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共通プロローグ部分
共通プロローグ企画万歳(●´ω`●)ゞ
こんな素敵な企画を立てて下さったナツ様に心より感謝いたします。
また、共通プロローグ企画に参加される豪華執筆者の皆さま方の作品を楽しみにしています(^^♪
夜半に降り出した雪は眠るように横たわる一人の女の上へ、まるで薄衣を掛けたようにうっすらと積もった。
一面の白に反射した光が彼女の黒髪を照らしている。
音すらも包み込む静かな雪の中、一人の男が近づきそのまま彼女の脇に屈み込んだ。それに合わせ装身具が冷たい音をかすかに鳴らす。
男は剣をしまうと目を閉じたままの女の息を確認し、彼女を抱え上げた。青白い頬に血の気はないが、少なくとも生きている。急がなければ――。
力強く雪を踏みしめ、男は足早に来た道を戻っていった。




