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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 4 (2024.1~12)  作者: 四季


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237/598

わたしたち あの頃は他の誰よりも仲良しで

詩のような作品です。

わたしたち

あの頃は他の誰よりも仲良しで

間違いなく幸せになれるって

純粋に思ってた

柔らかな心で

優しげな眼差しで

関わっていられるなら

きっと幸せは永遠になるものと

そう思っていて

そう信じていて

だから迷いなんてなかった

あなたを選ぶこと

あなたと生きること

そこに躊躇なんて欠片ほどもなくて

わたしずっと

あなたとなら笑って生きてゆけるものと

当たり前のように思い込んでいた

それが当たり前でないなんて

笑顔が当たり前のものではないなんて

欠片ほども気づかずに……


でもいつからか

あなたは変わってしまって

もう思い出せないけれど

あなたは笑わなくなってしまって

次第に

わたしのことすら見なくなっていって

やがて

わたしには笑みを見せることは

少しもなくなってしまった


気づいていたの


あなたの本心


あなたが本当に愛している人が


わたしではなくて

他の女性だということ


わたしたち

あの頃は他の誰よりも仲良しで

間違いなく幸せになれるって

純粋に思ってた

でもそれは永遠ではなくて

やがて終わりはやって来て

さよならの鐘の音は響く


悲しくても

切なくても

寂しくても


それでも……


わたしたち

あの頃は他の誰よりも仲良しで

間違いなく幸せになれるって

純粋に思ってた


わたしたち

あの頃は他の誰よりも仲良しで

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