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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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282/598

淡い恋の匂い

詩のような作品です。

ああ 今年もまた やって来るのね 春が


淡い期待

淡い未来への希望と共に

この胸を揺らすのは

ほのかに感じさせてくれる

始まりの匂い


ああ 今年もまた もうすぐ来るわ 春が


それは淡い恋の匂い


ときめきを乗せて

ここへやって来た

その甘い匂いはまた

この胸を揺さぶるの


もう恋なんてしない

何度繰り返したかしら?

数えきれないほどに

悲しみ

苦しみ

ただそれでもすべてを乗り越えて

歩んできた

生きてきたのよ

だからきっといつまでも

同じことを繰り返すのでしょう

恋にこがれて

また今年も

春の甘い匂いと共に

幕開ける物語

そうねきっと

その時はもうあまり遠い未来じゃない


ああ 今年もまた やって来るのね 春が


淡い期待

淡い未来への希望と共に

この胸を揺らすのは

ほのかに感じさせてくれる

始まりの匂い


ああ 今年もまた もうすぐ来るわ 春が


らららって歌いたくなる

どうしてかしら?

心が弾んで

踊り出したくなるのよ


それは淡い恋の匂い

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