2-6 ダンジョンへ
俺は大銀貨一枚した立派な装丁の羊皮紙の本を持って迷宮へと降りた。
なんていうか、そこは本当に洞窟といった感じの場所だったが、その入り口はかなり大きい。
ちょっとした岩山のような装いに、ぽっかりと入り口があいている。
特に上の方の、何かに無理やり内側から削られたような痕跡が不気味だ。
これが日本なら自衛隊が封鎖しているのではないかね。
入り口付近にはバラックのような店が立ち並び、消耗品や食料の店、荷物持ちや助っ人を斡旋する商売の店などもあった。
何故か、荷物持ちに子供が多いのが気にかかる。
なんとなくだが、この街からは食い詰め者の臭いが漂ってくる。
他ならぬ俺自身も、過去にそういう物は香ばしく漂わせていたので、それは肌感覚で理解出来る。
何故こんな街が王都の近くに、このような胡散臭い空気を纏って存在しているのだろうか。
思わず精神が馴染んじまうぜ。
いや、それこそ愚問だ。
ダンジョンの街だからに決まっているさ。
むしろ気にかかるのは、国にとって大切なはずの王都が何故この荒廃と雑多なムード溢れるやさぐれたような街の近くにあるのかっていう事だよな。
まだ十四時なんで時間的には余裕だ。
本日は潜っても、せいぜい二~三時間の予定でいる。
宿ももう予約してあるのだ。
聞いていた通り、ダンジョンの入り口は明るい。
高価な魔導ランプを使っているようだ。
なかなか儲かっているみたいだな。
普通、この世界で一般的に使われているのは油を灯すランプだ。
初めてのダンジョンでの魔物との出会いに、おっさんは心が期待にはち切れそうだ。
子供か!
はしゃぐおっさんとは違って少し緊張するパーティメンバー。
うん、仕事なんだから、お前らはそうでなくっちゃな。
入り口付近はなんかこう趣がある。
いかにも、これからダンジョン内へ行くという感じで。
ちょっと水曜スペシャル的な演出が入っていそうな気がする。
まあこれだって商売なのだから仕方がない。
それも含めて楽しんでおくとするか。
どうせ、こっちはガイド付きの物見遊山なのだ。
個人的には、その緊張感は『案内員付き』の北朝鮮団体ツアー程度のもんだ。
完全に御楽しみレベルの話だな。
いや、あっちの方が完全に緊張度は上なんだろうが。
しかし絶対に丸腰で行かないといけない北朝鮮とは違い、ダンジョンなんて金の許す限り武装したり護衛を雇ったりできるのだから安心感はある。
おまけにダンジョンは北朝鮮とは違って写真やビデオだって撮り放題なんだぜ。
ちゃっかりとビデオを撮影用移動空中台座に据えて撮影する。
俺の視界的に邪魔臭いのでインビジブルモードにしてあるのだが。
一つ違うとすれば、たとえ日本人が北朝鮮へ行っても正規の窓口から行った場合は必ず生きて帰れるという事かな。
不思議な事にあの国は、自分達が拉致した日本人は絶対返さないのだが、正規のルートで国へ入ってきた日本人は自分達の面子のために必ず無事に帰そうと努力してくれるものらしい。
あの国は道路も交通量が少ないから交通事故に遭う確率さえ稀だしな。
だがダンジョンは違う。
無事に出て来れるのかどうかは、すべては自分達の実力と運次第なのだ。
レーダーと感知スキルは常時使っている。
そして手にはモックアップの魔導ライフルを持つ。
こいつのモデルにしたのはアメリカ軍で使っている奴だ。
打ち出す魔法の弾丸は直径二十ミリの大きめサイズにしてあるが。
元々、ストーンバレットはちまちました直径数ミリサイズの石礫を飛ばすような柔な魔法ではない。
モード・ストーンバレットで硬い石の弾丸を飛ばすようにしておいた。
個人的にはバレットなんていうと、まったく意味がわからん。
初めてその言葉を見た時に「なんじゃこりゃ」と思った。
弾丸という意味らしいが、それは日本では正式にはビュレットというはずだ。
今はブレットとかに替わったかもしれんが、昔はビュレットという表記だった。
また例によって、一体どこの国の言葉から持ってきたものやら判別もつかん。
ちゃんと外来語を持ってくる元は世界共通語的な英語で統一しろよな。
ちなみにウイルスは確かラテン語で、昔は日本もビールスと呼んでいた。
「宇宙からやってきたビールス」といった感じで。
俺も子供の頃はそう呼んでいたし、〇曜映画劇場などの世界でもそうだった。
そして何故か、英語だと思うのだが世界では一般的な呼び名と思われるヴァイラスは定着せずに、一体どういうつもりなのか知らんが無秩序にラテン語方面へ走ってウイルスと呼ばれた。
本当に日本語は節操のない……。
医療用語なのに、何故かつては長年カルテで用いられていたドイツ語にしない!
せめて英語にしろよ。
国際協力の時なんかに困るだろう。
日本で言葉狩りなんかをしたってしょうがない。
各所でやる事がバラバラだからな。
新聞自体が文部科学省が推奨するような英語発音などや現地語発音に近いカタカナ表記からあえて違う言葉にしてしまったりもするからな。
あれは紙面に限りがあるから字数的に仕方がない面もあるのだが、新聞は影響力が高かったため、その影響が余計なところへ波及していくのだ。
それさえも今後は、新聞の完全衰退と共にもう無くなっていくのだろう。
ある意味で大変寂しい話だ。
もっとも、俺のストーンバレットは魔法で生成した固い石を弾丸型に成形して回転しながら飛ぶようにイメージしてある、特に貫通する威力の高いオリジナル魔法なのだがな。
本物の弾丸の挙動をそっくり真似て開発した、いっそライフル・ビュレットとでも名付けたいようなオリジナル改良済みの魔法なのだ。
その方が魔法よりも銃器の知識の方に慣れている現代人には妙にしっくりと来る。
俺みたいに何度も実銃射撃の経験がある人間にとってはなおさらだ。
だが、その射撃対象である肝心の魔物がなかなか出てこない。
「魔物は出てこないね」
「この辺りは入り口付近ですから一番人が多くて、出てくる魔物が一番弱いですから」
そうだったのか。
まあ、そのうち会えるでしょ。
遭ったら無論速攻で殺るけどさ。
「なんか暗い以外は割合と快適だね。
もっと湿気が多くて、黴臭いイメージがあったんだけど」
「ええ、それだと冒険者が寄り付かないので、迷宮自身が快適になるよう調整しているんでしょう」
「なんだよ、それは」
迷宮というのは、また思っていたよりも胡散臭い代物なんだな。
少し奥へ入ったせいか、そこはもう照明が暗くなってきた。
「暗いけど、どうします?
松明かランタンになりますが」
「いや、こいつを使おう」
俺は魔法の照明器具百個を宙に浮かべた。
それを見て驚くメンバー達。
あたりは、まるで真昼のようだ。
LEDランプより明るくて蛍光灯のようなチラつきもなく、だがギラついてはおらず目には優しい仕様なのだ。
「どうだい、いいだろう?
俺は暗い夜道とかは好きじゃなくてね」
「す、すごいですね」
「こういう部分が実力派商人の見せどころさ!
魔道具には詳しくないのか?」
もっとも詳しくても無駄だろうけどな。
こいつは、ほぼ浮かぶ家電に近い代物なのだ。
「魔道具は、さすがに高くて手が出ないです」
エドは苦笑してそう答えた。
高ランク冒険者のチームなら、魔導ランタンくらいは使っているのだろうか。
「いないなあ。
出ておいでー。
スライムちゃーん、ゴブリンちゃ~ん」
「あの~」
困ったようにエドが笑う。
こんな子供みたいなおっさんの御守りは慣れているのかもしれないが、いや済まんね。
だが、どうにもこうにも老いた冒険心が止まらんのだ。
「魔物も出てこないようですし、ちょっと御茶にしますか。
明日からの話とかしがてら」
皆にそう提案してみる。
まあ、こんな事は物見遊山も同然なのだし。
「わかりました。
では設営準備」
「よっしゃ~」
メンバーから威勢のいい返事が返ってくる。
少し広めの空間に陣取る。
そこそこ警戒に有利な、それでいていきなり襲撃を食らわない、そういう意味での安全地帯だ。
夜明かしではなく短い休憩用のものだから、設営陣地も特に御大層な物ではない。
俺はアルミテーブルと椅子を出し、そこに紅茶とケーキを出してやった。
「交代で食べよう。
エリ-ン、最初にどうぞ。
女の人はケーキが好きだからね」
彼女の視線は、ずっとそれに釘付けだった。
他のメンバーは反対しない、いや出来ない雰囲気だった。
彼女はまず紅茶に手を付けてから叫んだ。
「うわ~、甘い。
これって砂糖が入っているんですか?」
「あれ。甘過ぎたかな」
失敗だったか?
最初はケーキよりも甘さ控えめのタルトのほうがよかったかな~。
「いえ。
砂糖なんて高級品は滅多に口に出来ないですから」
「じゃあ、是非ケーキも御試しあれ。
これは俺の一押しさ」
パクッ……。
彼女は一口食べて、まるで蕩けるような表情をしている。
「う、うわ~~」
思わず叫ぶ彼女に唖然とするメンバー。
エリーンは既に空になった皿をじっと見つめている。
ケーキが無くなるまで、その間わずか十秒足らずだった。
それを見て、そっと自分の分のケーキを差し出すリーダーのエド。
さすがはリーダー、気遣いの出来る男だ。
エリ-ンは、しばらくそれをじっと見つめていて動かない。
ケーキを貰った礼すら言わない。
そして何かの決意を秘めたかのように、まるでオリハルコン剣を手にするかのような慎重な手付きでフォークを手にした。
じっくり、またじっくり、そしてまたじっくりと味わう。
恍惚の表情を浮かべて、心ここにあらずといった有様だ。
顔を見合わせる他の三人のメンバーと、苦笑を浮かべる俺。
それからまたエリーンが俺の事をじっと見ているので仕方なく三個目を進呈した。
俺はエドにも新たに一個、彼用に差し出した。
見張り中の他の二人にも小さく切り分けて試食を促した。
「なるほどお」
口にして初めて、三人ともエリーンの様子に得心した。
「女の人はケーキには目が無いんだ」
俺は笑って言った。
この法則は世界を越えても有効だったか。
御陰であまり話が出来なかったが、どうせ物見遊山の道行きなので別に構わないさ。
次はリーダーのエドが一人で見張りに立ち、あとの二人もケーキタイムに入った。
しかし、本当に魔物が出ない。
きっとメンバー全員で爆睡していても出てこないんだろうな。
まあ今日は様子見だし、諦めて上へ引き上げる事にした。
だが引き返してすぐに、高い声の悲鳴が前方の闇を劈いた。
俺達が慌てて駆けつけると、子供がスライムに襲われていた。
子供は悶え苦しんでのたうち回っており、聞くに堪えない悲鳴がそう広くない地下迷宮の通路の空間を埋め尽くす!
慌てて駆け寄ろうとしたがエドが止める。
「やたらと近づかないで!
食いつかれると、ああなります」
俺も、あれに食いつかれるのは好みじゃないな。
アメリカ映画に出て来た宇宙怪物の巨大アメーバ、あるいは卵から飛び出して顔に張り付く宇宙生物を思い出すぜ。
仕方がないので、俺は対象をスライムに絞って麻痺魔法の「スタン」の魔法をぶっ放した。
これなら余波を受けて子供が一緒に食らっても、特に子供が死んだりはしない。
スライムがバシンっという感じに丸まって離れた。
子供も気を失っている。
むしろ、その方がいい。
酷い苦痛を味わっていたはずだから。
うっ。
頭に食いつかれたのでスライムに溶かされた跡が酷い。
子供だから、より悲惨な感じがする。
俯せ加減に倒れているので、背中と尻にも酷い切り傷があるのが見えた。
思わず顔を背けたくなるが、まだ件の魔物がいるのだ。
もう起き上がってきたスライムがこちらへ飛びかかってこようとしたので、素早く射線から子供を避ける角度に移動して「火炎放射器」の魔法を放つ。
ピストル型に構えた俺の指先から、如何にもな感じの火炎をシューっと噴出して、スライムがフライパンの上で水が熱されるような音を立てて消滅した。
それから子供に駆け寄り回復魔法をかける。
「ハイヒール」
強力に魔力を込めて、しっかりと重ね掛けしてから鑑定したが、どうやら具合はいいようだ。
酷いケロイド状になったかと見紛うような傷跡が、みるみるうちに癒えて皮膚も綺麗に再生していく。
さすがに少しは回復魔法のレベルが上がった成果が見られるようだ。
「凄いですね。
普通はハイヒールでこのような酷い状態は治りませんよ。
特殊な治療が必要です。
あるいはグレーターヒールのような上級回復魔法か、あるいは特別な錬金薬を用いないと」
「そういうものなのか?」
俺の強大な魔力はそういう事も引き起こすものらしい。
これは後に自分で回復魔法を作った時のいいヒントになった。
「おい、大丈夫か?」
応えが無いので、入手やコピーに成功した状態異常を治すキャンセルポーションをゆっくりと振りかけて口にも流しこんだ。
しばらく見ていると、やがて子供が目を覚ましたのでジュースを飲ませてやった。
喉が渇いていたらしい子供は目を見開いて、ごくごくと飲み干した。
やがて少し元気を取り戻したものか、やや震える声で子供が口を開いた。
「た……助けてくれたの?
あ、ありがとう」
「なんで、こんなところに一人でいる?
荷運びの子か?」
子供は頷いて答えた。
「一階まで一緒に帰ってきたんだけど、スライムに襲われて」
「他の連中は?」
その質問に子供は俯いてしまった。
「こんな事はよくある事なんです。
スライムに取り付かれたら火で焼くしかないですし。
背中に背負っていた荷物を回収するために切り付けた傷がありました。
スライムに食いつかれているので迂闊に近寄れないですからね。
もう死ぬと思われて、この子の私物も一緒にまとめて奪われてしまったのでしょう。
従者の子供の扱いなんて、こんなものなんです」
エドが溜め息を吐いて説明してくれた。
そのままじゃ可哀想なんで、俺のTシャツを着せてやった。
「むう。
まあいいや、お前も一緒に来い。
地上に帰るぞ」
本当は全然よくないけどな。
日本の基準では完全にアウトな案件であった。
歩きながら、その子と話をする。
「なあ、そんなに生活が苦しいのか?」
「うちは御母さんが病気で働けないし、下の弟妹はまだ小さいから」
少し俯き加減で子供が答えた。
「まあ、子どもがやれる仕事も限られていますしね。
賃金が安いから使い捨て感覚で使われるんです。
何人か雇えばいいので。
私らは使わないですけどね。
ランクの低いパーティだと報酬も低いですから、金がかからないようにそうするんです」
あー……この世界には国際児童憲章とかがないのな。
嫌な世界だ。
エドも耳に卑しいような類の話題に顰めっ面だ。
この世界の全ての人がこれでいいとか思っているわけじゃなさそうなんで、俺も少し安心した。
「名前は?」
「エリ」
その子は、はにかむように答えた。
女の子だったのか。
ショートカットにしていて勝気そうな感じだったので、男の子かなと思っていた。
確かに、よく見ると女の子らしく可愛らしい顔をしている。
「俺はアルフォンスだ。
今は王都にいるんだ。
よろしくな」
ダンジョンを出て地表まで連れていって、机と椅子を出してケーキを食わせてやった。
エリは一口食べて目を輝かせた。
夢中で食べ終わり、まだ欲しそうだったので御代わりを出してやった。
エリ-ンが羨ましそうに見ていたが無視しておいた。
あんた、さっき一人だけ三個も食ったよね?
「やれやれ。
初めての魔物さんとの出会いがこれか。
まあ、しっかりと殺ったけど。
じゃあ、これをやるから持って帰りな」
手持ちの手提げ袋の中に、パン・クッキー・シュークリーム・干し肉・スープの素・塩・胡椒・ジャガイモと、あと銅貨や大銅貨をいくばくか突っ込んでやった。
さすがに、あまり大きな金をやってはあれこれとマズイだろう。
「ありがとう、御兄さん」
エリは丁寧な御辞儀をして礼を言って帰っていった。
ははは、御兄さんか!
そいつは見た目だけなんだけどな。
さて宿に帰ろうかと思ったのだが、奴からすかさず突っ込みが入った。
「さっきの茶色の物体はなんですか?
凄くいい匂いがしたような……」
「目聡い。
いや鼻聡いのか?
じゃあ明日のおやつは、さっきのシュークリームだな」
それを聞いてエリ-ンが目を輝かせる。
そして、やれやれといった顔のエド達。
それから適当に開いていた店に入ると、晩御飯を食べながら軽く明日の話をする。
この世界のエールを頼んでみたのだが、味と風味が今一つだった。
ビールはあれこれと種類を持ってきてあるから自前の物にしよう。
「一応は感知スキルを使っていたけど、殆ど魔物は出てこなかったし」
「もっと下の階層へ行けば、わさわさ出てきますよ」
酒の杯を傾けながらエドが言った。
「ダンジョンの下まで行ったら、そのまま折り返してくるのかい?」
なかなか面倒そうだな。
冒険の帰りはパッと洞窟の入り口まで戻れる、あの有名なゲームの魔法が欲しいぜ。
「そうですね。
ここはそうです。
ダンジョンには転移石があるところもあります。
ある程度まで行くとセーブスポットとでもいうような場所があって、そこから入り口へ戻ったり外から到達出来た階層まで転移出来るものですね。
地上へ帰ってしまった冒険者が、またすぐに手強い下層の方まで来れるように迷宮がわざわざ設置しているのです。
おかしなものですよ」
「それ! 一体どこにある?」
俺は逸る気持ちを抑えきれずに、被せるようにエドに問いただした。
「この国なら北方の方ですね。
やっぱりここと同じように街になっています」
エドは俺の勢いに、若干引きながらも教えてくれた。
「他にも転移石という物はあるのかい?」
「ええ。
うちの国の迷宮はこの二つだけですが、隣の国には十の迷宮があって、そのうちの八つに転移石があります。
冒険者を危険な奥へ誘い込むためのものなので、これを設置しているダンジョンが多いのです。
ダンジョンは自ら生み出した魔物を通して、人間を餌食にしないと成長の糧に出来ないようで」
いい事を聞いた!
王都へ帰ったらギルドに行って調べものだな。
今のうちに、先生達にしっかりダンジョン探索について習っておこう!
「明日から気合を入れて頑張るぞ!」
「は? はあ」
エドは、こっちの謎のテンションに困惑気味なようだが、そんな事は構っちゃおれない。
うまくすると転移石から転移魔法を手に出来るかも。
そいつのレベルを上げたら日本へ帰れるかもしれない!
そう思うと思わず気合も入る。




