作者挑戦5.3.(閑話)改行についておかわり回。
(前の回の続き)
■黒猫虎(素人)はまだ改行について伝え足りない
前の回では「読者目線」で「改行」と「空白行」の必要性について書きましたが、新米底辺作者として「これはっ!?」と思ったエッセイがあるのでご紹介したいと思います。
次のエッセイ、
(作品14)「バトルの書き方~その戦いに力はあるか!?~」作:Kei.ThaWest
・バトルの肉付け4-スピード感-
https://book1.adouzi.eu.org/n0757bn/7/
こちらのエッセイが何を伝えているかというと、「スピード感」を「改行」でコントロールできるというのです。
(作者のKei.ThaWestさんは「余白」という言い方をしています。)
このエッセイで言っている事は凄いですよ!
改行を使っていない方、ほんとーーーにもったいないお化けですよ!
ぜひ読んでみてください。
試しに黒猫虎がその技をつかってみましょう。
こういう感じです。
■バトル物サンプル
――悪役令嬢ヘーゼルが近づいてくる。
美しいロングストレートの金髪。
美しい足運び。
美しくつり上がった眥。
美しくニヤリとつり上がった口元。
美しい息づかい。
「――『オリジナル剣流 一二ノ太刀 打ち切り』」
聖女候補ロアーナはその瞬間痛みもなく手足を切断され、無様に芋虫の様に床に転がった。
ロアーナはその瞬間、ヘーゼルに恋をしてしまった。
生徒会の後の3人は殆ど何も出来ずに終わった。
――どうですか?
画面をスクロールするスピードが上がりませんでしたか?
そして、物語のスピード感も増しませんでしたか?
というか、別にバトルでなくても使えそうじゃないですか?
この技。
■恋愛モノサンプル
――内山良心は非モテだ。
ぽっちゃりでメガネでチビで猫背。
それはいい。
気にしていない。
しかし、かれは世の中の女性がクズイケメンの手口に騙されている現状を嘆き、あるウェブサイトを開設する。
その名も『腹黒イケメン撲滅委員会』。
彼はサイトで地道に、
「こんなクズイケメンに気をつけて」
「クズイケメンにはこういう特徴があります」
と日々情報をアップし続ける。
その書込みを彼は決して自分がモテるためにやっているのではなった。
あくまで、『良心』。
そして、少しばかりのストレス発散である。
そんな彼にある1人の女性から相談メールが来る。
それはどう読んでもクラスメートの『渡来未来』からの相談だった。
相手のクズは3名。
良心はクズ3名を調査するが、おもくそ黒と判明する。
そのサイトを彼は決して自分がモテるためにやっているのではなかった。
――どうですか?
画面をスクロールするスピードが上がりませんでしたか?
バトル物じゃなくても。
改行でスピードコントロールの技をまだ使ってない人、ぜひKei.ThaWestさんのエッセイを読んで使ってみてください!
(!注!)黒猫虎は行の途中で改行していないので、中途半端な使い手です。




