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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第四章 水の惑星Ⅱ

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143/230

143 宿敵と対戦中なので

 旦那だんさんとパウリーネの三戦目の対決が延々と繰り広げられている…… その時、ルカイヤの身に着けている通信機が外部通信を受信した。


 「何でしょう? こちらもパウリーネ様が旦那さん(宿敵)と対戦中なので、出来たら後にしてもらいたいのですが……」


 「ルカイヤ様。こちらは『ウィルツ宙港警備隊』です。先程より『偵察局』レーザーブラスター使いの部隊の攻撃を受けています。こちらは元の数がそんなにいないので、もう、いくらも持ちそうにありません」


 「!」


 ルカイヤは思わず周りを見回す。旦那だんさんとパウリーネの対決で、度々、発せられる白い光のせいで見えづらかったが、確かに空挺降下したはずの『偵察局』レーザーブラスター使いの部隊の姿が見えない。


 「分かりました。私がすぐ宙港に向かいます」

 あわてて、駆けだそうとしたルカイヤの足元をレーザーブラスターの一撃が襲う。


 ルカイヤは思わず立ち止まり、レーザーブラスターを撃った者を睨みつける。

 「…… 坊っちゃん……」



 ◇◇◇



 「悪いね。宙港に行ってもらう訳にはいかないよ」

 坊っちゃんのレーザーブラスターはルカイヤにピタリと照準が合っている。


 「ふん」

 ルカイヤも黙ってはいない。


 「作戦の策源地から近いのは「洗脳機関第五軍団(我々)」の方です。そっちがその気なら、こっちは『サン・ヴィット(本拠)』から直接増援を呼ぶまでです」


 「果たして増援を呼べるかな?」


 「何を言ってるんです。え? 何故、『サン・ヴィット』に通信が繋がらない?」


 「『サン・ヴィット』はそれどころじゃないんだよ」


 「どういうことです?」


 「『サン・ヴィット』は『偵察局』の別動隊の攻撃を受けている。別動隊の『指揮官(コマンダー)』は『姐御』ことシラネ・スカイ」


 「!」


 




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