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俺は日記を公開した

 事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもの。


 俺はこの日記を読んで、小説家の端くれとして……いや、一人の人間として、様々なことを考えさせられた。


 俺はたまたま日記を拾ったから、この監禁愛の一端に触れることができた。しかし、この世にはまだ、様々な愛の形があることだろう。

 その中には、一般には受け入れ難い、歪な愛情もあるのではなかろうか。


 公開した日記はいわばダイジェスト版であり、表現をぼかした部分や、あえて記載しなかった文もある。そこに記された彼の本音は、K子への愛と自由への渇望の間で常に揺れ動いていた。


 俺個人の意見としては、彼が無事に救出されたあと、もっと正常に近い形で再びK子とともに歩んでいってもらいたいものであるが……。




 ピンポーン。

 と、先ほどから玄関がうるさい。


 普段は来客なんてめったにないんだがな。

 もしかして書籍化を打診しに来た編集者だろうか。申し訳ないが、今はお茶も茶菓子も切らしているから……とりあえず、エア茶とエア茶菓子で我慢してもらうとするか。


 さて、俺のやるべきことはここまで。

 心当たりのある人はぜひ彼を助けてやってほしい。




 俺は来客対応で忙しいから、このあたりで失礼させていただくよ。では。


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