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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

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196 ひぃー お手柔らかに

 「あっ、てめぇ、オキニィッ! 対空砲火があって危ないから、てめぇが輸送機操縦しろって言ってたのに、何で勝手に空挺降下して来ちまうんだっ! 輸送機が危ないだろうがっ!」

 食ってかかる勢いのシラネに、オキニィは冷静に答える。


 「今どこに対空砲火があるんですか? みんな引き上げちゃいましたよ。輸送機の燃料の問題もあるし、ここは地上制圧を急ぐほうが上策です」


 「ぐっ」

 オキニィの正論にぐうの音も出ないシラネは矛先をラティーファとシナンに変えた。

 「ラティーファちゃんにシナン。空挺降下がどれだか危険だが知ってるよね。いくら対空砲火が止んだからと言って、趣味のスカイダイビングと違って、着陸場所が決まってる訳じゃないんだ」


 ラティーファとシナンに緊張が走る。


 「あっ」

 シナンがおもむろに声を上げる。


 「『狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)』が近づいてきた。オキニィさん、レーザーガンを撃ちましょう」


 シナンはオキニィを伴うと足早にその場を離れる。


 「あーっ、シナン君。ズルイッ!」

 ラティーファの叫びも空しく、シナンは去り、シラネはラティーファの首根っこを掴んだ。


 「ラティーファちゃんはレーザーセイバーだから関係ないよね。さーて、何からお話しましょうか」


 「ひぃ~、お手柔らかに」



 ◇◇◇



 ズドドドドッドォォォォーン


 シラネがラティーファに説教を始めようとしたその時に、オキニィとシナンの最大出力のレーザーガンが「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」の大群を直撃する。


 「もういっちょ」


 ズドドドドッドォォォォーン


 「もう1回いけます?」

 「大丈夫です」


 ズドドドドッドォォォォーン


 「敵の鎧は今の3発で結構な損傷を受けたはず。行きましょうっ、坊っちゃん」

 「はい。ルカイヤさん」


 ルカイヤと坊っちゃんは前線に飛び出し、再度、シンクロした攻撃を再開する。


 「今度はまた頭部を狙って見ませんか? ルカイヤさん。鎧はダメージ受けているはずだから、うまくすると、一撃で倒せます」

 「いいアイデアだと思います。坊っちゃん」


 


 


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