なろうの都市伝説「冒険者ギルド」を検証してみた
今回の検証は、冒険者ギルドです。
もっと言うと、冒険者ギルドに所属する理由の検証です。
謎の存在である、冒険者ギルドを検証するわけではないのです。
その点に関しては、すでに検証している人がいます。
そのため、検証するのは冒険者側です。
どうして、なろう作品の主人公は、冒険者ギルドに所属するのでしょう?
所属しなければ冒険に出られないから、所属する必要がある。
そういう主張に対しても、問題点が浮上します。
それならどうして、スローライフものでは所属しないのか?
話が異なるように思われるかもしれませんが、根っこの問題は同じです。
つまり、理由がない限り所属しないのです。
それこそ、スローライフという道があるのだから。
この世界は、そんな生易しくない?
その場合、どうやってその世界は、成り立っているのでしょうか。
衣食住などを特殊な力に頼らない限り、インフラを支える人たちがいます。
そう、その人たちと同じ職業に就けばいいのです。
その場合、スローライフとは異なりますが、冒険者よりはマシでしょう。
それなのに、どうして冒険者ギルドに所属するのでしょう?
はっきり言うと「なろうで人気のあるジャンル」だからです。
皮肉ないし嫌味に聞こえたのなら、謝罪します。
ただ、紛れもない事実です。
なぜなら、冒険者ギルドに所属する必要のある冒険者は、限られるからです。
才能がない?
不遇である?
その場合、別の道を模索するべきでしょう。
なぜなら――
わたしがファンタジー世界の住人なら、
「普通に有能な、冒険者に依頼したい。そのために、大金を積んでるんですよ!」
と、はっきり言えば激怒します。
そのため所属するとしたら、読者を納得させられる理由を用意するべきです。
わたしの今書いている作品では、そうしました。
検証に利用する作品は、
「史上最強のチート魔物使い」
という異世界ファンタジーです。
――ネタバレ開始です――
この作品では、主人公は冒険者ギルドみたいなところに所属しています。
なぜなら、所属しないと、命の危険があるからです。
具体的には――
主人公は異世界に転移したものの、適応できずに死に掛けます。
その際助かったのは、その世界の魔物と契約できたからです。
魔物との契約により、主人公は異世界に適応して、生き長らえたのです。
逆に言うと、その魔物を奪われると、主人公は死んでしまいます。
その上、その魔物は主人公との契約により、特殊な魔物に変化しています。
結果、その特殊な魔物を手に入れたい、という連中が出てきます。
だから、そういう連中への牽制のために、ギルドに所属させました。
要するに、ギルドの力により、主人公の立場を保障させたのです。
そしないと、外を歩くことさえままならないからです。
――ネタバレ終了です――
ギルドに所属する理由としては、「命の危険」は納得しやすいものでしょう。
皆さんの知っている作品では、この程度の理由付けをクリアしていますか?
もっとも――
クリアしなければならないというルールは、もちろんありません。
ただその場合、人気ジャンルを利用した、と読者に見透かされます。
それなら、きちんとした理由を用意するべきでしょう。
それはともかく――
ここまで読んでもらって、ありがとうございます。
それでは、今度こそ本編の検証に進めるべく、作品を書き進めます。




