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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

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200/230

200 ルカイヤさん 怖いよ

 既に、ルカイヤと坊っちゃんのレーザーブラスターチームは敵への応射を始めている。


 銃器そのものの性能より、使い手の能力が効果を大きく左右する超心理学(パラサイコロジカル)技術(テクノロジー)兵器であるレーザーブラスター。


 それが故、ルカイヤと坊っちゃんのレーザーブラスターチームはアウトレンジ攻撃が可能だった。


 「坊っちゃん。どう思います? 敵の射撃?」

 ルカイヤの問いに、坊っちゃんは冷静に答える。


 「力が入り過ぎているって感じですね。何か焦っているというか」


 「やはり、そう思いましたか……」


 最近まで「洗脳機関」に所属していたルカイヤには分かった。

 (敵はまた相当無理な命令を出されてますね。上の方の人間に)



 ◇◇◇



 敵からのレーザーブラスターの射撃は急速にその勢いを弱めていった。


 「よしっ、あたしらの出番だな」

 シラネにアナベル、旦那(だん)さんにラティーファのレーザーセイバーチームは宙港内に突入していく。


 「坊っちゃん。私たちも突入しましょう。うまくすれば、ここの攻防戦。早めに収束出来るかもしれません」


 「そうですか。じゃあ、僕たちも行きましょう」

 ルカイヤと坊っちゃんのペアも突入していく。



 ◇◇◇



 レーザーセイバーチームの活躍は凄まじく宙港はみるみるうちに制圧されていく。


 「ふうっ」

 ルカイヤは小さく溜息を吐いた。


 「さすがと言うかなんと言うか。これじゃ私の出番もなく、終わっちゃうかもしれませんね」


 ズドッ


 次の瞬間、ルカイヤの足元にレーザーブラスターの狙撃が刺さった。


 「ははあ」

 ルカイヤは満面の笑みを見せ、反射的に狙撃者に撃ち返した。


 「うぐっ」

 狙撃者は苦痛の声を上げる。


 「ふふっ、こんなところにいらしたんですか? 安心して下さい。殺しはしませんよ。殺しは」


 笑みを浮かべながら続けるルカイヤを見て、坊っちゃんは思った。

 (怖いよ。ルカイヤさん)




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― 新着の感想 ―
[一言] 旦那さんが怖がるような人って (;'∀')ww >(『弾幕の回避は出来る』って、職業軍人でも普通に口にしませんって) しませんよね!! めちゃ笑いましたwww
[一言] 200話おめでとうございます! まだ全然追い付いてないけど読み始めてます!!
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