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17 商談。

評価、登録、いいね、感想等ありがとうございます!

気になる点を教えて頂きありがとうございます!!

俺の年齢と外見で驚いた皆が落ち着いたので、商談を始めようと思う。

まあ、今の状況を聞いているのでサービスしますよ?

落ち着いたらしっかり払ってもらいますから。

という訳で、俺は2枚の紙を取り出してテーブルに置いた。



「これは何です?」

「山波さん……此処で暮していくには自給自足をしないといけないですよね? そちらは俺が…コホン、私が扱っている商品のリストです。お二人もどうぞ」

そう言って他の人にもリストを渡す。


「凄いな、食料、生活用品、武器……色々ある」

「あっ、これは欲しいですね」

「子供が欲しがる物もあれば良かったんだが……」

風間さんは意外と子煩悩だね。

稲垣ちゃんは生理用品が欲しいみたいだ。

女の子は大変らしいからな。

それはタダであげちゃうよ?



「なっ!? これは……ちょっと待っていてください」

何かに驚いた山波さんはそう言って席を立って部屋を出て行った。

おそらく『あれ』の事だろうねぇ。

「あの、進藤さん?」

「はい?」

稲垣ちゃんが何か聞きたいようだ。

「この刀や剣、ナイフは何処で……」

まあ、警察の人からしたら気になるよね。

「それは山波さんが来たら説明します」

「はぁ……あの、これっておいくら程に?」

「ん? ……コホン、それは後でタダで差し上げますよ」

「本当ですか!? ありがとうございます!」

生理用品が欲しいなんて直接言われると照れるな。



すると山波さんが1人の男を連れて戻ってきた。

え~っと確か、堀っていう名前だったか。

ラノベの同志だ。

「すみません中断してしまって、お前もそこの椅子を持ってこい」

堀君がパイプ椅子を持って近くに座ると、山波さんがリストを渡しながら指で示した。


「どう思う?」

「えっ、これって……あの進藤さん」

「はい?」

「これってやっぱりそうですよね?」

リストを見せてきて商品を指示した。



俺は頷いて答える。

同志よ、何が言いたいのか分かるぞ。

「はい、その通り! 私の一押し商品が『職業の証』ですっ!!」

『おお!!』

フフフ、皆さん驚いていますね。



「みなさんも今までステータスを見て職業を選択できない事に悩んでいたでしょう? 私も最初は悩みましたから分かりますよ、しかしこの『職業の証』があれば何と! 今直ぐ貴方も貴女も職業を得る事が出来ます!」

そしてサラッと最後に、支払い方法の紙を取り出して値段はこちらと言ってテーブルに置いた。

通路で住んでいる間に作っておいた物だ。



『支払い方法。

 

 1:現金の場合、値段は以前の2倍。これは応相談・可。

 

 2:鉄や鉄くずでの取引の場合は、同じ重さで取引します。


 3:魔石の場合、大きさと個数で取引します。


 4:珍しい物との物々交換でも可能。品定めしてからこちらが欲しい物なら、そ

   れ相応の商品と交換します。』



これが決めた支払い方法である。

値段が2倍なのは現在でお金を『使う場所が無い』というのが理由だ。

なのでそこら中から集めた以前のお金を使う事に抵抗は無いはず。

まあ、中には渋る人もいるだろうけど。



お金がまだ使えるという事を認識させるための手段だ。



それが何の意味があるかって?

それはこんな世の中での『秩序』の一つになる。

このまま放置すれば、力尽くで奪うような世紀末になってしまうからな。

俺から奪うんじゃねって?

俺から力尽くで奪おうとする者には天誅を下すから大丈夫だ。



そして、鉄類は俺がクラフトで武器や防具を作るための素材になるし、作った物をまた売れるというサイクルができるのだ。

クラフト持ってて良かったぁ~。



ちなみに、売る武器や防具は自分程の効果を付与した物は当然売らない。

悪人や馬鹿の手に渡って被害者が出たり死人が出ると、俺が事に当たらないといけなくなるし、責任問題が出てくるかも?

そんな面倒な事になりそうな物は売りません!



最後に魔石、これは今後の為に集めておいた方が良いからね。

それに、魔石で職業の転職を可能にする事を誰かが知ればそれをする人が溢れるだろ?

そうなると、転職はできるが技術や強さというものを全く磨かなくなる。

それは避けなければ人類は生き残る事が出来ないと思う。

見た目だけ良くて中身が無いような物になってしまうからな。



1番の理由は色々研究に使いたいし、魔道具にも使える。

これはスキルの情報で分かっている事だ。



「これは……ちょっと高すぎじゃないですか?」

「ん? どれです?」

どうやら職業の証が高いと言っているようだ。



現金で魔導士なら1つ10億円。

自分でなって感じたのは、売るならそれくらいの価値はあると思ったからだ。

もっと高くてもいいくらいだぞ。

魔術やスキルからの情報。

本来なら金に替えられない物だ。

それを買えるんだからそれくらいの値段は仕方がないよね。



しかし、俺もそこまで鬼ではない。

今払えない事くらい分かっているのだ。


「山波さん、支払いは落ち着いてから、国から払ってもらってもいいですよ? 分割で……それと、各職業の証を1つずつ差し上げます、誰がどの職業に就くかは皆さんで相談して下さい」

「本当ですか!?」

「マジっすか!? 俺魔導士になりたいです!」

「悩みますね……」

「うむ……」

フッフッフッフッ、それでダンジョンに入って色々集めて下さいな。



ちなみにリストに載っている職業の証はこちら。


武闘家×6


魔導士×4


料理人×6


鍛冶師×2


薬師×4


騎士×1


運び屋×5



暗殺者と幻術士と商人は省いてある。

暗殺者は不穏という理由で。

そして幻術士と商人は1つしかないから、自分用です。

武闘家と魔導士以外はちゃんと1つずつ自分用に取ってあるしね。



しかし、剣士や魔法使いといった、ゲームでは基本的な職業は無いのかな?

気になる点で書き方が変と言われたので確かめましたが、自分ではよく分かりませんでした。

すみません。

たぶんこれかなと思う所は直してみました。

もっと他の小説を読んで勉強しますっ!


後1話何とかアップできると思います!!

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― 新着の感想 ―
やはり、暇つぶしの為の商売でしたか。
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