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#47天皇の権威

この辺から領有化スピードが異常になります。

それに、今回は少し長いです。

神武天皇即位紀元50年(紀元前610年)

東三河地方(愛知県東部)、尾張地方知多地域(知多半島)、西三河地方南部(岡崎市以南)、

伊豆地方(伊豆半島)の平定が完了。馬の普及、乗馬にも慣れてきたことにより

統一が格段に早くなった。降臨50年にしてようやく静岡県全域の平定が終わった。

ここまで長かった。地方統一は既に外務省職員から自衛隊に移行してある。こっちの方が

特殊な訓練を受けているので、安心できる。自衛隊が何なのか疑わしいが。


現地住民に、いち早く俺の偉大さを分からせるため天皇の象徴となるものをつくる。


まずは三種の神器。三種の神器は邇邇芸命が天孫降臨の際、天照大神から授かった八尺瓊勾玉、

草薙剣、八咫鏡のことだ。皇位継承のときに同時にこれも継承される。三種の神器には天皇の

正統性を表すためにも使われる。なので俺の正統性(元々が捏造)を示すために三種の神器

を使おうというわけだ。

しかし俺の手元にそんなものはない。そもそも俺はただの高校生だし。

なので極秘で三種の神器を職人に作らせる。このことが知られたら正統性どころじゃないからな。


日が経ち、三種の神器が完成した。現物を真似た、それっぽいやつだ。それを国民に見せつけ、

俺が正真正銘の天皇であることを見せつけた。もちろん神話通りに事実を捏造して。

そして、三種の神器を皇位の証とした。


国璽、御璽を製作。国璽とは、簡単に言えば国が捺す印鑑のこと。正方形の形で、日本皇国璽と

彫られている。対して御璽は天皇の印鑑だ。国璽と同じ形、大きさで、天皇御璽と彫られている。

こちらも三種の神器同様、継承される。


ちなみに皇位継承と言うが、67歳となった俺はまだ結婚していない。たまに誰かから「いつに

なったら結婚するのか」と聞かれるが、俺はいつも、「神年齢ではまだ早い」などと誤魔化

している。


実際のところ、なぜ結婚しないかと言うと、俺に合う相手がいないからだ。いや、性格とか

見た目とかではなく。やはり皇后には、高貴な血統ではないといけない。

民間人となんか結婚したら、後で血筋が疑われてしまう可能性がある。

まあ元々俺に高貴な血なんてないがな。神設定でいる以上血筋も気にしなくてはならない。

そんな人といつ出会えるかなんて知らないが。あと数百年のうちは子孫のことも大丈夫だろう。


それと、国民から見た俺の基本情報を整理しよう。色んな設定がごっちゃになって

ややこしいからな。設定のほとんどは捏造だ。


名前:神倭弓削和人天皇(かむやまとゆげのかずひとすめらみこと)

役職:初代弓削天皇

通称:帝

年齢:不明

皇居:葛城御所

母親:玉依姫(たまよりびめ)

父親:鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)


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