表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
243/260

213公爵令嬢は魔導具を生産する2

 次に行うのは、新製品開発。


 まず思いついたのは、冷凍庫。


 1メートル四方の箱に冷凍魔法を付加した。


 これで、コツはいるけど魔力持ちなら誰でも物を凍らせることが出来るようになる。


 「凄い!

 こんな便利なものが世の中に普及すれば、更に生活の質が向上しそうだ!」


 生徒諸君とミラ元副会長は魔法の扱いが器用だから簡単に操作出来ている。


 研究機関職員は扱えない人がチラホラ。


 そこは要練習だね。


 ただ、需要はかなりありそうだということで、いくつか量産する事が決定。




 次に思いついたのは、爆弾。


 魔力導線の先に爆破効果の着いた鉄塊を付けておけば、鉱山や解体工事で使えないかなと思った。


 しかし、これにはあまりいい顔をする人がいなかった。


 「鉱山で爆破だなんて、危険じゃないですか?」


 そこは手加減よ。


 「まず、魔力持ちが鉱夫になる事がないだろ。」


 あ、それは言えてる。


 じゃまぁ、これは保留って事で。


 追追、ダイナマイトを生産してみせるよ。




 こんなのも作ってみた、植物を成長させるジョウロ。


 魔力を流すと、植物魔法の成長成分が配合された水が湧き出て、その水をかけると植物が早く育つのだ。


 これも扱い方にコツがいるけど、必要魔力は少なくて済むし、災害地の植林や畑化を促進されることが出来る。


 これは研究機関職員でも割と直ぐに扱えるようになるほどの難易度だったので、災害救助等で使えるようにいくつか数を作っておくことになった。




 これならどうかな、ラジコン風ゴーレム騎士。


 コントローラーに魔力を流して操作すれば、誰でもゴーレム騎士を操れるのだ!


 これにはその場にいた全員が食いついてきた。


 そして奪い合いの喧嘩が勃発。


 仕方がない、希望者全員に作ってあげよう。


 ロナウドは石ゴーレム扱えるから、必要なくない?


 「それとこれとは話が別だ!」


 まあ、いいけど。


 で、いきなり始まるラジコン騎士対決。


 研究機関職員にプロゲーマーがいた。


 名だたる強豪を相手に連勝圧勝。


 「これは素晴らしい!

 僕は戦いが苦手だが、これなら自分は安全な場所にいながら代わりに戦ってくれるからな!」


 使い勝手がいいと言うことで、ラジコン騎士は採用。




 気になる事が一つ。


 前世で読んだ異世界物語系で、魔石自体が魔力を発するってのがあったんだけど、そういうの出来ないんだろうか。


 所謂、魔力バッテリー。


 魔力を溜め込むだけの物なら簡単に作れるけど、魔力の出入りが可能なものになると、これまた仕組みが難しい。


 そもそも、魔力は魔法として発動するものだから、魔力を貯蓄したり魔力そのものを排出するという概念がない。


 いや、それならそんな概念をぶっ潰してしまおう!


 何か似たようなものはなかっただろうか。


 みんな、いい意見がないかな?


 「「「…………」」」


 でしょうね。


 でも、なんかどっかで似たようなもの見たことある気がするんだけど……


 思い出した!


 「リリーちゃん、相手の魔力を回復させてあげる時って、魔力の回復力を上げる治癒魔法なの?

 それとも、魔力自体を相手に流してるの?」


 「急いでない時は治癒魔法ですが、早急に魔力を回復させないといけない時は直接魔力を注入してます。」


 やっぱりそうだった!


 「ローズさん、ちょっと試してもらいたいことがあるんだけど、いい?」


 「なんですか?」


 「私の魔力を吸収してみて貰えないかしら!」


 「どういう事ですか?」


 「リリーちゃんの光魔法は『放出する』魔法なの。

 そして、対になるローズさんの闇魔法が『吸収する』魔法なのよ。

 だから、ローズさんなら魔力を吸収して保持する事が出来るんじゃないかと思って。」


 「その発想はありませんでした……

 試してみます。」


 私の手を握って、ローズさんは目をつぶる。


 すると、私の体からググッと魔力が奪われた。


 「フ、フランドール様、大丈夫ですか!?」


 「大丈夫、魔力不足で目眩を起こしただけだから。

 実験成功だわ!」


 リリーちゃんが速攻で魔力を注入してくれた。


 これで、魔力の流れを作ることが出来た!


 後は、これを形にするだけ。


 リリーちゃんには、魔力を放出して留めてもらうように、ローズさんには、留まった魔力を吸収するようにしてもらう。


 そして、その留まっている魔力の中心で私が錬金魔法を発動。


 こうして出来上がったのが、乾電池型の鉄塊。


 試しに、鉄塊に魔力を注入してもらう。


 リリーちゃん曰く、無事魔力は留まっているそうだ。


 そして、その乾電池の出力部分をアイテムボックスに接着。


 なんということでしょう。


 自動アイテムボックスが完成したではありませんか。


 「流石フランドール様!

 これまた世界を震撼させる奇跡の大発明です!!」


 研究機関職員の大歓声がわきあがる。


 この魔力バッテリーは、魔力の注入が誰でも出来た事で、更に活躍の場が広がるという事で、即刻大量生産可決定。


 ローズさんも魔法研究専門機関に入り浸ることが決定。


 いらっしゃい。


 「これで、私もフランドール様と一緒の時間を過ごせるのですね。」


 私に抱きつくローズさんに対して、バチバチの火花を散らすリリーちゃん、怖い怖い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 二人とももう少し仲良くすればいいのに( ˘ω˘ )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ