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記録57 白色のM1911

長めです。


輪島沖10㎞にイージス艦「つばき」がいた。


「ッたく……北朝鮮もめんどくさいことするなぁ。」船員が言う。

「そんなこと言わないでちゃんとソナー見とけ。」艦長が言う。

「へいへい。」船員はソナーを見る。

すると、操縦室に無線が響き渡る。

「一隻の貨物船が急速接近しています!」

「な!」船員が驚く。

「エンジンを始動させてすぐに動かせ!突撃してくるかもしれない!」艦長が言う。

さらに追い討ちをかけるように無線が入る。

「貨物船には大量のコンテナが積んであります!コンテナには……Explosiveと書いてあります!」無線の向こうでは慌てている声が聞こえた。

「爆薬だと!?」館長が言う。

爆薬を積んだ貨物船はもう目とはなの先にいた。


直後に海上で大爆発が起こった。














千里浜レストハウスの駐車場には沢山の生存者が救助ヘリを待っていた。

中には上下二連式散弾銃を持った人や、金属バット、クロスボウを持った人がいた。

「すいません。」清太が言う。

「生存者だ!」一人の男が駆け寄ってくる。

他の生存者も駆け寄ってくる。

「よく生き延びたな。」

「大変だったでしょ。」

「何処も噛まれてないな。」

色々と質問攻めにされる。

「あの~、周りは安全なんですか?」智美が聞く。

「大丈夫だよお嬢ちゃん。俺がやっつけたからな。」上下二連式散弾銃を持った男が言う。

「そうですか。」智美が言う。

「しばらく休むと良い。ここはレストランだから食料には困らないからな。」散弾銃を持った男が言う。

「ありがとうございます。」智美が言う。





しばらくして、智美は寝てしまった。

「よく寝れるよな。」清太があくびをする。

周りではそれぞれが寝ていたり、話をしていたりしていた。

「あいつらは無事かな………」清太が空を見ると、満月が見えた。

「きれーだな。」清太が言う。

「そうですね。」智美が言う。

「いつから起きてた?」清太が聞く。

「よく寝れるなから。」智美が言う。

「色々ありましたけど、楽しかったです。」智美が言う。

「なんだ、そのフラグは?」清太が言う。

「そんなんじゃないですけど……今まではいつも同じことのループで、先生や、親の言うことを聞いていてそれに従い生きてきましたけど、これほどまでに好きにできたのは初めてですから。」智美が言う。

「………良いこと言うなよ。」清太が言う。

「駄目なんですか?」智美が言う。

「良いけどさ。」清太が言う。


「これからどうなるんだろうな?」清太が言う。

「何がですか?」智美が聞く。

「この世界がな。」清太が言う。

「壮大ですね。」智美が言う。

「もしかして、ゾンビの世界とかにならないよな。」清太が言う。

「ならないですよ。」智美が笑う。

「お、笑った顔良いじゃん。」清太が言う。

「褒めても何もしませんよ。」智美が舌を出す。



ババババババババ



「ヘリの音だ!」男が言う。

人々は手を叩いて喜んだり、抱き合って喜んだりしていた。

「………終わったな。」清太が言う。

「そうですね。これでまた平和な日々が送れるんですね。」智美が言う。

「そうだな。」清太が言う。

ヘリは自衛隊の輸送ヘリで、KANAMEの屋上でも見たCHー47チヌークだった。

後ろのが開くと、89式小銃を持った自衛隊員出てくる。

「救助です!女性や、子供、お年寄りが優先です!噛まれた方は乗せることは出来ません!」自衛隊員はそう言うと子供からのせ始めた。

子連れの母親、中学生、高校生と乗っていく。

智美、清太もヘリに乗る。

すると、もういっぱいになったときに何か怒鳴り声がヘリの搭乗口から聴こえる。

智美、清太は搭乗口に近いのでしっかりと聴こえた。

「何で乗れないんだよ!」

「定員オーバーですので……」

「ふざけるな!まだ詰めれば乗れるだろ!」

「安心してください!次も来ますから!」

「うるせぇ!さっさと乗せろ!」

自衛隊員と数人の男で言い争っている。

すると、上下二連式散弾銃を持った男が言う。

「じゃあ、人数が減れば乗れるんだな。」

自衛隊員は男が何を言っているか理解できないでいる。


ガチャ

上下二連式散弾銃が自衛隊員に向けられる。


「へ?」自衛隊員は信じられないという顔をしている。


ドゥン


自衛隊員は散弾を腹に喰らい、吹っ飛ぶ。

「キャァァァァ!」

「ワァァァァ!」

機内は悲鳴に包まれる。


ドゥン


機内が静まる。

男は銃に弾を詰める。

「全員降りろ!早くしねぇと殺すぞ!」散弾銃を智美に向ける。

「糞野郎が!」清太は智美の腰にささっている白色のM1911(コルトガバメントとも言う)を抜くと、散弾銃を持った男に向けて打つ。


パン


「ぐっ………!」散弾銃を持った男の腹に命中する。

「餓鬼が!」散弾銃を清太に向ける。

「くたばれぇぇぇぇぇ!」清太は引き金を引く。


パンパンパンパンパン


ガキッ


白色のM1911の弾が切れる。

散弾銃を持った男はその場に倒れる。

周りの男達は暗闇に逃げていった。

CHー47チヌークのハッチが閉じていく。

清太は白色のM1911を外に捨てる。

「これで本当に終わったな。」清太が言う。

「うん。………格好良かったよ。」智美が言う。

「ありがとよ。」清太が言う。

ヘリは地面を離れて飛び立った。



もっとみんな見てくれ~。

感想も書いてくれ~。

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