表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
234/260

205 公爵令嬢は二度目の野外活動をする4

 色んな人に色んな魔導具を渡していったんだけど、あげてない生徒からのクレームが殺到した。


 いやだって、この人達に魔導具あげても上手く使いこなせそうにない気がして。


 例の彼は、魔導具を貰ってない代表でみんなをなだめている。


 流石は次期生徒会長候補、説得の仕方が上手い。


 今はまだ何も貰ってないアンリさんも一緒になってなだめている。


 まぁあなたは、武器あげる約束してるからね。


 仕方ない、クエストをクリアした人には、特別に魔道具をプレゼントだ。


 野外活動だけの特別出張大サービスだよ!


 めちゃくちゃ気合いの入る生徒達。


 これで働かない奴らは居なくなるね。


 「オーパーツ級の道具を簡単に量産するな!」


 だから、アイテムボックスを抱えながらじゃ説得力ないって、ジョニー先生!




 という訳で、まぁヤル気スイッチの入ったみんなは、どんどんクエストをクリアしていく。


 よしよし、じゃあ一人づつ欲しい物を言いなさい。


 制作可能なら作ってあげるけど、使いこなせるかは君ら次第だからね?


 という訳で、生徒会の皆さん、ポスカ君、ローズさん、ご協力の程宜しくお願いします。


 ロナウドの持ってる炎の剣は男子生徒からの希望がホントに多い。


 火属性持ちの生徒からはライジングソードのオーダーが入った。


 作ってあげるけど、ホントに使えるのかい?


 案の定上手く使えてない。


 まず武器と魔法を使いこなしてからだね。


 女子生徒からは、プリキュン仕様の魔法のステッキの受注を大量に受けた。


 成程、そうきたか。


 風魔法アースウィンドウアタックステッキは割と扱い易いらしく、受け取った人は風魔法を楽しんでいたけど、聖魔法マジカルシャインフラッシュステッキと錬金魔法ホワイトゴールドミラージュ(鉄生成)ステッキは誰も使える人がいなかった。


 仕方がないから、未発表(発表予定無し)プリキュンの、時の戦士プリティテンプスの火魔法ガーネットアイズファイヤーステッキと、狭間(はざま)の戦士プリティローグスの水属性アクアマリンアイズウォーターステッキと交換してあげた。


 余った聖魔法ステッキと錬金魔法ステッキは、私とリリーちゃんで持っていよう。


 「フラン様、宜しければ是非交換して頂けませんか?」


 ナイスアイデア!


 これで私もプリティラブ!


 アンリさん、めちゃくちゃ睨みつけてる、怖い怖い。


 あ、じゃあこうしよう。


 火魔法ステッキと水魔法ステッキで二刀流すればいいんだ!


 王都に帰ってカーネル前生徒会長に氷の剣を作らせて、炎と氷の双剣にしようかと思ってたけど、そもそも双剣として戦いながら複合魔法の氷魔法と同時に火魔法使うなんて相当難しいだろうし。


 え、それはそれで欲しいの?


 アンリさん欲張りだねぇ!?


 なに、先生方も欲しいの?


 ちょっと、なんで私達用の中級クエスト勝手にやってきてんのさ!


 仕方がない、本当に特別だからね?


 先生方は魔法が上手いから割と何でも使いこなせそうだけど、何を希望するのかな?


 アイテムボックスね、ジョニー先生、それその先生にあげて。


 「何で俺のやつあげなきゃなんねぇんだ!?

 新しいやつ作ったげろ!」


 私、ジョニー先生にアイテムボックスあげた記憶ないんですけど!?


 もう、先生までこんな状態なのに、この混沌とした場所でただ一人冷静でいてくれるのは例の少年、君だけだ。


 クエストを譲ってあげたり、サポートまでしてあげたり、君の行動を私はちゃんと全体管理者としてみてたんだよ?


 ほら、そんな健気な君が魔導具を受け取れない理由なんてないんだから。


 エリアヒールが使えるペンダントだよ。


 リリーちゃん程の威力を出そうとすると相当魔力が必要になるけど、切り傷や軽い病気なら半径3メートル範囲内で割と普通に使えるから。


 君の勇気と優しさで有効活用してね。


 うん、これが一番大当たりな魔導具っぽそうだね。




 この日の夕食はまぁどこの班も豪勢だった。


 狩猟クエストで討伐した動物の肉や、採取クエストついでに採ってきた木の実や山菜の多い事。


 みんな、今まで何故これだけの力を出さなかったのかな?


 全員ではないけどせっかくみんなに魔導具作ってあげたんだし、明日以降も全力で頑張ってちょうだいよ。


 あ、せっかくだから、みんなのご飯少しずつ分けてちょうだい。


 んまんま。


 明日以降も、私のご飯はよろしくね。


 ジョニー先生ともう一人の先生の分は、別にどっちでもいいから。


 「「ついでに俺らにもくれよ!」」


 そこは生徒と交渉してください。




 いつもより全力で動いたみんなは、夜営がとても辛そうだった。


 よしよし、じゃあ私が目を覚まさせてあげよう。


 さっきロナウドと作った電気ツボ押し器で、眠気の覚めるツボを押してあげるよ。


 大丈夫、腹筋マシーン最強力程度の強さにしてあげるから、安心しなさい。


 ほら、目が覚めたでしょ。


 ちょっと、何で怒られないといけないのかしら!?




 そんなこんなで、無事野外活動は終わり大量のクエスト素材と魔導具を抱えて、大荷物で二日間かけて学校へ帰っていく一同。


 「僕の魔導具だけすっごいハズレじゃない?」


 ポスカ君、ランタンいらないのなら返してくれていいんだよ?


 だから、ランタン()欲しいのならいつもの様に素直におねだりしときなさいよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あ、これ王様も欲しいっておねだりしてくるやつだ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ