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アイテムボックスで成り上がり  作者: けんもも
第一章 建国編
31/70

迷宮地下8階探索

なんとか完結できそうな状況になってきたので、新連載を始めました。

ハーレム系なしのストーリー重視で書く予定です。(多分)

よかったら、読んでください。



異世界、奴隷、獣耳。でもハーレムはないよ

http://book1.adouzi.eu.org/n9907db/

「おはよう。」


「おはよう。ケンタ」


空気穴の部分から外が明るくなっているのは解っている。

明りの魔道具のお陰で十分に明るい室内だけど。

朝からもう一度求めあった後、すっきり気分で朝食の準備と後始末を済ませた。

シーツは2人で洗った。

今は室内に干してるけど、数時間したら乾いてるだろうきっと。


今日はコテージはこのまま残して、まずこの周囲の探索をすることにした。

昨日倒した筈のドリアートも復活しているようだ。

この迷宮内の魔物がどのように生まれるのか解らないけど、数が調整される様なシステムが働いているんだろうな。


シャルの情報によると、迷宮は最下層まで攻略されて迷宮のコアと呼ばれる物を壊すと、新たに魔物が発生することはなくなるらしい。

尤も、魔物同士で交尾して自然に魔物の個体は増えるらしいから、完全に魔物がいなくなる訳ではないんだろうけど。

ちなみに、この数百年の歴史の中で迷宮が攻略されたことはないらしい。

最古の迷宮と呼ばれる迷宮はコアが取られて数百年経っているけど未だに魔物が発生しているらしい。

と言っても強力な魔物の数は少ないらしく、最下層の26層を含めて中層扱いになっているようだ。

また迷宮は攻略されると近くに新しい迷宮が出てくるらしい、なので国にとっては迷宮攻略されることは国家資産が増えることになりメリットが大きいらしい。

ただし、昨年、アミラス王国内に迷宮が攻略されてないにも関わらず、新たな迷宮が4つも発生し、少し大混乱になったらしい。

これによりいろいろな噂が飛び交い、魔王の復活などと言う話もあったけど、それはお伽噺の延長として真に受けている人はいないとのことだ。



それよりも、禁呪とされていた大魔術をアミラス王国が行って、大量のスキルホルダーを召喚したことが大問題になっているらしい。

恐らく、このまま王国連合をまとめて、帝国あるいは正教会領に攻め入るか、獣人族の国である大森林地帯に侵攻するのではないかと噂されているようだ。


「そう言えば、仮に迷宮のコアを攻略した場合、周囲にばれちゃうの?」


「解るらしいよ。迷宮が変化するみたいだし。」


「迷宮のコアか。凄いお宝なんだろうか。」


「そうじゃないかなー。このコアを取った冒険者が竜を討伐してS級冒険者と認定されたみたいだし。今では聖人として正教会の信仰の対象になってる。」


「なんか凄いね。どんなお宝なんだろう。」


「それは知らされてないんだよ。凄いスキルを得たとも、凄いアイテムを得たとも言われてるけど、アイテムなら代々受け継がれる筈だから、スキルを受けたのだろうと言うのが有力な説。」


「ところで、シャル、何か近くない?」


「えっ、そう?膝に座ってるだけだけど。ダメ?」


「いや、別にいいけど。いや、この体勢がいいよね、身近で。」


「だよね。はじめで同志だし。やっぱりスキンシップは大切だと。」


「だよね。」


まあここだと猫耳触り放題だし、俺も満足、あー幸せだ。



その後、今日の所は岩作りのコテージを置いたまま探索に出ることにした。

パット目周囲の岩を配置してるし、川の側に岩がゴロゴロある岩場みたいに見えなくもないしね。

一応、今日でこの階層の半分は探索を完了するつもりでサクサク進む。

感知はバリバリきかせてるし擬態系の魔物は瞬殺出来るし問題ない。

森自体は植物系のモンスターがほとんどだった。

あと虫系。

虫系については甲殻が固いのと、口から酸を吐くビッグキラーアントという魔物や、お尻から糸を吐くブラックタランチュア等がいたけど何とか撃破出来た。

こいつらが群れで来るようならちょっと大変そうだけどね。

森の中をくまなく探すとあっという間にお昼近くになる。


「一旦休憩しようか。取り敢えず周囲に魔物の気配はないし。」


「うん。でも、森が思ってたより狭いね。」


「そうだよな。今までの階層の広さを考えると、川や草原方面の見える範囲から言っても狭すぎるかも。恐らく、森の奥のあの岩の割れ目みたいな場所から中に入るんだと思う。」


「感知はできなかったの?」


「やってみたけど、入口付近しか感知できなかった。いずれにせよ深い裂け目であることは確かだよ。」


「じゃあ、取り敢えず、今日は見える範囲の捜索ってこと?」


「だね。一応、この階層に出る魔物を把握しておきたいし。今の所小型の魔物や飛行系の魔物が出てないから、拠点の安全性は高くなってるけどね。」


その後、森を出て草原方面に向かう。

森の中で倒した魔物は再生してきてないみたいだ。

トレントはほぼ狩りつくした感があるからね。

材木がたっぷり貯まった。

高級馬車や武器の素材になるらしい。


川の始まり部分は洞窟の中からだ。

ツルハシで削ってみるけど削れない。

やはり外周をくまなく探索する必要があるようだな。

拠点方面の外周も確認してみなくては。



草原にはグリーンキャタピラーと言う魔物が土の中に隠れていた。

こいつも外殻は固い。

シャルによるとフィールドでも出てくる魔物らしい。

肉がおいしいんだとか。

体長3メートルもあるし相当な量だけどなー。

口から吐き出される腐食液を避けながら2人でダメージを与えていく。

最後は口腔内に魔力を通したミスリル剣を突き入れて何とか討伐出来た。

アイテムボックスに入れると確かに、芋肉と言うアイテムが。

後植物促進剤と言うアイテムもある。

取り出してみると、大きな袋に入った茶色の粉のようだ。


「ケンタ、それ出たの?」


「うん、出たけどいいものなの?」


「それって、グリーンキャタピラーのアイテムの中では超レアアイテムだよ。フィールドで討伐した場合にも出てくることは稀らしいけど。迷宮内だから出たのかしら。それって、畑にまくと収益が3倍増しになるのよ。しかも荒れ地に使っても優良な耕作地になるって言うことで、貴族にとっては金貨より価値のあるアイテムだよ。しかもこんなに大量に。小袋ほどのアイテムだと聞いてたけど。」


「そうか。じゃあこいつがこの迷宮を森に変えてたのかな。そうだとしたら悪いことしたなぁ。」


「まあその辺りは仕方ないんじゃない。いきなり襲われたんだし。それに一体だけってことはないし、たくさんいると思うよ。」


「まあそうだな。でも土の下でも感知が効くことが分かってよかったよ。見える範囲だけだとこの手の魔物に急襲されたらお手上げだしね。」


「これで大体探索は終わったけど、この後どうするの?」


「取り敢えず外周を探索して、森の奥の裂け目みたいな場所が他にないか確認しよう。」

外周確認は、走りながら行けたので、ぐるっと回って、拠点の場所に30分もせずに戻ってきた。やはり裂け目は森の奥だけのようだ。


「やっぱりあそこから入るのがこの階の正規ルートみたいだね。まあ迷宮だし洞窟に入るのが正しいんだろうけどね。」


「ここからだと森を突っ切って最短距離を行くとして15分ぐらい?」


「そうだね。明日はそっちから進んでみよう。いずれにせよしばらくはここが拠点になるだろうし。」


「じゃあ、今日は探索終わり?食事を作る?さっきのグリーンキャラピラーの肉取っておけばよかったね。」


「ん?芋肉ってやつ?あるよ。」


「ほんとに?ケンタのマジックバック凄すぎ。迷宮探索では大活躍だね。」



食材を保管している箱を出してあげたら、そこから必要な野菜とか出して

シャルが料理を始めた。

俺はその間にお風呂の準備。

ついでに魔法の練習。


ちなみに今日の討伐で新たに得たスキルはなし。

全部持っているものだけだった。

グリーンキャタピラーが身体強化を持っていたけどすでに俺のスキルは、「身体強化」の上位スキル「鉄壁」になっている。

グリーンキャタピラーの身体強化はそれに吸収統合されたようだ。

あとビッグキラーアントは剣術スキルを持っていた。

剣とか持ってなかったけどあの前足が剣みたいだったからか。

その辺りはよくわからない。

ちなみに剣術スキルは上位変換がないのかそのままだ。

魔法スキルもそのままだな。

中級魔法師っているぐらいだから、何か違いがある筈だけど。


そんなことを思いながら風魔法の訓練をしている。

今やっているのは、魔法を放った後のコントロールだ。


魔法って発動時点で威力、大きさ、発現場所をイメージすることで正確に飛んでいくんだけど、最後の発現場所を魔力操作のスキルを使って変化させている。

水魔法でやってたけど難しいので風魔法で。

本来風魔法の刃は視認できないんだろうけど、魔力操作スキルのお陰か、俺には魔力の形、動きがはっきり認識できる。


そうそう、今日シャルと話していて光魔法の有用な使用方法を考えついた。

光魔法って回復魔法だけじゃなくかなり有用らしい。

その一つが浄化。

そうお掃除。

この力を使って正教会の中は常にピカピカらしい。

さらに服や身体にも浄化できるってことだし。

尤もかなり高位の光魔法師だけみたいだけど。

あと中級光魔法師は避妊魔法も使えるらしい。

元々子供は性交渉の際に双方の合意がないと妊娠できないらしい。

なので娼館での行為は性病を除き妊娠の可能性はないらしい。

ちなみに王宮公認の娼館では定期的な浄化による性病対策が義務づけられていて、その収益は王宮と教会の大きな収益になっているとか。

まあともかく避妊については、娼館や犯罪的なものでは心配はないらしいけど、夫婦の契約を交わしていると交わした相手とは常に妊娠の可能性があるらしく、夫婦とはいえ子供が欲しくないって人がいてそう言う場合に避妊魔法をかけて貰うそうだ。


説明が長くなったけど、なんでこんな話になったかと言えば、シャルが俺が迷宮から出たら娼館に行くことを前提として話をしてきたからだ。

強い男には自然と女性が寄ってきて素人相手にそう言うことするぐらいなら娼館で発散してきてねってことらしい。

この世界は一夫多妻、多夫一妻ってスタイルも当たり前と受け入れられてるみたいだし、性についてはおおらかなのか、世界の人口が圧倒的に少ないから子供を産むことに積極的に世界のシステムが動いているのか。

いずれにしろ地球育ちの俺としては戸惑うところだ。


「ケンタ、食事の準備できたよ。」


「了解。今行くね。」


「何か綺麗になってるね。お風呂磨いたの?」


「ああ、先に綺麗にしといた。いい感じでしょう?」


「まあケンタがやることだし、今さら驚かないけど。」


確かに少しやり過ぎた、浄化。

高級大理石みたいにピカピカ光ってるしね。


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