68:狂喜乱舞
翌日。
学校では柚乃とガブリエルの婚姻の話題で持ちきりだった。
教師からも二人の婚姻が発表された。そして柚乃は、来週の月曜日からまた、学校に戻って来るという。ガブリエルの伴侶となったが、本人が希望すれば『役割』につくこともできる。だから卒業までは学校に通うというのだが、多分、私のことを考えてくれたのだろうな、と思えた。
その電撃婚の話に加え、こんなことを教師は発表した。
「先日、古の悪魔の魔力を清めたアクラシエルとアリエルに、大天使ミカエル様が表彰をしてくださることになりました。二人の癒しの力がとても強いということで、ぜひその力も目にしたいとのこと。エルサさんも戻られる月曜日に、ミカエル様が我が校に足をお運びくださります。そこで表彰と癒しの力を実践で披露することになります。アクラシエルとアリエルは、今日から放課後に癒しの力の特別授業を受けるようにしてください」
話を聞き終えた私は、脳内で狂喜乱舞していた。
まさか、まさか、まさか……!
ミカエル様に会える!?
ミカエル様は不可侵で、近寄るつもりなど毛頭ない。でも表彰をするために学校へ来てくださるのを、拒む理由など見つからない。
ミカエル様は主のそばにいることが多く、さらに自身の宮殿にいることも多い。天使の前に姿を見せることは滅多にない。
だから。
きっと生でミカエル様を見られるのは……。
今度はいつになるか分からない。
しっかりその姿を目に焼き付けよう。最初で最後のミカエル様の生のお姿と思い、ぐっと拳を握りしめた。
◇
昼休みはアクラシエルがず~~っとラファエルについて語り続けた。
特に、柚乃とガブリエルが婚姻関係を結んだと知ると、自分もラファエルと結ばれる可能性があるかもしれないと、気持ちが盛り上がったようだ。
「アクラシエル、安心して。あんたとラファエルは結ばれるから。それ、ゲームの設定でそうなっているから」と、何度教えてあげようとしたことか。喉元まで出かけるこの言葉を、数えきれないぐらい飲み込んだ。
「で、そのラファエル様とのカウンセリングは、今度いつなの?」
「今日。でも癒しの力の特別授業を受けなきゃいけないだろう。だから16時からのカウンセリングにいけないって、さっき連絡をいれた」
アクラシエルはしょんぼりとした顔をした。
「まあ、仕方ないよね。来週の月曜日が終われば、放課後の予定はないから、とりあえず週末のカウンセリングを予約したら?」
「あ、そうか。そうだね。そうする」
しょぼんとした顔が、ぱあっと明るくなった。
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