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【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました  作者: 鳥山正人
第4章 死獣の力

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61話 第5章始まり

太陽の塔の1層目に到着したボク。18畳ほどの空間と正面に扉。扉の横には1層目の地図。


「ふむふむ、ここの階層は何個か部屋があるだけの簡単な構造なんだな」


地図を確認して扉を開けると猿のモンスターの姿が目に入る。


そのモンスターはキャンサーモンキー。カニの手を持つ凶悪な猿のモンスター。そのハサミは硬い甲羅で出来ていて、攻守共に凶悪なモンスター。太陽の塔の外にもいたモンスターで超アクティブモンスターでもある。


「ソロで来た場合、クロロ豚のウンコを手に入れてない生産職はここで殺されて終わりって事か」


太陽の塔は死ねば離脱していく方式。


「とりあえず1層目は問題ないな」


キャンサーモンキーはボクから遠ざかろうとして近寄ってこない。


ボクは何個もある部屋を通り抜けて、2層目へ。


2層目も1層目と同じように18畳ほどの空間と正面に扉。扉の横には2層目の地図。


2層目は短い距離の通路のような部屋がいくつもある。遠距離攻撃は戦いにくそうな階層だ。


地図を確認して扉を開けると色とりどりの猿のモンスター。


カラーモンキーと言われるモンスター。赤猿、青猿、黄猿、黒猿、白猿の5色の猿。それぞれの色に対応した属性が弱点のモンスター。


赤猿の弱点は火、青猿の弱点は水、黄猿の弱点は雷、黒猿の弱点は暗黒、白猿の弱点は神聖。


属性の切り替えが簡単な遠距離攻撃なら倒すのは楽そうだが、地形的には遠距離攻撃は戦いにくい。


まぁそれでも大手クランの人達であれば、この程度のモンスターは簡単に突破出来るだろう。


カラーモンキーは超アクティブモンスターではないため、襲われる事なく突破。


3層目に到着。3層目も始めは同じ構造。階層の始めは少し休憩出来て準備を整える事が出来るようになっているんだな。


その後もボクは情報収集しながら、次々と突破していき、10層目に到着。


10層目は1部屋しかない階層。キリのいい階層だけに中ボスの予感。


扉を開けると見た事のないモンスター。太陽の塔の攻略の前に情報屋から猿のモンスターの情報は仕入れていたが、このモンスターの情報はなかった。


見た目は大きな青い色のゴリラ。ボクの姿を確認すると氷を具現化して投げてきた。


その氷に当たってボクはここで死亡。太陽の塔から放り出された。


「あのモンスターは一体何ていうモンスターなんだろ。って考えてないで急いでクランハウスに戻ろう。って言ってもボクが1番のりだろうから急ぐ必要もないと思うけどね」


ボクは太陽の塔エリアを抜けて、クランハウスに移動。会議室に行くと何やら騒がしい。


「お、お待たせしました」


会議室の扉を開けると全員戻ってきていて、ホワイトボードにはいろいろ書かれていてすでに情報交換が終わっている感じ。


「ハヤトくん、お疲れ様。ハヤトくんは何層目まで行ったんだい?」


みんなの視線が一気にボクの方にくる。


「10層目の青いゴリラの氷でやられてしまいました。あのモンスターって一体なんなんですか?」


ボクの話を聞いてみんな驚いた表情をしている。


「どうやらハヤトくんが1番下まで行けて情報収集出来たようだね」


話を聞くと1番先に帰ってきたのは意外にもケンタロウさんやカゲトラさんのパーティー。2層目でカリナさんが不用意にモンスターに近づいてやられてしまった事もあるし、回復役がいなかったのが原因で5層目で帰ってきたとの事。


2番目に帰ってきたのはマリナさん達のパーティー。3人パーティーだがアタッカー、タンカー、回復役とバランス良く構成されていた事もあって7層目でみんな一気にやられて帰ってきたとの事。


最強パーティーを組んでいたリュウイチさん達は9層目でやられて帰ってきた。


ボクは10層目ですぐにやられて帰ってきたため、新しい情報を特に報告出来る事もなく情報共有の会議は終わり。


「みんなの足並みを揃えて攻略するために1週間後の午前10時に1回目のアタック。それでダメだった場合はそれから3日後の午前10時にアタック。それで攻略出来なかった場合はあとは自由に攻略をするという事でいいか?」


みんな納得しているようで頷いてる。


「ハヤトくんのいない間に決まった話なんだが、準備を整える時間を考えるとこうなったんだ」


たしかに1週間もあれば、やれる事はたくさんある。ボク1人でも1週間あればマリナさん、アイナさん、メリーさんの防具は作る事が出来るし、なんならあと2、3人くらいの防具生産も出来る。


「わかりました」


「それから黄金のアルゴー船は各自で準備する事になったんだが、戦力的な事を考えるとマリナのクランとカゲトラのクランは合同で攻略した方がいいという事で話はまとまったから、ハヤトくんにはこの2つのクランの事を頼みたい」


2番手クランは大手クランに比べると戦力は劣る。リーダーのマリナさんやカゲトラさんはともかく、12パーティー分48人の戦力ともなると2番手クランは幹部候補予備員以下の人もパーティーに入る事になるから、半分の6パーティー分の戦力を合同させて攻略に挑む方がいいと判断してこうなったみたい。


でもマリナさんとカリナさんが一緒に攻略する事になるのがボク的にはちょっと不安なところ。


「わかりました」


「という事で今日はお疲れ様」


コンッ、コンッ


突然会議室の扉がノックされる。


「突然申し訳ありません。ゲームマスターですがお時間少しよろしいでしょうか?」


ガチャッと扉が開かれるとそこにいたのは、第1章が終わった時に現れたゲームマスター。


「今回の太陽の塔の攻略ですが、公式イベントとして取り扱いたいと思っておりますが、いかがでしょうか?運営側といたしましてはテンポ良く攻略が進んでいる時に攻略の邪魔になるようなクソみたいなイベントはしたくないと考えております」


「公式イベントにするとして、俺らにはどんなメリットがあるんだい?」


「そうですね、こちらといたしましてはイベントに協力してもらえたクランにはアイテムを贈呈したいと思っています」


「ほー、それで?」


「1番最初に攻略出来たクランには少し先の章でしか手に入れる事が出来ないアイテムを贈呈したいと考えております。もちろん2番手、3番手のクランにも同様にアイテムを贈呈したいと考えております」


「みんなはどうする?俺は別にいいと思っている」


「僕も問題ないよ」

「私も」


「って事でゲームマスターさん、オッケーです」


「ありがとうございます。こちらも楽しんでもらえるよう精一杯頑張りたいと思いますので、引き続きゲームをお楽しみください」


「こちらこそよろしくです」


「それでは失礼いたします」


そう言うとゲームマスターは姿を消した。


「なんか公式イベントにされてしまったが、やる事は変わらねーからな。じゃあ1週間後にまた会おうぜ」


「お疲れ様」

「お疲れ様でした」


コジロウさん、ナルミさん、シロウさんと次々とクランハウスから出て行く。


「あっ、そうだ、ハヤトくん、今回の件は借りを作ってしまったから、何か困った事があったら俺を頼ってくれ」


リュウイチさんがスマホを取り出したので、ボクはリュウイチさんとフレンド登録。


「じゃあ今日はお疲れ様。マリナとカリナは今は仲悪いけど、本当は仲良くなりたいのに仲良くなれるタイミングを逃しているだけだ。ハヤトくんなら上手く出来る仲直り出来るさ、頑張ってくれ」


リュウイチさんはそうボクに耳打ちして帰っていった。


会議室に残ったのはマリナさん、アイナさん、メリーさんとシャドータイガーのカゲトラさんとカリナさん。


「それじゃあ今度は俺らだけで会議始めるとするか」


太陽の塔の攻略のための会議が再び始まった。







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