あなたを尊敬していた
詩のような作品です。
あなたを尊敬していた
偉大なる師とも言えるような
唯一にして特別なあなたを
わたしにとってあなたは
特別な存在で
代わるものなど絶対にないと
そう言えるほどの大きな存在
だからこそ
あなたを想っていたし
あなたに対してはさまざまな感情を抱いていた
ただの恋ではない
ただの好きではない
そこにはさまざまな色があり
複雑に絡み合っている
それほどに
わたしにとってあなたは
特別な人なのだと
あなたはきっと知らないまま生きてゆくのでしょう
そうね
わたしだって口にはしないわ
きっと
だからあなたが
わたしにとってのあなたが何者であるかなど
気づく日は来ないのでしょう
それでもなお
あなたへの感情は強く深い
今はもう敵同士
共に歩むという願いはもう叶わない
それでもなお
今も強く
わたしはあなたに唯一の感情を抱えている
それは時に黒く
穢れたものでもあるかもしれないけれど
それと同時に
眩しすぎる光りでもあるのだと
あなたはきっと気づかないまま
いつの日か刃を交える
それはとても悲しいことだけれど
それが運命であるのなら
きっと避けられないことなのでしょう
ならば逃げはしないわ




