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28 新種。

評価、登録、いいね、感想をして頂きありがとうございました。

誤字脱字報告ありがとうございました。

俺が急に叫んだ事で皆が驚いていたので、自分が種族進化した事を皆に告げるとどんな進化をしたのか聞かれ、自分も進化した事しか知らないのでステータスを開いて確認してみた。




   進化後          進化前

名前:進藤洋介

年齢:40歳

種族:源魔人げんまじん 種族:人間

状態:良好

職業:賢者100%▽

レベル:102       レベル93

魔力:1350280    魔力:587520

筋力:836        筋力:655

体力:811        体力:642

敏捷:863        敏捷:678

知力:1032       知力:883

精神力:1155      精神力:924

運:107         運:98


種族スキル:【根源複製】


(進化によって習得したスキルのみ表示)




えーっと、何だコレ?

源魔人って何ですか?

教えて!!



すると直ぐに分かった。

世界の図書館によると源魔人とは……。


『新種の人間、人の身でありながら根源を自ら変える事ができ、根源を複製し保存する事で滅ぶ事の無い種族になった者。存在が中々滅びない事から子供ができ難いという欠点も持っているが異常に魔力保有量が多い』



あぁ~……自分のせい!!

根源魔導で自分の根源を弄った経験が影響したんだな。


ってかこういう進化の場合ってさ、ラノベだと選択画面が出てきて選べるんじゃないの?

やっぱ現実は違うのかぁ……エルフになろうと思ってたのになぁ。

しかも子供ができ難いときたもんだ。


まあ、元々子供が欲しいとか思ってなかったからね。

そこは別に気にしない。


だが、将来結婚する(妄想)エルフちゃんが子供を望んだらどうしよう。

魔法やら魔術で妊娠するようにしないと難しそうだな。

いや、お互い長生きするだろうからって、それどころじゃないか。


ちなみに、由奈のスキルは【原】で俺の種族は【源】である。



とりあえず調べた内容を皆に説明した。



「なるほど、ヨウがいつもやってた影響か……俺は何になるんだろうな?」

ユウたちはアンデッドから変わらないんじゃね?

俺が作ったホムンクルスだし。



そして進化条件はやはりレベルだった。


ブルドラを倒してレベルが9も上がったんだが、100を超えると進化するらしい。

しかも、それまでの経験が元になって進化するのだ。

あれ? それって将来エルフちゃんが生まれない可能性があるのでは?


いや、俺は諦めないぞ!

どんなに確率が低くても俺は不老!!

いつまでも待とうではないか。

あっ、ケモ耳も生まれないかな?

お祈りしとこう。

生まれますように~。




しかしレベル100って、地球で100に到達するのはかなり難しいと思うんだけど?

生きてる間に到達するかしないか微妙な所だな。


ダンジョンの下層へ行って強い魔物と戦えばあるいは……無茶して死ぬ人多そう。

かと言って、異世界は危険過ぎるしな。

転移した瞬間に死ぬ世界だってあるし。

まあ、それを選ぶのも個人の自由か。



さてと、確認も終わったしさっさとブルドラの死体を収納しようかね。

あっ、皆に聞いたが有難い事に見た目は変わってないらしい。

スキルはとりあえず、ブルドラを収納して落ち着いた場所で確認する事にした。



バックパックとユキのバッグをアイテムボックスから取り出し装備すると、いくつか作ったマジック袋を1つ取り出しブルドラを収納した。

いや、バックパックは食料やら色々入ってて、こんなデカいの入らないんですよ。



収納し終わり、どこかでテントを張ろうかと考えてると、自衛隊の皆さんがやって来た。


「あっ、えーっと進藤さんですね?」

おっ、確か霧島さんだったか。

「ええ、どうしました? あっ、お勤めご苦労様でした!」

そう言ってビシッと手を額に持って行き挨拶する。

「あっ、ありがとうございます……あの~、もう1匹いた大きなドラゴンは? ……どうなりました?」

そう言いながらキョロキョロする霧島氏。



やはり気になるか。

って当然ですよね。

ここは正直に答えます。


「あのドラゴンは我々が狩りましたよ」

「なっ!? あのドラゴンを!? ……なるほど、何か秘密兵器をお持ちでしたか、あのような兵器を持っている進藤さんですからね、別におかしくはない」

おっ? 勝手に勘違いしてくれたぞ。



「そこは勿論企業秘密ですよ」

「やはりそうでしたか……あのドラゴンはどうするおつもりで?」

ん? 国が買い取ってくれるのかな?

「まあ、素材として色々使えますからね、その内ドラゴン素材を使った商品も売り出すつもりですから」

主に薬系かな?


あっ、ドラゴン肉も食って美味かったら少し売ろう。

ラノベ知識だと美味いのと不味いのがあるからな。

無くなりそうになったら、あの神社でまた出して……って、それは止めとこう。

またあれを倒すのは勘弁だ。



「既に国では、魔物の素材を何に使えるのかという研究を進めています、もし知識があれば教えて頂きたいので、いずれまた連絡させて頂きますよ?」

「それは勿論……しっかり報酬は頂きますがね?」

「当然です、ちゃんと国から支払われると思います」

新たな土地とかでも良いよ?



「あっ!」

そう言えばあの新しい島の事聞いてなかったな。

「どうしました?」

「実は……」

俺は仙台の海で見た新しい島の事を聞いた。



「あぁ、あれですか」

「ご存じで?」

「はい、既に報告は上がってます、あの島は……」


そう言って話してもらった内容では、まだ自衛隊も上陸していないらしく、ヘリで上空から見ただけで詳しい事は分からないが、空から見た時に大きな生物も居たというのだ。

それも見た事の無い生物。


そして富士山以上の高い山と、ジャングルのように木が生い茂っていたと言う。

大きさは空から見ただけだが、四国と同じくらいありそうだと見た人が言っていたらしい。

何それ、滅茶苦茶デカいじゃん。



ん~……俺1人なら直ぐ上陸するんだけどなぁ。

由奈が居るからあまり危険な所には行けないんだよね。

異世界ダンジョンには知らない間に行ってしまったけど……。

本人は行きたがるだろうな。


まあ、新しい島は自衛隊が今後調査するだろうし、情報もその内出回るだろうから今回は大人しく一旦東京へ戻るか。

土地を貰って会社も建てないといけないしな!



「今後調査が始まると思いますよ」

「あっ、やっぱりそうですか……商人として何か良い物があれば出向きますので、その時はよろしくお願いしますね」

「はは、進藤さんなら歓迎しますよ……ドラゴンを狩る商人なんて普通居ませんからね」

「いやぁ、ハハハハ!!」

「ハハハハハッ……では、自分達は後始末があるのでこの辺で、あっ! 東京に居る山波一等陸尉という者に会って頂ければ、あの報酬の話が詳しく聞けると思います」

おお、山波さんか! 久しぶりに会えるな。


その後、自衛隊の人たちはどこかに連絡をしてドラゴンの死体の回収などに当たる。




一方俺たちは、その辺でテントを張り一泊すると翌日、東京を目指して出発した。


今回は秋田の方を通って戻ろうかな。

読んで頂きありがとうございました。

3章はこれで完結です。

明日から4章に突入します!

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