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チャージオン~光らせたい男と不器用な女のお話  作者: 水渕成分
第四章 水の惑星Ⅱ

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134/230

134 今回は授業料だよ

 「そうする。後、地元警察にはだいぶ『洗脳機関第五軍団(敵方)』の息がかかっている奴がいるようだな。この情報は先に知りたかったな。まあ、いい」


 「本当だよ。それが分かってれば、まだ、打つ手もあったんだけど……」


 「ふふふ。まあ、今回は授業料だよ。ふふふ」


 「何か、シラネさん(姐御)。嬉しそうじゃない」


 「だから、姐御と呼ぶなっちゅーに。このルカイヤって、『洗脳機関()』の秘書。大胆な作戦が好きなくせに、部下の損失を極端に嫌うようだ。こういう奴は敵でも憎めなくてな」


 「はああ。僕はやっぱりアナベルさんが心配だよ。辞職願とか出さなければいいけど……」


 「ふふふ。舐めんじゃないよ。坊っちゃん。あの()はラティーファちゃんと同じこのあたしの妹分だよ。最後は必ず這い上がってくるよ。一回りでかくなってね」



 ◇◇◇



 シラネは内部リークされたものと戦闘現場で撮影されたルカイヤの写真をラティーファに送信し、面識を問うた。


 「うーん。『アクア3(スリー)』では遠目で見ただけだったけど、確かに『ビル・エル・ハルマート』出身っぽい風貌だね。でも、ごめん。面識ないや。アブドゥル技師長(おじいちゃん)なら知ってるかもしれないけど……」


 「そうだね。アブドゥル技師長に聞いてみるよ」


 シラネからルカイヤの写真を見せられたアブドゥル(長老)は 呟いた。

 「ルカイヤ。ルカイヤと言ったのか。今、25歳なら、19年前の大空襲の時は6歳か。まさか……」




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