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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

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195/230

195 私何か地雷踏みましたか?

 「ごめんごめん。あたしも前線出るの久しぶりじゃない。ちょっと力試ししたかったんだよね」


 「だからって、いきなり斬りかかって来ますか? 何ですかその戦闘(ケンカ)好きぶり。まるで、旦那(だん)さんじゃないですか」


 「……」

 不意に赤面し、黙り込むラティーファ。


 (あれ? 私何か地雷踏みましたか?)

 当惑するアナベル。



 ◇◇◇



 後方の二人も仮面を外し、近づいてくる。


 「アナベルさん。体格で僕らだって分かりませんでしたか?」

 笑顔で問うシナン。


 「そんな余裕ないですよ。もう必死ですから」

 口をとがらせて返すアナベル。


 もう一人はオキニィだ。

 「シナンさん。そろそろやりませんか?」


 「そうですね」

 シナンは頷いた。



 ◇◇◇



 「みなさ~んっ!長距離砲が入りまーす。一時、引き上げてくださーい」

 シナンが声を張り上げる。


 「長距離砲?」

 「私たちの他は空挺降下しないで、宙港を接収してから降機する予定でしたが、続けて空挺降下した人がいるんですか?」

 坊っちゃんとルカイヤは怪訝そうに思いながらも、射撃を中止し振り返る。


 「あっ、ラティーファ(おねえちゃん)に、シナンさんにオキニィさん、輸送機降りて来ちゃったんだ。無茶するなぁ~。素人が空挺降下したの?」

 坊っちゃんの問いに、ラティーファは笑顔で答える。


 「偉いでしょ。えへん」


 「ちっとも偉くないよ。多分、シラネさん(姉御)はカンカンになって怒るから覚悟しといてね」


 「うぐっ」

 ラティーファは固まった。



 ◇◇◇



 程なく旦那(だん)さんとシラネも戻ってくる。


 「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」はまだたくさんいるが、進行はゆっくりなので、多少の時間は稼げる。


 

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