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【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました  作者: 鳥山正人
第4章 死獣の力

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92/100

92話

ボクは朝早くに起きて掲示板に書き込み。この方法が1番段取り良く剣の秘宝の在処がわかると思ったから。


「ボクの段取りもバレてしまうが、リュウイチさん相手にボクの段取りがバレる事なんて意味のない事。それよりリュウイチさんがどのような段取りをしてるのかわかった方が収穫が大きい」


ボクはスマホを取り出して、情報屋からヘパイストスの情報を入手。すぐさまみんなに情報共有。


ヘパイストスがいるのは北の大地のトリトニス湖。黒蛇亀の玄武がいる場所からそう遠くない場所にいるので、玄武のところを待ち合わせ場所に指定して、ボクは待ち合わせ場所へ。


~~~~~

「な、なんでこんなところにいるんですか?」


待ち合わせ場所でボクを待ち構えていたのは吉田メリーさん。


「ハヤトさん、お待ちしておりました」

「なんでボクがここに来るってわかったんですか?っていうかそれよりもブラックドラゴンを辞めたっていう情報あったんですけど、本当ですか?!」

「辞めたのは本当です。ですが出回ってる情報にはウソもあります。私がブラックドラゴンを辞めた本当の理由は…」


「あっー!!!」


メリーさんの声をかき消すかのような大きな叫び声。そこにはウサギさん達3人の姿。


「ど、ど、どうしてメリー様がこんなところにいるんですか?!ハヤトさんは知り合いなんですか?!」

「あれ?みんなには言ってなかったっけ。メリーさんはボクのクランメンバーだよ。と言ってもクランメンバーのみんなにはしばらく会ってなかったんだけどね」

「そうだったんですね。まさかメリー様と知り合いだとは思ってもみませんでした。私達も仲間と別れた事があるから、ハヤトさんの事についてあれこれ聞いたらマズいかなって思って聞かなかったんですよ」


リュウイチさんの段取りがあったから、みんなと巡り合う事が出来た。そうなるとみんなが別れた仲間っていうのは……


「別れた仲間っていうのは白鳥チヅルさんですよね?チヅルさんもボクのクランに入っていて段取り良くみんなのサポートしてますよ」

「やっぱりチヅルはハヤトさんのところにいたんだ。リュウイチ様と同じくらいすごいハヤトさんの元でチヅルは頑張ってたんだ」

「はい。と言ってもチヅルさんともしばらく会ってはいませんけどね。あっ、メリーさん、あのー、実はボク今この3人とパーティー組んでまして……」

「その事はリュウイチ様から聞いてすでに知っています。そして私がここに来た本当の理由。それは彼女達をさらに強くするためです」


そう言ったメリーさんの表情はどこか少し寂しげな感じ。ずっと慕ってきたリュウイチさんの元を離れてボク達のためにメリーさんはブラックドラゴンのクランを辞めてきたんだろうな。


「ボク達のためにありがとうございます。時間も限られていますので、早速ヘパイストスの元へ急ぎましょう」

「えぇ、そうね。みんなよろしくね」

「よろしくお願いします」


玄武のところから移動し、ヘパイストスのいるトリトニス湖に到着。


「お主達から秘宝の魔力を感じられる。私が作った秘宝を手に入れたいと思うなら、そなた達の実力を我に見せよ」


ヘパイストスとの戦闘開始。ヘパイストスの実力を確認するためにボクとメリーさんはパーティーに入らず3人で戦闘開始。


亀白ナルミさんに鍛えられたスズメさんの弓タンカーとしての実力は格段に上昇。魔法剣士のウサギさんと神聖魔法使いのツバメさんはスズメさんに付いていくのがやっと。


「君達の実力はよくわかったわ。一度ウサギさんはパーティーから外れて私の動き方を見てちょうだい」

「わかりました」


ウサギさんが抜けてメリーさんが戦闘に参加。弓タンカーのスズメさんと魔法剣士のメリーさんの動きは目を見張るものがあり、ツバメさんはほぼ動く事なく少しサポートした程度でヘパイストスを倒してしまいそうになっていた。


「しばらく見ない間にメリーさんはさらに実力をつけましたね」

「ブラックドラゴンの幹部になったという自信と自覚。これが私を成長させてくれた。と言ってももう幹部じゃなくなったんだけどね……さぁ、次は3人でヘパイストスを倒してちょうだい」


幹部じゃなくなったと言った時のメリーさんの表情は寂しげな表情。やはりまだ吹っ切れてはいないんだろうな。


メリーさんが抜けてウサギさんが戦闘に参加。メリーさんの立ち回りを見て萎縮したのかウサギさんの立ち回りはぎこちない。それに呼応するかのようにツバメさんの動きも悪くなっていた。


「そんな動きでリュウイチ様に勝つなんて無理な話ですよ」

「……そもそも私達でリュウイチ様に勝つ事が出来るんでしょうか。いくらハヤトさんの段取りが良いと言っても限界があります。スズメはともかく私とツバメは完全に足を引っ張っています」

「だからそのために私があなた達を鍛えに来たんです。泣き言を言ってるヒマはありませんよ」


メリーさんがいつになく熱くなっている。こんなにも熱いメリーさんを見るのは初めてだ。


「ちょ、ちょっとメリーさん落ち着いてください」

「すみません。でもリュウイチ様に勝とうと思ったら、全然時間が足りないと思いまして……」


たしかにメリーさんの言う通りリュウイチさんに勝つための時間は全然足りない。でもボクに出来る段取りはこれが精一杯……いや、これ以上の段取りはある事はある。だけどそれは……ここまで来たなら腹をくくってリュウイチさんに勝つために最高の段取りをやるべきなんだろうな。


「メリーさん、少しよろしいでしょうか」

「……何でしょうか」

「ウサギさんの代わりにこのパーティーに入っていただけないでしょうか。そうすればリュウイチさんに勝てると思います」

「私がウサギさんの代わりに入ったところでツバメさんの実力では私達の動きに付いてこれないのは明白です」

「もちろんそれもわかっています。だから……だからツバメさんの代わりにマリナさんが入ってくれたらリュウイチさんに勝てると思っています」


正直な事を言うとマリナさんと付き合うためにリュウイチさんに勝負を挑むのに、ここでマリナさんをパーティーに入れるのはどうかなって思うところある。だけどリュウイチさんに勝つためにはこの案が1番良い。


だけどこのパーティーが意味する事。

それは………


「ハヤトさんの言い方だとこのパーティーにアイナさんは必要ないと言う事ですか」


そう。このパーティーメンバーにはアイナさんがいない。


「リュウイチさんに勝つためには魔法タンカーのアイナさんより弓タンカーのスズメさんの方がパーティーバランスが良く、4秘宝の全てを活用出来るパーティーになります」

「たしかにそれはそうかもしれませんが……」

「後の事はボクに任せてください。メリーさん、お願いします。残された時間は多くありません。お願いします!」

「……わかりました」


これでこの後の段取りは決まった。ボクの始めの構想では、スズメさんをさらに強化するためにヘパイストスから金の矢と銀の矢かアイギスの盾をもらうつもりだった。


アイギスの盾は盾としても装備はもちろんの事だが、胸当てとしても装備出来るアイテム。


だから鍛えられたスズメさん達の動きを見てどちらかを選ぼうと思っていた。


でもメリーさんに入る事になったなら選ぶのは剣の秘宝、マルミアドワーズ。


「それじゃあパパッとヘパイストスを倒しちゃうよ」

「はい」


スズメさんとウサギさんは素晴らしい動きを見せて実質2人でヘパイストスを撃破。


「お主達の実力はわかった。この3つの中から好きなアイテムを選ぶがいい」


ボクは剣の秘宝マルミアドワーズを選択。


「メリーさん、こちらをどうぞ」

「はい。では戻りましょう。私達のクランへ」

「……はい」


ボクはみんなを連れてブルーオウルのクランハウスへ向かった。





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