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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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313/598

私は貴方を許さない。そうよ永遠に。

 私は貴方を許さない。


 そうよ永遠に。

 この命が尽きる日まで。


 私は貴方を愛していた。そして私たちは正式の婚約していた。婚約者同士、そう、特別な関係。私たちはそうだった。なのに貴方は――あの夜、他の女に手を出して。その腕を、女に絡めた。私ではなく、他の女を。抱き締めて、甘い言葉を囁いて。


 ……あまりにも卑怯よ、貴方は。


 しかも。


 その行為だけでも十分な裏切りで私を傷つけたというのに、加えて意見を述べた私を侮辱してさらに傷つけて。


 許せるわけがないでしょう、そんな酷いことをされたら。


 もう今は他人。

 それは事実。


 けれどもだからといってすべての罪が消えるわけじゃない。


 そうよ、貴方の罪は永遠に消えないの。


 ……少なくとも私が死ぬまでは。


 あと、あんなことをしておいて幸せになれるなんて思わないで。


 この先貴方には多くの災難が降りかかるでしょう。

 けれどもそれは貴方自身が引き寄せたもの。


 貴方の行いが、貴方の罪が、貴方を地獄へと誘いやがて引きずりおろすでしょう――。


 私は貴方を許さない。


 そうよ永遠に。

 この命が尽きる日まで。



◆終わり◆

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