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朝食の時間に

今日の朝食はいわゆる焼き魚定食で、ご飯に味付けのり。あとは冷製のみそ汁に鰆の西京漬けである。


シャワーを浴びたあとということもあるかもしれないが、冷製のみそ汁がおいしく感じた。


少女がふいにテレビをつけると、ひまわり畑の話題を取りあげていた。


「ひまわり畑かぁ」


畑一面をひまわりで埋め尽くして、そこに多くの観光客が集まって撮影をしたりする姿が映されている。


「そういえばひまわり畑が近くにあったはずたよ。テレビにでてるところよりは小さいと思うけど」


「案内はできそう?」


どうせなら行ってみようと思った。


「伯父さんに詳しく聞いておくね。……これはお兄さんからのお誘いと受け取っていいのかな?」


「もちろん。用事とかなければだけど」


「あるわけないよー」


あははと少女が笑う。用事という言葉が冗談になってしまうのだから恐ろしい。


「私も一人だったら、行かなかったと思うから嬉しいよ」


もし一人だったら、一人でこの家で過ごすとなれば僕は、彼女はどう過ごすのだろうか。


それは考えも及ばないことだった。


「たしか自転車で行けるところだったと思うんだよね」


かかる時間はわからないが、それでも打ち合わせは楽しい時間だった。


もうテレビの話題はひまわり畑の話から別の話題になっている。


だけど僕らはもうテレビは見ずにひまわり畑の話をしていた。

お読みいただきありがとうございます。

引き続きよろしくお願いします。

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