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泡沫に神は微睡む  作者: 安田 のら
二章 聖教侵仰篇
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3話 それぞれの思惑、徒然と想う2

「――らっしゃい!!」


 ガラリ。()硝子(ガラス)の引き戸を開けると、客の立てる喧騒の奥から威勢のいい声が飛んできた。


 日中の暑気に負けない熱と湯気が、蕎麦(そば)の香りと共に晶の鼻腔を満たす。

 未だ幼さが目立つ風貌の少年が入店(はい)って来たことで客の幾人かが無遠慮に視線を向けるが、少年の服装が防人の隊服である事に気付いたのか、直ぐに慌てて視線が散っていった。


 痩せた高地でもよく育ち庶民の胃袋を支える蕎麦は、高天原で最も手軽で安価な食材の一つである。

 晶が寂しい懐と相談して直ぐに出した答えもまた、蕎麦の店であった。


 厨房にいた店主であろう壮年の男性に一番安い掛け蕎麦の注文を通し、折よく空いていた壁隅の席に腰を下ろす。


――またか。


 あからさまな視線は無くなったものの、ちらりちらと掠め見るそれ(・・)に変わったに過ぎず辟易とした嘆息が漏れた。


 防人となれるのは基本的に華族出の者だけである。こう云っては何だが、場末の蕎麦屋に腰を下ろす事など滅多にない。

 華族と接する事の無い平民たちにとって、防人を間近に見る事は、厄介事と然して変わらない感覚なのだろう。


 防人となってからの一ヶ月の間、晶はその事を嫌という程に学んでいた。


 好奇からくる視線への対処は難しく、何か起きれば久我家や咲に迷惑が掛かる。

 視線を向ける程度ならと、晶は努めて無視の姿勢を決め込んだ。

 無反応な晶の姿勢に、やがて周囲も飽きたのか向けられる視線も散っていく。


――暫くしてから晶の眼前に湯気の立つ(わん)が一つ、ゴトリと重い音を立てて置かれた。


 (ねぎ)と蕎麦が泳いでいる椀に箸を突き立てて、底から蕎麦を掻き混ぜる。

 空腹を訴える胃袋を宥めながら大きく一口――。


「相席、いいでしょうか?」


 口調に僅かな違和感の残るもののそれでも充分に流暢な言葉使いに、晶は寸前で箸を止めた。

 視線を上げると、そこには昼間にすれ違った異国の女性の姿があった。


 素早く周囲に視線を走らせる。目立ちはしないが、店内に一つ二つ空席は見受けられる。

 わざわざ晶に相席を願う理由はないはずであった。


――つまり、晶の対席(・・・・)に用があるという事だ。


「…………どうぞ」


「ありがとうございます。

――給仕(カメリエレ)、彼と同じものを」


 晶の(うべな)いに微笑みを浮かべて、木組みの椅子を引いて女性は座った。

 失礼が無い程度に改めて、晶は女性の姿を(つぶさ)に観察する。


 肩のやや下まで伸びる金糸の如き髪と抜けるような白磁の肌、猫を思わせるやや吊り上がった藍の瞳。

 朱華を知っているからこそ驚きは無いが、高天原ではまず見かけない白磁の芸術を思わせる女性。


 異常なのは周囲の反応も、だろう。


 晶以上に異物であるはずの女性の姿に、しかし周囲の喧騒はそよとも揺らぐことは無い。

 まるで特徴の無い客が入店(はい)って来たかのように、店主は注文を受けて厨房の奥に消えた。


――何かの術か。


 起きている異常に、晶は確信を持った。

 結界術の一つに人除けを目的としたものがあると聞く。


 こういった呪術は晶たちにとっても身近なものだ。仮令(たとい)大洋(うみ)を隔てた向こうの国家であっても、似たような呪術が存在することは簡単に想像がついた。

 疑問なのは、何故、晶が術の影響外に置かれているのかだ。


 努めて感情を表面(かお)に出さないように意識しつつ、晶は掛け蕎麦を一口に啜った。


 醤油と鰹節(かつおぶし)の風味。うどんよりもやや塩味(えんみ)の立った熱い出し汁が、蕎麦の香りと共に咽喉(のど)から胃腑()までを()いて落ちていく。

 その感触に深い満足を味わいながら、晶は椀の中身を飲み干す勢いで掻き込んだ。


 汁を飲み干してからやや経って顔を上げると、先程と変わらぬ微笑みが晶の視線を迎え撃った。

 どうやら、律儀に晶を待っていたようである。


――これは逃げられないな。

 こちらを逃そうとしない女性の姿勢に嘆息をして、晶は居住まいを正して聞く姿勢を取った。


「――初めまして、高天原の騎士(カバリエレ)殿」


「初めまして、じゃあ無いですよ。先刻(さっき)、久我家の屋敷前ですれ違いましたから。

 だから(・・・)、俺の前に座ったんですよね?」


ええ(・・)、勿論そうです。

 そして、これで確信が持てました。貴方は身隠しの護符(アミュレット)が効いてませんね」


「身隠し? ああ、誰も貴女を気にしない事ですか?」


はい(シィ)。これでも結構、自信作だったんですよ?

 こんなにいきなり看破されるなんて、少し残念です」


 残念と云われたが、優雅に微笑む表情が崩れる様子も感じられない。

……だが、嘘でもないだろう。晶はそう確信を持った。

 わざわざ、半端モノの防人に接触を図ったのだ。お世辞程度の嘘を交えて、(いたずら)に相手の警戒心を煽る理由も無いからだ。


「――そうですか。貴女みたいな手練れ(・・・)に評して頂けるなんて、俺も捨てたもんじゃないな」


「ええ、自信を持つに値する(・・・)かと」「それで?」


 前戯じみた言葉の応酬は晶の好みではない。さっさと切り上げようと女性の言葉尻を捕まえる。


「?」


「俺に訊きたい事があるんでしょ? 応えられる事はあまりありませんが」


「偶然とは考えないんですか?」


俺ごとき(・・・・)に呪術を行使(つか)って、わざわざ対席を狙って?

 冗談でしょう。貴女は、そこまで軽い(・・)身分とも思えませんが」


「何故、私の身分が判ったのですか?

 一応、身分を示すものなんて身に着けてない筈なんですが」


波国(ヴァンスイール)はかなり遠い国と聞きました。

 尋常じゃない費用を掛けて高天原くんだりまで来れるのは、商売のためか外交(政治)のため。

 どちらにしても、下働きじゃないなら金子(カネ)を持ってる身分の方だ。

――ついでに店前(おもて)に立っている2人、貴女の護衛と見ましたが?」


「……正解です。貴方と接触したのはいい誤算(・・・・)のようですね」


 嵌め硝子越しに見える男性の影を指摘すると、女性はそれまでとは別種の微笑みを浮かべて見せた。

 やはり子ども扱いされていたようだ。呪符組合で『玄生』として交渉してきた経験が生きた事に感謝しつつ、本題はこれからと気を引き締める。


 だが、相手の出鼻を挫いてやる位はしておくべきだろう。


「さて、どうですかね? 俺は防人でも成り立ての下っ端だ。

 貴女の質問に答える気は無いですし、その気が有っても答えられないですよ」


「そうでもないでしょう。

――自己紹介が未だでしたね、私は波国(ヴァンスイール)にて爵位を戴いておりますベネデッタ・カザリーニと云います。

 騎士(カバリエレ)殿の名前をお訊きしても?」


「……晶と云います。

 先刻も聞きましたが、かばりえれ(・・・・・)とは?」


「済みません、和語(高天原の言葉)は未だ慣れてないのです。

 ええと。和語では士族、でしたか?」


 士族、防人の事か。まさか大洋の向こうから来たばかりの女性(ベネデッタ)が、晶の出生を詳細に知っているなどとは思えない。

 であるなら、ベネデッタが晶の身分を誤解した理由は一つだろう。


 ちらり。傍らに立て掛けてある落陽(らくよう)柘榴(ざくろ)に視線を向ける。

 その視線の意味に気付いたのか、ベネデッタは大きく頷いて勢い込んだ。


「はい。高天原でも、我が国同様に精霊器を所持するのは士族の者のみと聞き及んでいます。

 それ故に晶さまは貴国の貴族であるとお見受けしましたが」


「……大体はその認識で間違いは無いですが、俺に関しては見当違いですよ。

 例外中の例外ですが、俺みたいな平民出の防人もいますし」


「そうなんですか?

……まあ、それでも問題ありません。晶さまの不利益になる事は、訊く心算(つもり)もありませんでしたから」


「?」


 穏やかに言葉を紡ぐベネデッタの前に、晶と同じ掛け蕎麦の椀が置かれた。

 嬉しそうに椀を寄せて、立ち昇る蕎麦の香りに鼻を鳴らす。


「ああ懐かしい(・・・・)香り、お店に入った時から気になっていたんです。

 この(パスタ)の名前を訊いてもいいですか?」


 まあ、それ位なら押し黙る必要もあるまい。

 怫然(ふつぜん)としつつも、特に抵抗なく(・・・・・・)口を開いた。


「……掛け蕎麦です」


「ソバ、ですか。

――本当に良い香り。私の記憶にもあるんですけど、どこで嗅いだのかしら?」


 そう呟きながら、懐から金属製の(スプーン)肉刺(フォーク)を取り出した。

 匙に出し汁を一掬い。品の良い所作で、桜色の唇が匙の汁を嚥下する。


 ベネデッタの頬が可憐に綻ぶ、どうやらかなり気に入ったようだ。


『少し塩辛いけど、美味しい出し汁(スープ)ね。

――魚醤(コラトゥーラ)かな? 故郷のものと比べたら随分と癖が無いけど』

 口早に呟かれたそれ(・・)は、波国の言葉であったため晶が理解する事は叶わない。

 だが、慣れた味が好まれるのに悪感情は覚えない、ベネデッタの様子に晶の警戒は少し緩んだ。

「――ああ、懐かしいはずです。

 蕎麦(グラーノ)(パスタ)ですか、ピッツオケリ、教会でよく食べました」


波国(ヴァンスイール)にも蕎麦が?」


蕎麦(グラーノ)? ええ。北部の特産品です。

 故郷では乳脂(バター)乾酪(チーズ)で煮るものが主流でしたが、海のものと合わせると風味が変わって美味しいですね」


「山の食材ですか?

 そちらも美味しそうだ」


「ええ、冬を越すための大切な恵みの一つです」


 波国の食材の名前だろう。意味はさっぱりだが、適当に相槌を打った。

 だが、何であれ故郷の食べ物に興味を持たれて嬉しいのは、ベネデッタも同じである。

 晶の同意に、嬉しそうに(うべな)いを返した。




 しばらくして、ベネデッタの前にある椀が幾許(いくばく)かの出し汁を残すのみとなった辺り、頃合いと見て晶が本題を切り出した。


「……さて、そろそろ本題に入ってもいいでしょうか?」


「そうですね、お互いに時間を削り合う必要も無いでしょうし。

――単刀直入にお尋ねします。晶さまは士族の中でもどの位置に値する身分(・・・・・・・・・・)の方ですか(・・・・・)?」


「先刻も云いましたが士族の出じゃ無いです。

 つい先日に防人になったばかりの平民で、ついでに云うなら鴨津に来たのも今日が初めてだ」


 嘘ではない。

 防人になったのも鴨津に来たのも、晶の意思でなく流されて受け入れた、その結果に過ぎない。

 本音で語っている事は悟ったのだろう。だが腑に落ちないといった表情で、ベネデッタは小首を傾げた。


「それにしては、

…………いえ、良いわ。訊きたいこと(・・・・・・)はそれだけです」


「え?」

 どんな面倒を尋ねられるのか戦々恐々していた晶は、あっさりとしたその終わりに肩透かしを覚える。

「あの、それだけ、ですか?」


はい(シィ)、お手間を取らせました。

 お詫びと云っては何ですが、こちらの勘定は私で持ちます」


 小金といっても馬鹿にできないその誘惑に、金策にひいこらしている晶は思わずぐらりと心が揺れる。


――だが、


「……結構です」

 50厘(中銭5枚)が晶の手から離れて、机上で軽い音を起てる。

 くるくると不格好に踊るそれは、相手に借りを作らない晶の決意そのものでもあった。

「俺の上位(うえ)には貴女との接触を報告はしますよ。これでも恩義ある相手だ、無下(むげ)にはしたくない」


「それは困りますね、大事にはしたくないのです。

――しばらくで構いませんから、内緒でお願いします(・・・・・・・・・)


 疑問に思う。

 訊かれた事も答えた事も、当たり障りどころか何の変哲もない内容ばかりだ。

 接触してきたベネデッタの地位こそ問題だろうが、口を(つぐ)むほどのものでは無い。


――ああ、そういう思惑(こと)か。


 だからこそ、ベネデッタの狙いに気付く。

 言葉短く確約はしないとだけ返して、晶は足早に店を後にした。


 会話の内容にも場所にも、あまり意味はないのだ。

 ベネデッタが欲しかったものは、晶との接触そのもの。


――それを内密にさせる事で、水面下の交渉の足掛かりにする事なのだ。




ベネデッタ(ベティ)、交渉はどうなった?

 奴は随分と険しい表情(かお)をしていたが』


 晶と入れ替わりにベネデッタの前に立ったのは、店前(おもて)に立っていたサルヴァトーレであった。


 幼少の(みぎり)からベネデッタの護衛となるべく教育を受けたサルヴァトーレは、年齢が近いこともありベネデッタにとって最も気の置けない友人の一人でもある。


 周囲に聴かれることを怖れたのか故郷の言葉での問いかけに、ベネデッタも微笑みで応じて見せた。


『ええ、最低限の確認(・・・・・・)は終わったわ。

――サルヴァトーレ(トト)も食べない? すごく美味しいよ』


『蛮族の食い物だろう? 貴族の我らに相応しいとも思えんが』


『もう、分かっているでしょ? 最低でも2週間は逗留するのよ、この地の食事に慣れておくことは損じゃないわ。

 それに、高天原が属領(ディペンダンテ)として正式に認められたら、交渉を有利にするためにも食事の知識は礼儀として必須よ』


『…………まあ聖女さまのお勧めだ、一つご相伴と願うか』


 友人からの強引な勧めに苦笑を返して、サルヴァトーレは晶が座っていた席に腰を下ろす。

 高天原の標準より一回りは大きな体躯に、木組みの椅子が抗議の軋みを上げた。


『信用しなさい。

 見た目はかなり違うけど、これ、ピッツオケリよ。

 確か、サルヴァトーレ(トト)の好物だったでしょ?』


『ピッツオケリ? にしては乾酪(チーズ)が見えないが』


『多分、魚醤(コラトゥーラ)出し汁(スープ)がこっちの一般なのよ。

 晶さまも乾酪(チーズ)は知らなかったみたいだし、そもそも無いのかも』


『晶さま? さっきの下っ端(ガキ)の名前か』


『うん。彼のお陰で沢山のことが分かったわ。

――()ず、彼には私のお願いが効かなかった(・・・・・・)


『真逆、聖アリアドネの威光を無視したのか!?』


 ベネデッタの落ち着きと裏腹に、アリアドネ聖教の教義に傾倒するサルヴァトーレは席が上げる軋みを余所に(いき)り立った。


 サルヴァトーレにとってベネデッタの下命は、隷下に従すべき神託に(ひと)しい。

 何処にでもいそうな異教の少年が、ベネデッタの下命に背いた現実はひどく受け入れ難いものであった。


 しかし、サルヴァトーレの激昂は、湖面の如く凪いだベネデッタの感情に嗜められる。


サルヴァトーレ(トト)、落ち着いて。

 高天原は未だ(・・)私たちのものじゃないわ。異教徒の者たちを正道へと教え導くのは、聖教の羊飼いたる我らの義務よ。

 この程度(・・・・)で怒る理由も無いわ』


ベネデッタ(ベティ)がそう云うならば。

…………だが、それは厄介だな(・・・・・・・)


『厄介だけど、そこは想定してたじゃない。

 仮に聖アリアドネの威光が遍く地を満たしていたのなら、世界は百年の昔に私たちの前に膝を屈していた訳だし』


『…………それはそうだが』


『それと多分だけど晶さまは、最終的に私たちの前に立ち塞がるわ』


『何故分かる?』


『これまでの聖伐でも、敵対した蛮神は自身の(たの)みとする戦力を必ず(・・)最終局面に間に合わせてきたわ。

 どんなに策を弄しても、どんなに無力化しても絶対に。

 アンブロージオ卿の提示した策の概要(なかみ)は知らないけど、今回だけ例外なんてありえない。

 珠門洲の神柱は、絶対に選りすぐりの戦力を間に合わせるわ。

 晶さまも自分は下っ端だと卑下していたけど、こちらの聖術さえも(ことごと)く無効化してみせた。ただの(・・・)下っ端な訳は無いわ』


『なるほど。聖女さまの言葉だ、疑う余地も無いな』


『ええ、自信はあるわ。

……さて、そろそろ行きましょうか。アンブロージオ卿がお待ちでしょうし、トロヴァート卿の食事も買ってあげないとね』


 サルヴァトーレが掛け蕎麦を食べ終わった頃を見計らい、頷いて2人は立ち上がった。

 黒髪黒目の高天原の者たちが日々の終わりを楽しんでいる机の間を、この場にそぐわない異物の2人が泳ぐようにすり抜けて姿を消す。


 だが、そんな異常も店の中にいる者たちが気付くことは無く、喧騒は乱される事無く日常のままに続いていく。


 後に残るのは、2人が居たという痕跡のみ。

 座るものがいなくなった机の上には銭貨が一枚、鈍く輝きを残していた。

TIPS:士族について

華族出の防人と衛士を総称したもの。

基本的に『氏子籤祇』の防人は華族以上のものにしか出てこないが、ごくごく稀に平民が防人を引いた実例が存在する。

防人以上と華族は等しく見られるため、その区別として設けられた。

平民出、及び、氏子であっても職業としての防人へ昇任したものは見做(みな)し防人として一段階低く扱われる。

現実はそうであっても、この地位を内心強く望む平民は意外と多い。


以上で週2回更新は終了となります。

しばらくのお付き合い、ありがとうございました。

来週より、週1回更新に戻ります。


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― 新着の感想 ―
[一言] こういう物語で、蛮族出身の貴族が蛮族を貶すのブーメラン過ぎていつも笑っちゃう。 貴族も元はどっかの山賊やら海賊だろうに。
[気になる点] お願いが効かなかった時点で教義が破綻してる気がしますが…… それに彼が言った蛮族にこそ効かないといかない見方もできます……
[一言] 晶のことを人として扱ってやってくれ。。。。道具じゃないか。。。あんまりだ。。。。。。
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