表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

193/230

193 うーん 面倒くさい

 「さすがはルカイヤちゃんだわ。今はその方法がベストだな。おいっ、旦那さん(兄貴)っ!」


 「ん?」


 「あたしと二人で同時に同じところの『狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)』を斬るぞ」


 「おっおう」


 「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」が大嫌いな旦那(だん)さんだが、ここは戦わない訳にはいかない。

 シラネと同時に前線に飛び出す。


旦那(だん)さんとシラネは同時にレーザーセイバーを横に薙いでいく。


 横一列の「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」が衝撃を受け、将棋倒しに倒れて行く。

 

 しかし、衝撃を受けただけで、鎧は完全に破壊されていないので、しばらく経つと、また、立ち上がってくる。


 そこをまた、旦那(だん)さんとシラネが同時にレーザーセイバーを横に薙ぐ。


 音を立てて、横一列の「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」が倒れて行く。


 やはり、鎧の破壊に至らず、「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」は立ち上がって来る。


 根気よく三度目のレーザーセイバーの同時攻撃を行う。


 ようやく、鎧に亀裂が入っているのが確認できる。


 「旦那さん(兄貴)。手間だがこの手しかなさそうだ」


 「うーん。面倒くさい」



 ◇◇◇



 「きれい……」

 そんな言葉が意図せず出た。


 ルカイヤと坊っちゃん、旦那(だん)さんとシラネの見事にシンクロした動きにアナベルは見とれてしまっていた。


 銀河の中でも、最も高いレベルに到達した者だから出来るシンクロ攻撃。


 (やっぱり、私なんかまだまだだなあ。だけど……)


 この最高レベルのペア2つにして、3~4回衝撃を与えないと、「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」の鎧は破壊できない。


 更に、敵は保有する「狂信的(ファナティカリー)暗殺者(アサシン)」を全部出して来たのではないかと圧倒的な数。恐らく何百レベルだろう。


 さすがにペア2つは疲労の色は見せていないが、この数全てを片付けられるかと言えば、疑問符を付けざるを得ない。


 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ