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◆4-7:イザベル コントロールルーム

「会ったわ! ……っけど──」


 だけど彼はここにはいない。

 あのベルゲンの農場区画で一度だけ会い、そこで別れたきりだ。

 モニターに映されたメラン・ミットナーという名の警備員の顔を見て、イザベルはすぐに四日前のあの日の出来事を思い出す。


 だが、イザベルがそれを言い切る前に、アトラス号の艦橋を映した画面は暗転してしまっていた。

 口を半開きにしたままで振り返るイザベル。

 振り返った先には無表情でこちらを見つめ返すネムリと、いかにも何かやらかしましたという顔で固まるセスの姿があった。

 ネムリがゆるりと自分の右手を持ち上げると、その手首に繋がって、セスの左手もずるりと持ち上がる。


「ごめん。焦って切っちゃった」

「何やってんのよ。すぐ繋ぎ直してっ!」


「だって、急に情報が……。落ち着いて考えた方がいいかなって思ったの……」


 目元に赤い色素を溜めながらセスが首を回してネムリに助けを求めるが、ネムリの方は至って平常運転。無表情に首を横に振って言う。


「無理。セスが今実行したのはプランCのタスク」

「プランCって?」


「籠城戦。できるだけ時間を引き延ばすために主電源を切った」

「電源を? 戻してよ」


「すぐには無理。またここにユフィを連れて来てアクセスし直さないと」

「……へ?」


 イザベルの間の抜けた声に合わせるように、天井付近からタンッというわざとらしい音がして、コントロールルームの照明が赤い非常灯へと切り替わった。

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