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とある騎士の任務

 街道を四足歩行の騎乗獣に跨り、獣人の青年がひたすら駆ける。

 昼も夜もなく、休みもせず、目的地を目指して。

 体力の限界など、とうの昔に迎えている。

 それでもなお、その使命を果たさんと、手綱を取り、駆け続けていた。


「みんな、どうか無事で……!」


 仲間の無事を祈りながら、その不安を振り切るように前だけを見る。


「もう少しだからな……頑張れ……頑張れ……!」


 限界なのは騎乗獣も同じ。

 それでもよく走ってくれている。

 この分なら予定よりも早く街につく。

 そうすれば、自分が今抱えている不安も消し飛ぶに違いない。


「くそっ……なんでこうなったんだ……」


 自分たちに降りかかった災難に悪態をつきながら、彼は二日前の事を思い出していた。




 シュゲール共棲国竜域観測拠点――

 ここはシュゲール共棲国に面する竜域を監視する拠点だ。

 国と領域の森を隔てるように高く頑丈な壁が張り巡らされている。

 竜の生息域というのは大体決まっており、通常はその領域に足を踏み入れなければドラゴンの方から人を襲うことはない。

 唯一の例外が生息域から押し出されたドラゴンによる渡りと呼ばれる現象だ。

 特に飛竜の渡りは広域に被害が出る可能性が高く、その脅威は他国にまで及ぶ。

 観測拠点の役割は、有事の際、迅速にドラゴンの挙動を把握し、冒険者ギルドを通じて各国や街に報告する事を第一としていた。



 そんな重要な拠点にまだ若い彼が配属されたのはつい先週のことである。


「いよーう、ルーだったか?」

「あ、はい……! ドネン副団長!」


 食堂に入った所で大柄な猪の獣人に声をかけられた犬の獣人ルーは緊張したように背を正した。

 その様子にドネンが大口を開けて笑う。


「がっはっは! まーだガッチガチじゃねーか、お前さん!」


 体格と同じく大きな笑い声だ。

 周りにいた同僚もその様子に思わず苦笑した。


「ほれ、こっち座れ!」


 先輩騎士――それも観測拠点を指揮する騎士団の副団長に進められては断ることもできず、ルーはそのままドネンの向かいに腰を掛けた。

 気を利かせた給仕係がドネンやルーの分の食事を運んでくれ、ルーが慌てて頭を下げる。


「まぁ、冷める前に喰っちまうか」

「いただきます」


 しばらく、お互いが夕食に舌鼓を打つ。


「どうだ、美味いか?」

「ええ、以前の騎士団の食事よりも……」


 ドネンの問いかけにルーは素直に頷いた。

 前に所属していた騎士団の食事が不味かったわけではないが、この拠点の料理はその頃と比べても全然違う。


「ここは他と比べても強い魔獣を相手にしなくちゃならねぇ。けど、その分いい肉も手に入りやすいんだ。納める分を納めたら、残りは自由、鮮度は最高、ってな」

「なるほど……」


 納得しつつ、手が止まらない。

 そんなルーにドネンが目を細めた。


「で、お前さん……単身赴任なんだって?」

「ええ、まぁ……はい」

「子供はまだ幼いだろーに」

「そうですが……妻の親も見てくれていますし、ここを経験しておくのなら早い方がいいと上官に言われて……」

「ちげーねぇ……まぁ、ここでの初任務が最近大人しい飛竜の渡りなら大した事ないだろうしな」


 腕組みをして唸るドネン。

 その横にスッと影が立った。


「ドネン……新人君に油断を植え付けられては困ります」

「ゲッ! メイゲ団長……! いつの間に……」

「いつの間に、ではありませんよ……」


 ため息まじりに呟いたメイゲはそのままドネンの横に腰掛けた。

 現場の最高指揮官と副官の前に座らされる形になったルーが椅子の上で背筋を伸ばす。

 その様子にメイゲが相好を崩した。


「ここでは食事の時まで礼をする必要はないですよ、ルー団員」

「は、はい!」


 同じ犬の獣人でありながら、自分にはない優雅な振る舞いを見せるメイゲにルーが思わず赤面する。

 見慣れた光景なのか、横でドネンはニヤニヤと口元を歪ませていた。


「だんちょー、新人を誘惑しないで下さいよぉ」

「えっ!? ちょ……!」

「なにをまた、馬鹿なことを……」


 慌てるルーとは対象的に落ち着いて取り合わないメイゲ。

 周りの人たちから漏れる笑みを見るにこういったやり取りはこれが初めてではないらしい。

 それほどメイゲの容姿は優れており、気性の荒い者も多い獣人の中では温和な雰囲気の持ち主なのだ。

 男も女も関係なく、彼に惹かれる者は跡を絶たない。


「こんな場所にあるからか、殆どの者が単身赴任者です。任期も最短で半年ほど。飛竜の渡りを除けば、今ぐらいの時期がちょうど過ごしやすい」


 そう説明したメイゲが視線をルーからドネンに移す。


「もっとも……ドネンのように妻帯者でありながら、一向に故郷へ帰還しようとしないような変わり者もおりますが……」

「いや、まぁ……それは……」


 ルーが言い淀むドネンの姿に首を傾げていると、周りにいた騎士から声が上がった。


「団長! ドネン副団長の奥さん、めっちゃ怖いから! 副団長、家に帰れないんですよ!」


 ドッ、と周りが笑い出し、ドネンが所在無さげに身を縮こませる。

 その様子が微笑ましく、ルーも自然と表情を綻ばせた。

 嫌味のない団内の空気で分かる。

 みんな気のいい仲間なのだ。

 危険な場所に身を置いてはいるが、その連帯感は新人のルーにも居心地の良さを感じさせる。


「まぁ、気張り過ぎずに……先ずは職務に慣れてください。それからです」

「はい!」


 場の空気に背押されて、ルーの返事が弾む。

 こんな騎士団なら長く所属していたいと思っても不思議ではない。


「あーもー! いつまで笑ってやがる! そろそろ交代の時間だぞ! 持ち場に散った散った!」


 笑われる事に我慢ならなくなったのか、ドネンが声を荒げた時だった。


 ジリリリリリリリリ――


 砦内の警報がけたたましい音で鳴り響く。

 一瞬で表情を引き締めた団員たちが席を立ち上がった。


「なにごとか! 確認急げ!」


 メイゲが素早く指示を飛ばす。

 だが、確認する間もなく強烈な爆発音と振動が食堂を揺らした。

 砦の外から聞こえてくる甲高い鳴き声にドネンが舌打ちする。


「団長、これはワイバーンの鳴き声だ!」

「わ、ワイバーン……」


 ルーが思わず呟いてツバを飲み込んだ。

 ワイバーンはドラゴンの亜種で、竜種と一括りにされればその下級に当たる。

 しかし、下級でもドラゴンはドラゴンだ。

 その戦闘力は並々ならぬモノがあり、装備の整ってない状態では一部隊投入してもまともな戦果は挙げられない。

 初めて竜種を間近で感じて戦慄するルーを他所に騎士たちが次々と食堂を飛び出していく。


「ルー団員!」

「は、はい!」


 メイゲに呼ばれて我に返ったルーが慌ててメイゲを向き直る。


「先ずは落ち着いて。我々と一緒に来なさい」

「りょ、了解です!」


 姿勢を正して一礼したルーはそのままメイゲとドネンに続いて食堂を飛び出した。


「くそっ! 見張りは何をしていやがった……!」


 廊下を駆けながら悪態をつくドネン。

 その横を並走するメイゲの表情も険しい。


「しかし……渡りにしては、なんの予兆もありませんでした。いったい……」


 本来、飛竜の渡りはその前兆としてワイバーンが騒ぎ立てる傾向にある。

 その様子から渡りの規模を察して準備するのであるが、今回はその前兆がまるでなかった。


「くっ……!」


 爆発音と鳴き声の中を外に向かって懸命に走る。

 やがて赤く染まる夕暮れの中へ三人は飛び出した。


「何事で……」


 空を見上げて固まる団員に現状報告を求めようとしたメイゲが彼らと同じモノを見て、絶句する。

 それは隣にいたドネンも後ろに続いたルーも同じだった。


「なんじゃ……こりゃ……」


 ドネンが辛うじてそれだけを吐き出す。

 空を埋め尽くす竜、竜、竜の群れ――拠点から上がる火の手が夕闇を舞うワイバーンの群れを紅く照らし出していた。


「くっ……迎撃準備、急いで!」


 信じられない光景に固まる騎士たちをメイゲが焚き付ける。

 我に返った騎士たちが慌てて持ち場に駆け出した。


「渡りなのか? これは……」


 かつてない規模の群れに戦斧を構えたまま、ドネンが唸る。

 メイゲも上空を油断なく見上げたまま、小さく首を振った。


「分かりません……これ程の群れなのに兆候はまるでありませんでした。もしかしたら、誰かが竜域に足を踏み入れた可能性もあります」

「我々に気付かれずにか? 馬鹿な……」


 竜域に足を踏み入れてドラゴンの怒りを買えば、報復としてその周辺の街や村が真っ先に襲われる。

 その為、許可なく竜域に足を踏み入れる行為は犯罪として取り締まられるのだ。

 観測拠点はその取り締まりを担当する部署でもあり、侵入を妨げるために特殊な防壁を張り巡らせていた。


「来ますよ、ドネン! ルー!」


 動き出した騎士団に気付いて、何匹かのワイバーンが地上へと首を向ける。

 そんな中、ルーの視線はずっと一点に注がれていた。


「ルー!」

「団長……アレ、なんですか……?」


 ルーの指差す先をメイゲが注視する。

 ワイバーンの群れの隙間から、明らかにそれではない影が滞空していた。

 その正体はシルエットを見れば一目瞭然だ。

 明らかにワイバーンより巨大な体躯。

 天に昇ったその影が自らの存在を誇示するかのように巨大な咆哮を上げた。


 ガァァァァァァァッ!!


 大気を震わせるような強烈な音に圧倒された騎士たちが思わず後退る。


「飛竜種……ブラックドラゴンだと……」


 ドネンの呟きがルーの耳に届く。

 ブラックドラゴンはその身に強大な魔力を宿す、極めて危険度の高いドラゴンだ。

 ワイバーンの群れも己よりも高位な存在の声に急き立てられて、その場を飛び去り始めた。


「不味い……! 防御準備!!」


 ドラゴンの口元に火の気配を感じたメイゲが叫ぶ。

 慌てて騎士たちが共同で防御魔法を展開する。

 同時にドラゴンが大きく口を開け、膨大な火球を吐き出した。

 空気を焼いて落下してくる火の玉が空中を旋回していたワイバーンに直撃する。

 爆発に巻き込まれたワイバーンが錐揉みしながら拠点の屋根に墜落し、瓦礫を巻き込みながら崩れ落ちた。


「ワイバーンを一撃で……」


 よく見れば、その一匹だけではなく何匹もワイバーンが地に落ち、拠点に寄り掛かっていた。

 何度か吐き出された火球は拠点だけではなく、ワイバーンをも焼き焦がしていたのだ。

 圧倒的強者から受ける圧力と熱気に当てられて、メイゲの頬を汗が伝う。

 この状況下に置いても、彼は騎士団長として最適な指示を出さねばならなかった。


「ルー団員。申し訳ない……慣れる暇は与えてあげられそうにない」

「えっ……」


 ルーがメイゲに向き直ると彼は微かに笑みを浮かべていた。


「ルー団員、拠点を離脱して、この事を一刻も早く街に報せるのです」

「そんな……」


 メイゲの言葉にルーは弱々しく反発した。


「通信の魔道具を使おうにも機材は燃える拠点の中……ドラゴンを前にして引き返すのは不可能に近い。もしもの時のために手段は講じておかなければならない」


 メイゲはルーに仲間たちを置いて去れと言っているのだ。

 今し方、心地よい居所だと思わせてくれた仲間たちを見捨てて。


「わ、私も残って戦います!」


 強大な飛竜相手に残って何ができるか、など思いつくわけもない。

 だが、自分ひとりこの場から立ち去るのを受け入れられるはずも無かった。


「ルー、これは命令です」

「しかし……!」


 納得がいかず、食い下がるルーの肩をドネンが叩く。


「副団長! 自分は……!」

「気持ちは分かるが、命令は絶対だ」


 ドネンは肩を落とすルーの頭をくしゃくしゃと撫でると、ニカリと歯を見せて笑った。


「なーに、上手いこと立ち回るさ。こちとら何年ドラゴン相手にしてきたと思ってんだよ」

「そうです。時間をなるべく稼いで足止めしますので、騎乗獣でひとっ走りして来てください。まぁ、こちらが上手く行けば無駄足になってしまうかもしれませんが……」


 ドネンに続いてメイゲもルーの肩を叩いて笑みを浮かべる。

 ルーも分かっている。

 いつまでも時間を無駄にしていて良いワケはないのだ。


「分かり……ました」


 言葉を詰まらせながら、ルーが頷く。

 メイゲも頷き返すとルーの背中を叩いた。


「報せを届けて私たちが先に連絡を入れていれば笑い話にでもしましょう。しかし、もしなんの連絡も入ってなければ拠点が壊滅したと伝えてください。どの道、救援は必要です」

「はっ……!」


 自らの迷いを断ち切るようにルーが踵をそろえ、姿勢を正す。


「ご武運を……!」


 無言のまま頷くメイゲとドネンに騎士としての礼を取ったルーはそれ以上何も言わず、踵を返して走り出した。


「くそ真面目だなぁ……」

「好感の持てる良い青年です」


 一瞬だけルーの背を見たメイゲとドネンが視線を前方のドラゴンへと向ける。

 散らばったワイバーンの大部分は飛び去ったのか、かなりの数が減っていた。

 もともとワイバーンは自分たちより高位のドラゴンが現れると餌場を譲って移動を開始する。

 この場は上空に滞空するブラックドラゴンに譲られたのだ。


「ドネン、あなたも退避してもらっても構いませんよ? 妻子があるんでしょう?」

「冗談でしょ? こんなとこで団長を見捨てたとあっちゃぁ、それこそ女房に合わせる顔がなくなる」


 ドネンがメイゲの提案を蹴って戦斧を構え直す。

 他の団員も意を決して飛竜に向き直っていた。

 飛竜も姿を現した以上、逃がしてはくれないだろう。


「総員、持ち場についたな! 標的はブラックドラゴンのみ! ワイバーンは捨てて! 竜種にシュゲール騎士団の力を見せつけてやるのです!」

「「「おおっ!」」」


 メイゲの檄に足並みを揃えて飛竜と対峙する騎士たち。

 その姿が煩わしいのか、睥睨したブラックドラゴンが再び大口を開けた。


 ガァァァァァァァッ!


 圧倒的な魔力の波動が飛竜を中心に拡がっていく。そして。


 ギャァァァァァァッ!


 飛竜の咆哮に呼応して、二匹目のドラゴンがシュゲールの空を舞った。




 ルーは騎乗獣を走らせ続けた。

 ルーの向かった東の方角にはワイバーンの姿はなかった。

 確認はしていないが、ワイバーンの進行方向はおそらく西か北。習性を考慮すれば北だ。

 闇夜に紛れ、戦域を脱したルーは街道をひたすら東へ進んだ。

 二晩休まず。

 騎乗獣はよく走ってくれた。

 運良く西へ向かう旅人には巡り合わず、道中追い越した商人に事態を告げて西へ向かう者があれば引き止めるようにお願いした。

 そうして前だけを見て走り続けたルーはようやく目指す街を視界に収めた。


「み、見えた……! もう、少しだ……」


 バテバテの騎乗獣に触れて、最後の一走に力を込める。


「あれは……」


 街に近づくと、その入り口に見覚えのないモノが映り、ルーは目を細めた。

 それは列を成す人々の姿だった。

 ルーはそれが街に駐屯している騎士団だとすぐに気が付いた。

 ルーの姿に気が付いた指揮官と思しき人物が数名を引き連れてルーの前に出る。


「止まれ!」


 騎士の停止命令にルーは騎乗獣を止めた。

 崩れ落ちるようにうずくまる騎乗獣の背からルーが転がり落ちる。


「お、おい……大丈夫か!?」

「はっ……ありがとう……ございます」


 ルーは支えてくれた騎士に礼を言い、指揮官の顔を見上げた。


「おまえ……! 観測拠点の所属か!」


 年若いルーのくたびれた様子に驚いていた指揮官がその所属に気付いて声を荒らげる。


「いったい何があったんだ!? いきなりワイバーンとブラックドラゴンの襲撃が始まって国中が大混乱だぞ!」

「…………っ」


 ルーは指揮官の言葉に声を詰まらせた。

 なんの連絡も伝わってない。

 ブラックドラゴンまで移動を開始したというのに、拠点からなんの連絡もなかったのだ。

 その事を知って、ルーを支えていた気力はプッツリと切れた。

 力無くその場に膝をつく。

 皆ならなんとかしただろう、という甘い希望は早々に打ち砕かれた。


「お、おい……!」

「ご報告……申し上げます……」


 崩れ落ちたまま続けるルーに戸惑いを隠せず、騎士たちが顔を見合わせる。


「竜域観測拠点は……壊滅致しました」

「ば、ばかな……」

「本当です……なんの前触れもなく、ドラゴンの強襲に合い……拠点が破壊され、連絡を取ることもできず……メイゲ騎士団長の命令で、わ……」


 様々な感情が一気に溢れ出してルーの言葉が震える。

 気付けば、ルーは涙を溢していた。


「私、だけが……」


 若い騎士の無念を感じ取った指揮官がルーの肩に手を添える。

 そして一瞬だけ力を込めた。

 長く感傷に浸っている場合ではないのだ。

 やるべき事は他にある。


「よく聞け! 予定を変更する! 斥候と主力、救護班は先行しろ! 迅速に観測拠点を目指せ! 伝令! 今の話を騎士団本部にと冒険者ギルドに伝えろ! 行け!」

「「「はっ!」」」


 指示を受けた騎士たちが素早く行動を開始する。

 指揮官は項垂れたままのルーにもう一度向き直った。


「任務、ご苦労だった。後は我々に任せておけ」

「わ、私も観測拠点に……」

「馬鹿を言うな」


 なんとか立ち上がろうとするルーを指揮官が手で制する。


「おまえ、飲まず食わずで走り続けてきたんだろう? 今はゆっくり休むんだ。いいな?」


 尋ねる口調ではあるが、選択の余地はない。

 ルーは騎士に支えられながら、そのまま治療院へ担ぎこまれた。


●人物

ルー……シュゲール共棲国の若い騎士。犬の獣人。

メイゲ……ルーの所属する騎士団の団長。犬の獣人。ルーに伝令を任せ、ドラゴンとの戦いに挑む。

ドネン……ルーの所属する騎士団の副団長。猪の獣人。大柄で気さくだが恐妻家。メイゲとともにドラゴンへ挑む。

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― 新着の感想 ―
[一言] 何回も読み返しては、この話の登場人物達が不憫でならない! どうか救済を! この後の話でも壊滅らしいとなっていますが、どうにか、その後を書いてください! あまりにも切なすぎて(;_;) 三人に…
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