
そのような雰囲気で見ておいてください。




