表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

183/230

183 兄貴と張れるレーザーセイバー使いは他にいない

 「『パウリーネ』? 元『バストーニュ防衛軍』の将軍の? 彼女は生きているのか?」


 「生きているさ。旦那さん(うちの兄貴)と張れるレーザーセイバー使いなんか銀河中探したって他にいない。殺すなんてもったいないことしないよ」


 「ふーむ。でも、何で『パウリーネ(彼女)』が再登場した時が惑星『バストーニュ』奪還の時期なんだ?」


 「一つはルカイヤちゃんだ。今『偵察局』が『洗脳機関』に対して優位なのは彼女の功績だろう」


 「それはそのとおりだ」


 「だが、ルカイヤちゃんは『パウリーネ』を信奉している。『パウリーネ』が見つかったとなれば、全てを擲ってでも救出に向かうだろう」


 「そうなのか?」


 「だが、今『偵察局』がルカイヤちゃんを失ったら、どうなる?」


 「想像したくもないな。大損害なんてもんじゃない。『偵察局』の存亡にかかわるぞ」


 「そうだろ。そうなるとこっちも全面的にバックアップしなきゃいけない。総力戦だ。当然、惑星『バストーニュ』も対象になる」


 「もう一つは?」


 「『パウリーネ』そのものがほしい」



 ◇◇◇



 「確かにルカイヤ君に加え、『パウリーネ(彼女)』が我が陣営に加われば、心強いが……」


 「『パウリーネ(あいつ)』が手に入るなら、総力戦をやる価値がある」


 「そこまでか」


 「ああ、あたしも今はミラー社長(亭主)の理解もあり、『偵察局』に全面協力してるが、いつまでもそういう訳にはいかない」


 「それは悪いと思っている」


 「いや、『偵察局』はあたしがいなくても回る体制が出来つつあるんだ。参謀にルカイヤちゃんがついて、副官クラスも坊っちゃん、アナベルちゃん、オキニィと揃って来ている。だが、後一つピースが足りない」


 「それはなんだ?」


 「中心になる大将だ。あたしはそこに『パウリーネ』をはめれば、完成になると思っている」


 「そこに旦那(だん)さんを置くのは駄目なのか?」


 「旦那さん(兄貴)は……」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ