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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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383/598

積み木を積み上げても

詩のような作品です。

積み木を積み上げても

いずれは崩れ去るだけ

あなたとの日々もそう

それによく似ていたわ


わたし

あなたのこと

今も好きなの

きっと

そうなの


わたし

あなたのこと

今も思っている

きっと

そうよ


だから悲しい

あなたがいない日々

あなたがいない場所

空白に押し潰されてしまいそうで


痛みが

涙が

たびたび溢れて


口からこぼれ落ちそうになるたびに

馬鹿ねと口ずさむ

だってもう取り戻せないものよ

足掻いたって何の意味もないのに


夕暮れを繰り返しても

いずれは沈みゆくだけ

あなたとの日々もそう

それに似たものだから


わたし

あなたのこと

今も好きなの

きっと

そうなの


わたし

あなたのこと

今も思っている

きっと

そうよ


愛している……


積み木は崩れるし

夕日は沈むでしょう


いつの日にかは

ただそれだけのこと


単純な仕組み


なのにどうしてか


頭を整理しきれないの


だから辛くて


痛みが

涙が

瞳から


痛みも

涙も

溢れ出してしまいそうね


積み木を積み上げても

いずれは崩れ去るだけ

あなたとの日々もそう

それによく似ていたわ


わたし

あなたのこと

今も好きなの

きっと

そうなの


わたし

あなたのこと

今も思っている

きっと

そうよ


どうしてもっと長く

いいえ永遠に

あなたと共に在れなかったのかしら

そんな意味のない問いばかり

つい繰り返してしまうから

あの夜空に消えてしまいたい

そうよ

ただそれを願っている


愛しているからこそ……

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