#83北部進出
神武天皇即位紀元190年(紀元前570年)
北海道道南、道央地方を平定。北海道への入植を始め、7年で北海道の大部分を領有化できた。
札幌市などの重要な場所を手に入れられた。もちろん、現地のアイヌ民族が反発や蜂起を
したりしたが、それは全部鎮圧させておいた。
北海道への入植も順調に進んでいる。インフラ整備から学校建設、住宅建設、農地開発などだ。
北海道は冷帯なので、本来のジャポニカ種は育たないが、日本皇国の品種改良によって普通に育ち、
農業は問題ない。しかし、農業以上に嬉しいのが漁業だ。近海ではサケやイクラ、昆布などがよく
獲れて、北国の食べ物も食べられるようになった。
4年程前、皇后(旧サチ国の王女)との子供が生まれた。日本皇国初の皇太子だ。
最近分かったことだが、俺の取り寄せ能力は子供に引き継げないということが分かった。
つまり、この能力は俺しか使えないことになる。もし皇太子が第2代天皇になったら、
天皇の威厳を保つのは難しそうだな。
しかしながら、何の能力も持っていないというわけではなさそうだ。今のところ全く病気に
かかってないし、中々お腹が空くこともない。
おそらく、これは俺の能力だろう。
この前、日本皇国初の日本地図(北海道を除く)がようやく完成した。これに伴い、国土地理院を設置。
国土地理院が発行する日本地図を日本皇国の基本地図とした。北海道の測量は現在も行われている。
それと、現代で使われている地図記号も確定しておいた。
世界地図をつくるために、緯線と経線を設定。緯線0度は現代同様、赤道だが、経線0度は
弓削京に設定してある。現代の本初子午線は、当時世界の大国だったイギリスが設定したもので、
この世界には日本皇国が最も栄えているからイギリスに合わせる必要はない。
海上での遭難を防ぐために手旗信号を制定。これは現代と同じように作られている。
更に、障害者のために点字、手話なども制定しておいた。
蒸気機関の開発がおおよそ終了。今はまだ、井戸水を汲むぐらいしか出来ないが、
その内、車両にも積めるようになるだろう。
そして、火花点火機関やディーゼル機関、ガスタービン機関などの内燃機関の開発も進めるようにした。




