表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました  作者: 鳥山正人
第4章 死獣の力

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/100

67話 太陽の塔攻略準備4日目

今日はカリナさんの防具の素材採取がメインとなっていく。まずは朝のルーティンから。


大量生産用の畑の確認。不死のリンゴと王のリンゴを採取。次は夢幻水晶(青白金鉱石)からブループラチナメタルを10個採取。


朝のルーティンを終わり、南の王国の鳥エリアに移動。


「あれ、カリナさんがいないな。今日はボクの方が早かったんだな」


と思っていたらすでにカリナさんはツキヤミガラスと戦闘中。邪魔にならない距離まで近づいて観察しているとカリナさんもこちらに気付き、会釈程度でそのまま戦闘を継続。


「いろいろ考えて多少は動き方も変わっているけど、本質的な事を理解していない感じだな」


時刻はまだ朝。昼くらいまでは自分の防具の事を考えるとするか。


ボクは軽装スキルを持っているから重鎧、軽鎧、魔装を装備出来る。


ボクは純生産職だから戦闘に参加する事はない。そのため防具力の高い重鎧は必要のない気もするが、ボクの鈍臭さを考えると死ににくい重鎧がいいような気もする。


軽鎧は重鎧よりも防御力は劣るが、荷物を沢山持てるというメリットがある。太陽の塔は最大で50人まで一気に入る事が出来るため、ボクはサポート要員としてマリナさんやカゲトラさん達と一緒に入る。その事を考えるとポーションや遠距離攻撃に必要な矢を沢山持てる軽鎧がいいような気がする。


魔装は軽鎧よりも防具力は劣るし、荷物も軽鎧よりは持てない。生産職の人が魔装を選ぶメリットとしてはポーションの回復量が増える事。軽鎧で持てる分以上の回復量があるので、サポート要員として太陽の塔攻略の事を考えると魔装もありなのかもしれない。


んー、どうしようかな…………


「すみませんハヤトさん、ちょっといいでしょうか?」


考え事に夢中になっていたら、もうすぐお昼。


「なんでしょうか?」


「自分でも色々考えてみて、やってはいるのですが上手くいきそうな気がしないです」


「わかりました。ここ最近、カリナさんは急激に強くなったと思います。そのため、今までやってきた事をやらなくなってしまった事があります」


「やらなくなった事ですか……えっ、暗黒魔法を使っての攻撃という事ですか?だってツキヤミガラスは暗黒属性ですよ」


「それはカリナさんの先入観ですよね。元々カラスは太陽の使いとされ、神聖な動物です。色々考えてやるのだとしたら、時には意味のなさそうな事もやらないといけないですよ。迷った時は基本に立ち返ってやる事です」


「……わかりました。基本に立ち返って私の出来る事を全て出し切ってきたいと思います」


「カリナさんなら出来るはずです。頑張ってください」


「はい」


カリナさんは再びツキヤミガラスに向かっていった。


基本に立ち返るか……ボクが1番出来ていなかったな。太陽の塔攻略で1番大事な基本的な事、それは死なない事。ボクが作らないといけない自分の防具は重鎧だったんだな。


「あっ、あの、ハヤトさん」


「あっ、はい、なんでしょうか?」


「ハヤトさんのアドバイスのおかげでツキヤミガラスを倒す事が出来ました」


カリナさんの足元にはツキヤミガラスが倒れている。ボクが考え事してる間に倒したんだな。


「お疲れ様でした。ボクもカリナさんのおかげで基本に立ち返える事が出来ました。ありがとうございました」


「いえ、私は何もしていません」


「あっ、そろそろ採取権がフリーになるので採取始めますね」


「はい、お願いします」


「一点集中スキル・オン」

「剥ぎ取り採取作業・開始」


ツキヤミガラスの身体に点が輝く。ボクはアダマンタイトのナイフを点に差し込み、ツキヤミガラスの羽毛を採取。


「ん?何か違和感があるな」


ツキヤミガラスの身体には輝く点は見えないが手の感触的には何かまだありそうな感覚。


「どうしました?」


「ちょっと待ってくださいね」


ボクは再びツキヤミガラスの身体に触るとやっぱり違和感を感じる。ボクは目を閉じて身体の隅々まで触れるとクチバシの辺りに違和感を感じた。


「ここだ……とりあえずここにナイフを差し込んでみるか」


ツキヤミガラスのクチバシという素材はない。だがクチバシに違和感を感じる。ボクは違和感を感じた場所にナイフを差し込んだ。


『インビジブルムーンファングを採取しました』


「何か素材を採取出来ました」


「何かってなんですか?」


「ちょっと待ってくださいね。今調べます」


ボクはスマホを取り出し、情報屋からインビジブルムーンファングについて尋ねてみた。


『(1万リンの情報)カラスという漢字は2種類ある。烏という漢字は目が見えないくらい黒い事から鳥の目がない烏の漢字になった。もう1つの漢字はガー、ガーと鳴く事から牙の漢字が付く鴉の漢字になった。インビジブルムーンファングはツキヤミガラスの見えない牙』


『(10万リンの情報)インビジブルムーンファングを素材に使った武器は月の銀狼、フェンリルにダメージを与える事が出来る』


「どうやら結構ヤバそうな素材です」


「それならもっと素材採取しますか?」


「んー、今日はもう遅くなったのでまた後にしましょう」


「わかりました」


「今日はお疲れ様でした。カリナさんも疲れたと思いますので、今日はゆっくり休んでください。明日の10時から会議をしたいと思いますのでカゲトラさんにも連絡お願いします」


「わかりました。お疲れ様でした」


ボクはカリナさんと別れてマイハウスに移動。


「よし、カリナさんの防具と自分の防具を作るか」


始めにカリナさんの防具生産に取り掛かる。先程手に入れたツキヤミガラスの羽毛と金白金鉱石を9つ使い、月闇ゴールドアーマーの完成。


次に自分の防具生産に取り掛かる。重鎧は素材を15個使う。ボクはブループラチナメタルを15個使い、ブループラチナアーマーの完成。


「よし、これで準備完了。みんなにメッセージを送るか」


『武器や防具の準備が出来ましたので、明日の10時にクランハウスに集合お願いします』


ボクはクランメンバーにメッセージを一斉送信。


『『『了解』』』


「よし、これでオッケーだ」


今のところは段取り通りに上手くいってるな。日程的にはまだ余裕があるけど、どうしようかな……


「とりあえず今日はもう寝るかー」


ボクは超フカフカのベッドに横になり、眠りについた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ