記録33 警察
篠崎 百合(しのざき ゆり)
警視庁特殊犯罪科
身長171㎝ 体重65㎏
年齢は28歳らしい。
Aさん(智美)のファンでかなり熱狂的。
名前の百合は花の事で、決してそっちの方では無いらしいが、かなり誤解されやすい。
今回は、KANAMEのワンボックスカーを見失い、探している間に、ゾンビの襲撃を受けて、仲間を2人亡くしている。
格闘が強い。
勇輝はエントランスに来る。
もう、百合がシャッターの前に来ていて待っている。
勇輝はすぐにシャッターを開ける。
シャッターを開けると言っても、人がしゃがめば通れる位しか開けなかった。
自動ドアも人が一人通れる位しか開けなかった。
「早く通ってください!」勇輝が自動ドアの前にいる百合に言う。
「わかった!」百合は持っているサブマシンガンを迫ってきているゾンビに撃つ。
パシュン
サブマシンガンはサイレンサーをつけているためか、音が小さい。
ゾンビの頭に弾が命中する。
ゾンビはその場に倒れる。
素早く百合は人が一人通れる所を通ってマンションに入る。
勇輝が入ったところを確認すると、自動ドアを閉めて、シャッターも閉めた。
「ありがとう。」百合は立ち上がって言う。
ゾンビはしばらくはシャッターと自動ドアに攻撃をしていたが、諦めてどこかに行ってしまった。
「いえいえ、べつに良いですよ。」勇輝が言う。
幸子達がエレベーターから出てきた。
「その人?」幸子が聞く。
「そうだ。」勇輝が言う。
百合は智美をじっと見ている。
「な……何ですか?」智美が言う。
「あなた、Aさん?」百合が聞く。
「え………何で知ってるんですか?」智美が聞く。
「やっぱり!」百合は智美に抱きついた。
「むぐーーー!?」智美は百合に抱き締められている。
「まさかこんなところで会えるなんて!」百合はまだ抱きついている。
「あの………誰ですか?」七奈美が聞く。
百合は抱きつくのをやめて自己紹介をする。
「自己紹介まだだったね。私は篠崎 百合、警視庁で働いてるわ。」百合が言う。
「警察!?」遥が言う。
「そう。警察。」百合が言う。
「何で警察が?」夏海が聞く。
「一応、警察と言っても、調査のために来てたんだけどね。」百合が言う。
「あの……部屋に行きません?」勇輝が言う。
「そうね。」七奈美が言う。
勇輝達はひとまず部屋に戻る事にした。
「それで、なんの調査何ですか?」七奈美が聞く。
「それはね………」百合が説明しようとすると、机に置いてあった紙が目に入る。
「これ………」百合が言う。
一通り目を通すと、紙を机に戻す。
「あーあ、一般人にここまで調べられてるんじゃ、警察も地に落ちたね。」百合が言う。
「もしかして、調査って………」直也が確認しようとする。
「そう。KANAMEの細菌兵器について。」百合が言う。
「へー。」智美が言う。
「でも、一般人にここまで調べられてるから、話すことは無さそうね。」百合が言う。
百合は勇輝が持っているコルトパイソン6インチを見て言う。
「それは、本物?」百合が聞く。
「はい。そうですけど。」勇輝が言う。
「それじゃ、逮捕。」百合が言う。
「はい?」勇輝が言う。
「アハハハハ!冗談よ。冗談。」百合が爆笑する。
「それは置いといて、どこで手に入れたの?」百合が聞く。
「横転していたKANAMEのワンボックスカーからです。」勇輝が言う。
「写真か、何かある?」百合が聞く。
「ありますよ。」勇輝は携帯で写真を見せる。
「やっぱり!」百合が言う。
「どうしたんですか?」夏海が聞く。
「私達はこの車を追っていたんだけど、途中で見失っちゃって……」百合が言う。
「私達?」勇輝が聞く。
「そう。私の他にも、2人いたんだけど、あいつらに殺されたんだよね。」百合が言う。
「あいつらってゾンビですか?」幸子が聞く。
「ゾンビって事ね。」百合が言う。
「それにしても……」百合は智美を見る。
「ひっ……!」智美が一歩下がる。
「ここで会えるなんて!」百合は再び智美に抱きついた。
「んーーーー!」智美がもがく。
「ずっとファンなんだよ!」百合は抱きついたままだ。
それを、勇輝達は目を点にして見ていた。
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