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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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聖夜にあなたといられたら

詩のような作品です。

あなたと共にあれた頃は

とても楽しい毎日で

嬉しいことや楽しいことがたくさんあるから

幸せをいつも感じていたの

だから要らなかった

特別な日なんて

特別な夜なんて

そんなものなくたって

痛くも痒くもなかったのよ

だってあなたがいてくれるから

あなたさえ傍にいてくれれば

ただそれだけで良かった

本当に

どこまでも

そうとしか思わなかったわ

あなたさえ隣にいてくれるのであれば

それ以外のものなんて何も

要らないし

求めない

そんな気持ちでいたの

だってわたし

あなただけが欲しかったから

そっと笑い合えること

そっと語り合えること

それだけが幸福で

だからそれ以外のものなど必要としてはいなかったの


でも今は……


あなたがいない冬は

あまりにも寒いわ

心が凍りついてしまいそう

絶望という冬の風に

煽られて飛んでいってしまいそう


聖夜にあなたといられたら


どんなに幸せでしょう


聖夜にあなたといられたら

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