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泡沫に神は微睡む  作者: 安田 のら
四章 帰月懐呼篇
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9話 降る来たるに、決着を2

 ()ゥ。女郎花(おみなえし)の輝きに、風雪が昏く燃え立った。

 精霊力は際限なく凝り、やがて透徹と澄み渡る。


 それは精霊が昇華する涯。神柱の頂に手を掛けた、志尊たる証明だった。


「神気……」


 感嘆と漏れる輪堂(りんどう)咲の驚愕。

 慌てて薙刀を引き戻す少女へと、風雪を従えた御厨(みくりや)至心が奔る。


 刹那に溶ける間合い。老躯から放たれた刺突が、薙刀と噛み合い火花を散らした。


「くっ、うぅぅうっっ!」

「――微温いわ、小娘がぁっっ」


 少女の苦鳴と至心の嚇怒が交差。神気の鬩ぎ合いを弾き、彼我の間合いが再び開く。

 飛び退った少女を庇い、その(さき)へと晶は踏み出した。


 至心の神気に煽られたか、少年の吐息を黒曜の精霊力が彩る。


「無事か、咲」

「大丈夫。――駄目よ、晶くん」


 透徹と黒曜の澄み渡る気配に、少女が鋭く釘を刺した。


 世の武芸が十八般あれど、究極、戦闘に()ける勝利とは一点に突き詰められる。

 ――即ち、如何にして相手の自由を奪うか。


 己の両腕と踏み込む一歩。一呼吸(いき)で到達し得る圏の削り合いこそ武芸の本質と、晶たちは阿僧祇(あそうぎ)厳次(げんじ)から教わってきた。


 これは精霊技(せいれいぎ)を伝える門閥流派であっても同様だ。

 先手、後手。踏み込む瞬間に決定する、己にとっての最適。


 畢竟、門閥流派に()ける戦術とは、互いの(手段)を捲りあう行為に他ならない。

 神霊(みたま)遣いと云う最大の札で場を決した至心に対し、感情のまま鬼札(神柱の加護)を捲るのは愚策であった。


「判っているけど、連翹山の麓で長居もできない」

「うん。――雨月の縁者に騒動が知られれば、面倒になるのは間違いないしね」


 連翹山。延いては廿楽(つづら)と云う土地に()いて、晶たちの味方は不破(ふわ)直利だけである。

 その事実は少なくとも、御厨(みくりや)至心と晶が争えば、相手に加勢する可能性の方が高い事を暗示していた。


 咲の同意に、夜天から()し掛かる風雪の帳を見上げる。

 静かに降り頻る粉雪の緞帳(重み)は、大抵の音を静寂に呑み込む。


「音は気にしなくて良いと思うけど、

 ……此処(ここ)で居合わせた辺り、陪臣の御注進があったんだろうな」


 夜闇に風雪が降りる中、晶たちの下山に時機を合わせたのだ。間違いなく、雨月の内部に内通者がいる。


 晶は慎重に言葉を選び、口を開いた。


「雨月の陪臣との内通。石蕗とか云う輩と性根が似ている辺り、謀略は旧家のお手の物か?」

「安心しろ。這い回らせた雑多なら、雨月共の足止めよ。

 ――我が志尊の輝きを(ケガ)す不遜、処分する輩が無駄に増えるよりは面倒が少ない」

「今代の神霊(みたま)遣いは雨月颯馬(そうま)だけと聞いていたが、真逆、隠している輩が居たとはな」


 精霊の位階が華族の、更には人の価値をも決定する社会。

 ただでさえ土行の精霊は数も少なく、神霊(みたま)ともなればその稀少さは群を抜く。


「云うたはずよ。雑多が志尊を目にするなど、神気の輝きが(ケガ)れてしまうと。

 神霊(みたま)とは、旧家の栄えに秘する輝きであれば良いだけだ」

「御自慢の直孫(颯馬)は、至宝などと喧伝(けんでん)していたが」

「八家如きが頂く他行の神霊(みたま)ならば、精々が火取り虫の代わり程度に構いはしない」


「――秘すると云うか、……その年齢までだと死蔵では?」


 互いに間合いを測りながら、咲が思わず指摘した。


 秘するは良いとしても、神霊(みたま)だろうが宿るのは個人に過ぎないのだ。

 老境も相当な御厨(みくりや)至心であれば、どうしても札としても価値は下がる。


 果たして図星であったのか、至心の口元が不機嫌に歪んだ。


「……そう云えば、鴨津(おうつ)でも小生意気に吠えてくれたな。

 儂が手ずからに教示してやった序列。無駄になったとは、嘆かわしいばかりよ」

「あら。たった(・・・)三ヶ月(みつき)も昔の事ですのに、能く憶えておいでで」


 返る咲の応酬に、浮かぶ余裕。

 どれだけ至心が理由を糊塗しようとも、現実は変わらない。


 より公的な部分に訴えられれば、謀殺に手を付けた御厨家(みくりやけ)の不利は自覚していた。


神霊(みたま)も宿せぬ雑多如きに、理解は不要。

 ――穏便に神器を返還する機会、捨てた末路を教えてやる」


 ここを先途。至心は慎重に練り上げた神気を、精霊器に注ぎこんだ。

 渦を刻む女郎花(おみなえし)の輝きが、至心の間合いで衝撃と変わる。

 月宮流(つきのみやりゅう)精霊技(せいれいぎ)、中伝。


「――寒蝉集(かんせんすだ)き」


 瞬後。耳朶を苛む衝撃が、雪を蹴立てて一帯を薙ぎ払った。

 立ち込める白。視界を奪われた晶たちは、回避すべく後方へと跳躍する。


「は。雨月なら未だしも御厨(みくりや)に神器を還せとは、何処までも貴様に都合の良い」

「雑多には知る由も無い、歴史の一端よ。

 布津之淡は元より、水行の属神が御厨家(みくりやけ)に献じた神器。北面鎮護たる御厨家(みくりやけ)が、征北の代理を義王院(ぎおういん)家へ与えるべく貸与したものだ」


 茫漠と立つ雪片を貫き、至心が一歩を踏み込んだ。

 鳴動するその刀身に宿る、灼熱の気配。

「つまりは、主たる御厨家(みくりやけ)を差し置いた、義王院(ぎおういん)家が無思慮こそ雨月家の始まり。

 ――別段、雨月に留まらぬ。四院が有する神器は総て、元は旧家の所有に在ったものだ」

「……本気で信じているなら救いようがないな。どれだけ飛躍しても穴が見えるぞ」

「案ずるな。最早、信じろとも慈悲は云わぬ」


 月宮流(つきのみやりゅう)精霊技(せいれいぎ)、中伝、――()()り。


 薙ぎ払う斬閃に伴い、雪煙が儚く昇華する。

 莫大な熱量が音を立てて、晶へと激突した。


 女郎花(おみなえし)の軌跡に刃金が唸り、黒曜に凝る刀身を次第に蝕む。

 土克水。仮令(たとえ)、熱量に換わろうとも、御厨(みくりや)至心は本質的に土行。


 神気に任せた勢いに圧され、晶は全力で精霊力を練り上げた。

 義王院流(ぎおういんりゅう)精霊技(せいれいぎ)、初伝、――長夜月。


「勢ィィィイイッッ」

「――微温いわ!」


 軒昂と水気が刃風と唸り、至心の斬撃と噛み合う。

 瞬転。莫大な水気が刃金から爆ぜ、剣戟と斬り結ぶほどに衝撃が散った。


精霊技(せいれいぎ)の修練を始めて、精々が数ヶ月。

 これまでを怠けてきた惰弱が颯馬(そうま)に克つなど、履いた下駄の高さが透けて見えるわ」

「く、そっ!」


 仕切り直しに後方へと跳ねる晶へと、雪崩れる勢いで精霊光が奔る。

 晶の視線の先、神気の象る刃金が閃いた。

 月宮流(つきのみやりゅう)精霊技(せいれいぎ)、中伝――。


仲冬断(ちゅうとうだ)ち」


 回避する余裕は無い。防御と立てた晶の太刀へと、凍てつく至心の斬閃が重なる。

 轟音。響く衝撃に耐える晶の至近へと。老躯が深く踏み込んだ。


 刃風が唸り、互いに鎬を削り合う。

 やがて晶の防御を貫いて、至心の切っ先が少年の脇を(かす)め始めた。

 左右から剣戟を重ね、強化した大上段(火行の構え)を晶の頭上へと墜とす。


 ――構うことは無い。

 防戦に耐えるだけ、少年の底を確信した至心は、小手先を捨て全力で神気を練り上げた。

 跳ね上がる神気の重圧に、晶の足元で地肌が砕ける。


「は。颯馬(そうま)を沈めたという手管を期待してやれば、底の浅さもこの程度か。

 もう善かろう。(ケガ)レと堕ちる前に、ここまで息を赦された我が慈悲に感謝しろ」


 ――じり。

 放発と、女郎花(おみなえし)の輝きが晶へと僅かに迫る。


「……底の浅さははお互い様だろう? 先刻から鸚鵡返しの一本調子。

 そもそも、國天洲(こくてんしゅう)の神器を央洲(おうしゅう)に還せとは、横から上から忙しい目線だ」


 ――じり。

 晶からの応酬へと滲む、苦鳴の響き。


高天原(たかまがはら)の興りより、連綿と繋がれてきた旧家秘蔵の歴史。

 貴様如きが真偽を計るなど、専横も良い処であろうが」


 ――じ、


「そうか? 公開されていないって事は、好き勝手吠えようが誰も気にしないって事だぞ。

 ――貴様が今、殺そうとした相手に好い気分と浸っているのと同じくな」


 ――り。


「真偽など如何でも良い。確かなのは、現実として旧家の権威が燦然と在る事実のみ。

 そら。あと少しは気張らんと、貴様の頭蓋が割れ飛ぶぞ」

「それは怖い。

 ――で? 神気まで持ち出した挙句、何時になったら俺を斬れるんだ」


 晶から返る不敵な応えに嘲りを浮かべようとして、至心は漸く気が付いた。

 全力で神気を籠めているにも関わらず、震える刃金は一向に晶へと墜ちていかない。


 大上段(火行の構え)を耐える少年の体躯へと、加速した精霊力が収束。

 ――気の所為(せい)か、噴き上がる黒曜の輝きが透徹と煌めきを帯びた。


「莫、 、迦な」


 訝しむ至心は最早一顧だにせず、晶は全力で精霊力を練り上げる。

 義王院流(ぎおういんりゅう)精霊技(せいれいぎ)、中伝、――居待月(いまちづき)


 硬く揺らがず。巍々と立つ防御の精霊技(せいれいぎ)が、至心の斬撃を上へと弾いた。

 土克水の関係が正面から崩れ、至心の体勢が致命的に崩れる。


 硬質の響きを遺し、晶から黒曜の輝きが散った。


「咲! 此奴はただ、神気が遣えるってだけだ。底なんて無い」

「――みたいね」


 晶の声に応える、澄んだ少女の決意。

 薙刀が、(すみれ)色に燃え立つ軌跡を描く。晶と入れ違いに咲の踏み込む足が、時を刻む勢いで刺突を繰り出した。

 奇鳳院流(くほういんりゅう)精霊技(せいれいぎ)、中伝――、


 虚はつかれたが、体勢は取り戻している。

 呼気を吐いて神気を練り上げた至心は、全力で防御を固めた。


啄木鳥徹(きつつきとお)し」「――無礼(なめ)、るなぁっ!」


 幾重にも爆炎が踊る薙刀が激突する寸前、氷壁が咲と至心を隔てた。

 火生土にして水克火。土気を仲介としたその氷壁は、火行に対する優位を誇る。


「ふ、驚かせおって。嵩が火行の精霊遣い如き、儂の霜柱を打ち破ろうなど……」

「ええ。精霊力なら無理かもしれませんね」


 至心の余裕に、咲の確信が揺るがず返る。

 少女の響きに云いようもなく、老躯は本能のままに後退を選択した。


 確かにそれは正解だったのだろう。

 至心の寿命を、僅かには引きのばしたのだから。


 (そび)え立つ氷塊の向こう。至心の視界で、(すみれ)色の精霊光が透徹と澄み渡った。

 際限なく精霊力は高みへと昇華し、遥か志尊の頂から降り落ちる。


 それは神気の輝き。

 やがてそれは爆熱を伴い、薙刀の切っ先へと一点に集束した。


 火生土の関係すら越えた熱量が、至心の眼前で氷塊を撃ち抜く。

 響き渡る轟音の向こうから、咲と共に顕現(けんげん)した神霊(みたま)が進み出た。


「莫迦な。

 旧家でもない八家の小娘だぞ。調べた限り、貴様が神霊(みたま)遣いであったはずはない」

「ええ。ですから其処が、御厨(みくりや)翁の限界です。

 ある程度、三宮が信を置かれていたならば、私の事は伝わっているはずですので」

「……知っていようが関係無かろう。霜柱一つを砕いただけ、儂に勝利できるなど」


 ――確かに、晶の云う通りね。

 至心が神気を全力で練り上げる中、咲は肩を竦めて神気を解いた。


 呆気に取られる至心に興味は最早なく、無防備に背を向ける。


「何だと? どう云う心算(つもり)だ」


「――晶。後はお願い」

「ああ」


 平坦な晶と咲の応酬。――この2人が御厨(みくりや)至心を見止める事は今後無いのだと、老いた直感が何処かで囁いた。


 入れ替わりに立つ少年が、風雪の向こうへ消える咲を見送る。

 戻した双眸もやはり、至心を映してはいなかった。


「頑是なく泣き喚いているかと思ったが、随分と静かだったじゃないか」

「……この御厨(みくりや)至心をそこまで嘲弄するか。神霊(みたま)遣いと云えど、嵩が小娘。

 貴様を斃せば、」

「ああ、もう良いんだそれは。慈悲だの旧家だの、貴様の言葉はどれも薄い。

 言葉を繰るだけの穢獣(けもの)と思った方が、よっぽどに馴染む」

「け、穢獣(けもの)と云ったか。この御厨(みくりや)至心を、穢獣(けもの)風情と同列だと」

「言葉が通じないなら、その程度で充分だろうが。ああ。そう云えば、貴様もいた鴨津(おうつ)猩々(ショウジョウ)を狩ったな。あれは逃げる知恵を回している分、

 ――貴様程度よりは厄介だった」


 平然と晶が告げた声に、至心は今度こそ慈悲を忘れた。

 小娘が居ない今、眼前の穢レ擬き(もどき)だけが至心の標的である。


 最早、油断は欠片も無く。

 ――神気の猛るまま、至心は刹那に現神降(あらがみお)ろしを行使した。


 刃風が大気さえも断ち割り、轟然と晶へ迫る。

 (ひるがえ)る晶の太刀が火花を散らし、剣戟の軌道を夜闇に刻んだ。


 幾重にも飛び交う斬撃の中、晶の感情は奇妙に凪いでいた。

 3年前なら恐怖の対象だっただろう、雨月天山と御厨(みくりや)至心。

 ――だが、相手を知るに連れ、その浅さが侮蔑へ変わった。


 知識や立場より、己を理解しようとしない頑迷さ。


 理解しようとしなかったからこそ、天山も眼前の老人も惨めに他者を踏み躙った事実を(ねじ)じ曲げられるのだ。

 ――そしてそれは、晶も同じであったかもしれない。


 無知さにひねくれて、拗ねた挙句を無駄にした。


 彼らが向こう側に立って喚き、晶がこちら側で眺めていられるのは、単に紙一重の幸運でしかない。


 炎が晶を煽り、(ひるがえ)る斬閃が衝撃と去る。

 必死な御厨(みくりや)至心の表情に、ふと嘲弄に近い感情が浮かんだ。


 巻き上がる炎を水気で圧し潰し、至心の小太刀を鍔で抑え込む。

 土行であろうが関係は無い。何よりも御厨(みくりや)至心は、神霊(みたま)遣いとして致命的に足りていなかった。


「ああ、それだけは感謝するよ。――御厨(みくりや)至心」

「 、 、貴様が、貴様はっ」

顕神降(あらがみお)ろしを知らないんだろう? 神霊(みたま)遣いとしての基本的な知識が、貴様には足りていないんだ」


 何故かはもう、晶も理解していた。

 精霊と精霊遣いが同じ存在である事は良く知られているが、それでも感情や性格が同じだとは限らない。


 至心や旧家のものが精霊と神柱を軽んじるなら、知識という恩恵も相応に低くなる。

 御厨(みくりや)至心の不幸は、神気を振るうだけでも大抵は何とかなったという事実、

 ――そして、己が神霊(みたま)をひた隠しにここまで来れたという点か。


 お陰で、剣術の鍛錬から精霊技(せいれいぎ)の行使から、中途半端な技量で満足してしまったのだ。

 月宮(つきのみや)が旧家の排除を決定したのは、この腐敗が取り返しもつかない際に至ったと判断したからだろう。


 晶ができる感謝の形はせめて、至心が屈辱と否定に塗れたまま、雪の降り頻るここで終わらせてやるだけであった。


 神気を練り上げる気にもなれなかった。水気の凝る太刀を振り上げ、佳月煌々(かげつこうこう)すら行使せずにただ全力で統御する。


 硬く、堅く。ある一点を越えた瞬間、黒曜の輝きが唐突に消えた。

 ――無音。僅かと水気が揺らいで散り、残ったのは静寂だけ。


「……儂は、旧家は、」


 下らない。もう終わった未練が、御厨(みくりや)至心の口の端を吐いた。

 その脇腹が大きく穿たれ、奔り貫けた何かに抉られた地肌へと崩れ落ちる。


 末期の息は静かに一つ。

 何か遠く。晶は掴んだ確信を脳裏に刻み、残心から納刀した。



ここ暫く、御迷惑をお掛けします。

〆切が守れないのは、恥ずべきことですね。反省です。


読んでいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新できててすごい。 [気になる点] 歴史が大事なら、知能がある物理法則の宇宙誕生から宇宙を統治し、運営してきた歴史に、長いものに巻かれてくれないかな、と思うけど、 無理なんだろうな。 ど…
[一言] とうとう御厨翁との決着がつきましたか。 温情と嘯き格下に奇襲や数で挑むことは矜持が許さない、敵ながらここまで徹底すれば見上げたものです。 そして、 >畢竟、門閥流派に於おける戦術とは、互いの…
[良い点] 毎週必ず決めた日に投稿してくれること。お陰で毎週の楽しみにしてます [気になる点] 旧家視点の歴史と高天原視点の歴史をモノローグで紹介して欲しいと思いました。過去話と最新話から双方の認識の…
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