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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第五章 要塞惑星

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180/230

180 やはりトラップが 

 (行きますっ!)

 レーザーセイバーを大上段に構えたまま、「指揮官(コマンダー)」に向かって突進した。


 「うぐっ!」

 「指揮官(コマンダー)」はアナベルの初撃こそギリギリで受け止めたが、続く二撃三撃にはとても耐え切れず、己のレーザーセイバーを手放し、大きく後ずさって、ついには尻もちをついた。


 「あのレーザーセイバーを回収して下さい」

 アナベルは後方のレーザーブラスター使いに指示を出し、意を受けたレーザーブラスター使いはそれを素早く回収する。


 アナベルはレーザーセイバーを構えたまま、ゆっくりと尻もちをついた「指揮官(コマンダー)」に近づく。


 追い詰められた「指揮官(コマンダー)」は顔面蒼白で冷や汗をかいている。

 そして、ようやく一言を発した。

 「殺せ」と。


 アナベルはレーザーセイバーを構えたまま、淡々と言う。

 「殺しません。『銀河帝国偵察局』に投降しなさい」



 ◇◇◇



 アナベル同様、他の「偵察局」レーザーセイバー使いも圧勝で、「指揮官(コマンダー)」は5人全員が捕縛された。


 「5人のうち1人は案内要員として残します。4人は後で訊問しますので、自死や脱走などされないよう、監視をお願いします」

 アナベルの指示に「地元警察職員」たちは緊張した面持ちで頷いた。


 (これだけ優勢なら仮に『地元警察』の中に『洗脳機関』への内通者がいても行動を起こせないな)

 オキニィは内心そんなことを思った。


 「では、建物に入りましょう。トラップがあるかもしれないので、オキニィさん、扉を爆破しちゃってもらえますか?」

 

 アナベルの要請に、オキニィは頷くと、右腕のレーザーガンを水平に構える。


 ズドドドドドーッ


 轟音と共に扉が大爆発を起こし、一階の壁ごと崩壊する。


 「やはりトラップが仕掛けてありましたか。案内をお願いしますよ」

 アナベルが促すと、「指揮官(コマンダー)」は観念したかのように案内を始める。




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